アルバイトしていた大学の学生課の女性[第4話(終)]

Hな体験

〔体験談投稿者:Small Stone River 様〕

俺の大学生活も野球にたとえれば6回の表2アウトくらいまでを終えた頃。
同じような日々の繰り返しでも、残りイニングの方が少なくなってくると色々な想いが浮かぶ。

当時、全国一律1月15日にやっていた成人式(その昔は20歳で成人)に出席するため地元へ帰省する学生も多かったが、俺は一緒に暮らしている年上の女性、Sさんの家に普通にいた。
別にそこに居ても居なくても構わないのだが。

成人の日、俺は若くして亡くなったSさんの配偶者の遺品でもあるスーツを着てSさん宅の門柱の横で記念写真を1枚撮った。
写真が趣味だというお隣の家のご主人にシャッターを押してもらったのだが、普通のスーツのSさんと俺が並ぶと誰がどう見ても親子なのだ。
俺はできあがった写真を見て爆笑した。
(昔はデジカメもスマホもないから、写真っていうものはインスタントカメラ以外は、どう頑張っても最低1日は待たないと見ることはできなかった)

「ちょっとN君、なにがオカシイのよ。せっかく成人式の記念なのに。ちょっと、笑うのやめて」

「いやその、自分がスーツ着てマジメな顔してると、その、おかしくて」

「嘘言いなさい。母ちゃんと息子みたいだって思ってるでしょ。そうに決まってる!」

「決して、決して、そんなことはありま・・・」

「いーや、嘘。顔に書いてあるよ。『こりゃ母ちゃんだ』って思ってる。正直に言いなさい!」

「・・・はい」

「やっぱりそうでしょ。あたしも、ちょっと思ったけど、でも・・・」

「でもなんですか」

「アメリカにいるM子はあたしの正真正銘の娘だけど、N君もホントの息子だったらどんな気持ちかなって」

「まあ・・・ホントの息子みたいに『父親』に似てるくらいだから、そんな感じでも自然なんでしょうね」

「フシギだね。息子で全然通るくらい年下のN君と恋人みたいに過ごしてるのに、ふだんはN君のほうがずっと大人みたいに感じるの、なぜだろうね」

Sさんはソファに座り、俺も隣に座った。
Sさんがもたれて俺の肩に頭を寄せて、そのまま俺の太腿をマクラにする体勢で横になった。

「恋人みたい、って、恋人じゃないんですか?」

「・・・だって・・・だってそれ、ちゃんと考えるといつも悲しくなるから、考えないようにして・・・『またその話ですか』って言われるから、言わないぞ言わないぞって思ってるけど・・・」

俺はSさんの横にずれて、Sさんの上に覆いかぶさった。
何も言わずキスをした。

「あ・・・」

Sさんの部屋着のハーフジップのパーカーを少し乱暴に脱がした。
その下はAラインの、インディゴデニムのワンピースだ。
襟元から裾までボタン留めで、俺がSさんの誕生日にいっしょに買いに行った。

「N君・・・どうしたの・・・なんだかN君じゃないみたい・・・」

俺はいつもとは違う強い力でSさんの後頭部に両掌をまわし、Sさんの顔全体を俺の唇に押し付けるようにしてキスを繰り返した。

「N君・・・どうしたの?力が強いよ・・・なんだか・・・ドキドキするよ・・・嫌じゃないんだよ・・・こんな時もあるんだね・・・」

ワンピースのボタンを下から外す。
俺の好きな、濃い紺色のパンティを脱がすとクロッチはもう広い面積が温いシミになっている。
ボタンを全部外し、Sさんの乳首を吸う。
Sさんは家ではブラジャーをしないときが多い。
ゆっくり膣に指を入れた。
濡れたSさんのオマンコの毛が指に絡む。
Sさんのオマンコの毛は濃く、面積も広い。
俺はとても好きなのだけど、Sさんは気になるらしく、「もう何よこれ、なんかの鳥の巣?熊の毛皮?」とうんざり鏡を見ているときもある。

「あっ・・・」

なめらかに入る指の向きを変えて、上側に第二関節を曲げる。
少し硬い感触の場所を探り当てながら前後に小刻みに動かす。

「気持ちいい・・・N君気持ちいいよ・・・それ好きなの・・・そこ触られるの好き・・・N君に・・・それ初めてされたとき頭がおかしくなるかと思ったよ・・・あっ・・・今日は・・・すごく感じる・・・やっぱりきょうは・・・」

俺はまた向きを変え、Sさんの脚に挟まれるような体勢で下に動いた。
Sさんの両膝に手を添えて太腿を開いた。
オマンコはもう風呂あがりかのように濡れて、溢れた液が下に向かって流れている。
さらに脚を広げさせて、俺はクリトリスに舌先を当てて動かした。
右まわり、左まわり。
人間のベロには色々な使い途があるもんだとつくづく思う。

「Sさん、Sさんが母ちゃんで俺がホントに息子だったら?」

俺はオマンコを念入りに舐め、さらに溢れてくる体液を音を立てて啜った。

「・・・エッチ。エッチな息子なの?それともエッチな母ちゃんなの?」

「両方。母ちゃんが大好きな息子と息子が大好きな母ちゃん。二人ともエッチな親子」

「・・・N君がホントにあたしの産んだ子だったら?そんなの・・・恥ずかしいよ。照れちゃって、照れ隠しに笑っちゃうよ。『もう、母ちゃんに何すんの?』って・・・。でもすごいエッチで・・・なんだかそれいいな。どうしよう、すごい感じてきた。なんであたし、いつもN君の言いなりにエッチな気持ちになるんだろ・・・」

「母ちゃんにナニすんの!って小突かないんですか?」

「え・・・ホントはダメだから・・・ダメなんだろうけど、あたしきっと・・・ドキドキしてワクワクして、たくさん濡れちゃうだろうな・・・。『なによまだ母ちゃんのオッパイ恋しいの?』って一生懸命からかうフリして、でもたくさん感じるよ、きっと・・・今みたいに・・・」

「ねえSさん、俺もカジガワさんに影響されて、ときどきカンが働くんです。そういう風に思ったこと、あるでしょ?」

「・・・隠してもダメだねぇ・・・うん、ある。あるよ。N君が私の産んだ息子だったら、息子だけどセックスしたいって思うだろうなって。すごくエッチな近親相姦。ダメなんだけど、あたしそういう妄想するようになったきっかけみたいなことがあってね。あたしの行ってた高校は昔の女学校で当時はもう共学だったけど、男子は人数が3分の1くらいなの。同じクラスにスラっと背が高くて、口数は少ないけどいつもニコニコして優しい子がいてね。ハンサムで女子にも好かれてたけどいつも一人で下校して部活もやらず、成績もいいけど目立たなかった」

「女の子みたいな、男子ですか」

「ううん。それとも違う。なんて言ったらいいのか、不思議な雰囲気の子で、宇宙人みたいだったw」

「ふうん・・・」

「体育の授業でね、ウチの学校はハンドボールが伝統行事で、その子はスポーツもなかなかにできて、ハンドってシュートのとき脚が地面に着いてたらダメじゃない?シュートでゴール前に猛ダッシュしてジャンプしたとき守備側の子と、それこそ空中衝突してね、頭同士が思いっきりぶつかってゴーン!って、除夜の鐘みたいな音したの。二人ともひっくり返って倒れてピクリとも動かなくてね」

オマンコを舐められながら、ギュっとソファーのファブリックを握り締めながら普通の思い出話をしてるSさんも豪快だ。
俺はSさんの小陰唇を右手で右、左手で左、で摘んで、広げた。

「あっ、もうまたそれする・・・。N君、どうしてそれ広げるの。自分でやってみたとき『なにこれ』って悲しくなったよ。あっそんなに引っ張らないでよ。もうはずか・・・」

「それで、どうなったんですか」

「大変だ、ってすぐ担架、まず保健室だ救急車だ、っていざとなると女子って度胸が据わっててね。みんなテキパキと分担してね。男子はボケーっと見てるだけで、まったく」

「ふうん・・・」

「結局、二人とも軽い脳震盪だったんだ。翌日から普通に学校に来たけど、その宇宙人の子は度合いが少し重くて、学校が許可して何日か家族がクルマで登下校、送り迎えしてたの。ちょうど平日の5日間くらいかな。その子家が割と遠くて、特に立ちっぱなしのバスが辛いだろう、って」

「ふうん・・・」

俺は小陰唇を広げたままなのをいいことに、膣口から尿道口、肛門のすぐ手前までゆっくり舐めて舌を往復させた。
Sさんが弓なりに腰と上半身を反らせる。
ほんの少しだけ開けた水道の蛇口のように体液が膣から溢れる。
ストローを刺せばそのまま啜って飲めるだろう。

「もうN君、それ好きだね・・・。あたしも大好き・・・あたし・・・あたしそれ、すごくそうしてほしくて・・・でも父ちゃん、怖くて見るのも嫌なくらい高い断崖絶壁もヘラヘラ笑ってザイル1本で猿みたいにスルスル登るくせにテレ屋でね。あたしだって『オマンコ舐めて』なんて言えないじゃない、まだ当時は。だからね、N君がそうしてくれたとき、もう心の中で『それ好きなの!それ好きなの!もっと!』って思ったよ・・・」

「初めてこの家に来た日にそんなことしましたね。俺・・・どうもすみません・・・」

「クルマ運転してた男の子の家族、つまり両親だけど、一回だけお父さん、あとはお母さん」

「ふうん・・・」

「そのお母さんが、息子と全然顔は似てなくて、背が高くて手脚が長くて、少し色黒で顔の彫りが深くて、胸が目を疑うくらい大きくて、ちょっと日本の人じゃないみたいな女性でね。髪はウェーブがかかってエキゾチックな美人さんで、クラスのみんなも『イメージ違いすぎて混乱する』って言って」

「ふうん・・・」

Sさんの目がトロンとしてきた。
俺はチノパンもトランクスも一緒に脱いで、乱暴なくらい一気にSさんのオマンコに挿入した。
熱かった。

「ああああっ、N君、急に・・・あ、感じるすごく感じる・・・あ・・・すごい、なんだか今日は違う感じ・・・やっぱり・・・」

「それから・・・?」

「暑い頃で、父ちゃん、つまりあたしの恋人の方ね。もう大学生だったからクルマにも乗っててね。父ちゃんのお父さんは肉体労働半分、重機の運転半分みたいな豪快な優しい人で唯一の趣味がクルマ道楽だったの。ラリーっていうの?助手席にも人が乗って二人で山だの坂だの砂利道だのを走る。なにが面白いんだろうっていつも思ってたよ」

「ふうん・・・ラリーですか。裕福だったのかな」

「お金にはそんなに構わなかったよ。だから父ちゃんはあたしと出かけるときはそういう親のクルマ、もう、ゴツゴツのガクガクで、椅子なんてパイプ椅子のほうがまだマシなくらい堅くて、エンジンは地鳴りみたいな音するしね。オンブ紐みたいなシートベルトもしなきゃなんないの。ドライブはいいんだけどウンザリでね」

ラリー車に乗せられる女子高生も災難だ。

「『マユミ(Sさんのこと)、暑いからアイス買って、Y山の上の駐車場行って食べよう』ってことになってね、もう真っ暗だけどクルマで行ったの。そこは当時はデート場所の定番でアベック(死語)がよく来るけど、陽が沈むと途端に人気がなくなるの。『出る』って有名でね。でもあたしも父ちゃんもそんなの全然気にならないタイプで何にも感じないから、構わずどんどん行ったんだよ」

「ふうん・・・」

「それでもたまーに、そこでクルマの中でよろしく仲良くしてる人もいるから、暗黙の了解で駐車場に入る手前でライトを消して、ゆっくり進むのがルールで、まあノンビリしてたね」

「ふうん・・・」

「・・・あたしそのときのこと思い出すといつもすごいエッチな気持ちになって、何回もオナニーしたよ。今も・・・あのときのエッチな気持ちでN君のオチンチンでオマンコ気持ちよくなって・・・すごくいい・・・気持ちいい・・・」

「何があったんですか?」

「駐車場にね、その男の子の家のクルマが停まってたの。あたしクルマ好きでもなんでもないのに、父ちゃんとその父ちゃんの影響でクルマの区別ができるようになっちゃってね、たぶん、お家の人の誰かがクルマ好きだったんだろうな。『クルマの好きな人が乗るクルマ』だったからすぐ憶えたの」

「なるほど・・・」

「そこの駐車場は峠みたいにクネクネ上った先に入口があって、ほんの少し下り坂になって平べったい駐車場になるの。だから平らな地面になるまではライトつけてないと危ないでしょ。そしたら・・・」

「ライトに何が浮かび上がったんですか?」

俺はなんとなく、顛末がわかってきた。

「その男の子が、助手席の椅子をうんと後ろに下げてね、エキゾチックな美人のそのお母さんが、向かい合わせで男の子に跨がってたの。ゆっくり、上下に動きながらね。タートルのニットをたくし上げて両方のすごい大きいオッパイ、動くたびに揺れるの。男の子はお母さんの乳首を吸ったり、掌でギュッと握ったり、ディープキスしながら自分もすごく動くの。下から突き上げるとお母さんは頭を少し後ろに反らせてダッシュボードの方に後ろ手をついて、もっと奥に来るようにしてまた二人で動いて。ああもう思い出すよ・・・何年経っても・・・」

「・・・じっと見てたんですか?」

「とりあえず仁義でライトは消して、父ちゃんが『ありゃー、ずいぶんとまた仲良しだなー』って呑気なこと小声で言うから、『ちょっとジロジロ見たりしないでよ』って言ってるあたしがもうオマンコびしょびしょに濡れて・・・。同級生とそのお母さんだ、なんて口が裂けても言えないじゃない。でもやっぱりジッと見ちゃって、向こうからは死角なのか、もう傍目は気にしないのか、二人の動きがもっと早くなって激しくなって、男の子がグッ、グッ、グッて腰を突き上げて、射精したんだね。そのままゆっくりになって、お母さんはずっと愛おしそうに息子の顔と頭を両手で抱き締めてまたディープキス。もうあたし腰に力が入らなくなっちゃって、オマンコもビショビショで、パンツなんか雑巾みたいに絞れるな、って」

「ふうん・・・本当に本当の母親と息子だったのかな・・・?」

「家庭や家族って言う意味ならお母さんでしょ、間違いなく。でも血のつながりのあるなしはあたしにはわからないよ。でも血が繋がってない赤の他人だって親子として過ごしてるんだから・・・やっぱりエッチでしょ。今でもドキドキする」

「・・・それで、親子はクルマで帰っていったんですか?」

「あたしたちもそう思って『やれやれ』って思ったの。そしたら・・・二人ともクルマの外に出て、抱き合ってまたキスしてるの。まったくもう・・・って間もなく今度は男の子が運転席に座って、お母さんは助手席に座ったの。『免許持ってるんだな、運転して帰るんだ』って思ったら、今度はお母さんが上体屈めて・・・次はオチンチンしゃぶり始めたの。頭の動きですぐわかっちゃうじゃない。すごい早く上下に動かしたり、オチンチンの先を舌先でくるんだり・・・。お母さんのきれいな鼻筋でゆっくり、左右に撫でたりね・・・また口の中に喉奥くらいまで含んでさらに激しく上下し始めて、動きが急に止まって・・・。『射精したんだ、お母さんの口の中に・・・精子出したんだ』って、ゴクン、ゴクンって喉の感じまでわかるような気がしたよ。すごいエッチで、父ちゃんなんて呆然と『あひゃ~・・・』って。なにが『あひゃ~よ』って思ったけど、アイス溶けちゃうから二人で黙ってアイス食べながらずっと見てた・・・」

「それで、やっとご帰還ですか・・・」

「そう。お母さんが運転して帰っていったよ。週明けの月曜日はもう、一人で電車とバスに乗って登校してきた。何事もなくニコニコして、あまりしゃべらないいつもの感じでさ。人間って色々あるんだなあって思ったよ」

「真相は永遠に謎、にしておけばいいけど、エッチですね、すごく」

「そうでしょ。親子だよ。あたしそういうの、よくあるツクリ話だと思ってたのに現実は全部ツクリ話ってわけじゃないんだって思ったら、なんだか・・・なんだかね、あたしがエッチなこと考えても言っても、N君、あたしのこと変に思ったりしないから言うけど、『息子を産んで母親になって、立派な大人に成長した息子とセックスする』って考えがどうしてもたまに浮かぶんだよ。それは妄想だから自分の心の中で済んでたけどさ、息子でもいい齢の差のあるN君といっしょにいると・・・そういう気持ちが本当に・・・ときどき・・・」

「じゃあ、今は、きょうは、母ちゃん。母ちゃんだよ。Sさんじゃなく、母ちゃん」

「うん・・・N君じゃないんだね。じゃあTちゃんだね。Tちゃん、母ちゃんとセックスしてる。母ちゃん、大好きなTとずっとセックスしたかったの。もっといっぱいオマンコにオチンチン入れて・・・もっと・・・」

「うん、母ちゃん、母ちゃんのオマンコ。母ちゃんのオマンコに俺のオチンチン入ってるよ」

「・・・すごい・・・すごい感じる・・・あっ・・・どうしよう、もうイッちゃう。母ちゃんイッちゃうよ、Tのオチンチンで・・・」

俺はさらに奥めがけて挿入を繰り返した。
Sさんの脛を両手で支えて思い切り開脚させ、V字の間にSさんの頭が来るくらいに腰を曲げさせて何度も突いた。
今までしたことがないほど強い力を込めた。

「あああああっ・・・母ちゃんもうイク・・・イクよ・・・イク・・・あっ、出ちゃう・・・イク・・・あっ、出ちゃう・・・Tちゃん、エッチな母ちゃんの潮吹き見てね・・・母ちゃん気持ちよくて潮吹いちゃうの。エッチなオマンコ汁が出るよ・・・」

尿道口から勢いよく液が噴き出した。
俺の腹に当たり、跳ねて、ソファに染みるほど流れた。

「母ちゃん、エッチな潮吹き。オマンコの汁がいっぱい。オシッコじゃないエッチな匂いがすごくするよ。エッチな母ちゃん。俺のオチンチンで気持ちいい?」

「うん・・・気持ちいい。母ちゃんすごくエッチで淫乱なの。エッチなオマンコからすぐ潮吹いちゃう・・・Tのオチンチンは射精したくなった?母ちゃんが精子飲んであげるよ。それとも母ちゃんの顔に精子かけたい?・・・両方でも・・・あと・・・お尻に精子出してみる?母ちゃんアナルセックスもしてあげる」

「母ちゃん、母ちゃんのオマンコに射精するよ。もう俺も出るよ・・・もうすぐ・・・」

「えっ・・・ダメだよ今日はダメ、今日はダメなんだよ、お願い、いっぱい、精子飲んであげるから。お尻の穴に出してもいいから、今日はオマンコに出すのはダメな日なの」

「どうして?」

「どうしてって・・・だって母ちゃん、今日は赤ちゃんできちゃうよ・・・いつもそういう日はすごく欲しくなるけど・・・だけどダメなの・・・母ちゃんのお腹にTの赤ちゃんできちゃう・・・ね、今日はガマンして、オマンコに射精するのだけはガマン・・・おねがい」

「だめ。母ちゃんのオマンコに精子たくさん出すよ。俺の精子が母ちゃんの子宮に入って赤ちゃんになる。そうするよ」

俺はさらに挿入を繰り返した。
自分の臨界点をコントロールしてもそろそろ限界だ。

「中に出すよ。精子いっぱい出す。母ちゃんの子宮にいっぱい精子入れるね」

「あああっダメ・・・ダメだったら・・・だめ・・・あ・・・オマンコ気持ちいい・・・ダ・・・メ・・・イク・・・ああいく!またイッちゃう!」

Sさんの腰がバウンドするように上下に跳ねた。

「俺もイクよ・・・たくさん精子出るよ」

「ダメダメダメ・・・ダメなのに・・・あっ熱い・・・熱い・・・あっ、今、射精してる・・・オマンコの中に・・・、中に射精してるでしょ!ああああ・・・あ・・・子宮が・・・子宮が動いた・・・子宮が・・・動いてる向きが変わって・・・何なのこれ・・・わああああああっ・・・子宮がビクビクして・・・」

「出てるよ。すごくたくさん出てる。もっと出すね。母ちゃん、子宮に精子がもっと入るように、曲げて」

「ああっ・・・あっ・・・あ・・・イク・・・イク・・・いいよ・・・好きにして・・・もういいよ・・・好き・・・」

Sさんは虚ろな目で、言われるがまま自分の腰の下あたりに手を入れて持ち上げた。
目は挿入されているあたりをぼんやり見ている。

「赤ちゃん・・・本当に赤ちゃんできちゃうよ、あたし・・・N君」

俺はゆっくりSさんから離れた。
自分でも少し驚くくらいの射精、というか量だった。
すぐに膣から俺の精液がからんだSさんの体液が溢れ、ソファに染みを作った。

「なんでSさんに戻ってるんですか」

「だって・・・今日絶対、排卵日なの。赤ちゃんできたら・・・赤ちゃんできたらあたし絶対産むからね!何がなんでも産む。石にかじりついてでも産むからね!絶対!」

「そんな無理な体勢じゃなくていいから、石とか岩とか土間じゃなくて普通に産院で産んでください」

「なによ!N君、そんな勝手な人だったの?あたし・・・あたしまた昔みたいに、生まれてくる赤ちゃんと二人で暮らすんだよ・・・N君のバカ・・・。またずっと・・・おんなじ寂しい気持ちでずっと・・・」

「なんで二人なんですか。どうして俺はいないんですか?」

「だって・・・」

Sさんは鼻声というか涙声だ。

「だって・・・N君、就職するでしょ?」

「します」

「そしたら・・・N君はウチから出ていって、あたし置いてかれるじゃない。いつかその日が来るけど、仕方ないっていつも思ってるけど、それだって一人でいると泣きそうになるから考えないようにして・・・」

「就職すると、どうして俺は出ていくんですか?」

「じゃあ、あたしも生まれてくる子もついて行っていいの?こんな母親みたいな年の・・・」

「就職するけど、出てなんていきません」

「・・・どうして?そんな会社あるの?」

「Sさん、そういう会社にずっと勤めてるでしょ。『転勤もなくずっと同じ場所で働けてあんまり喰いっぱぐれのなさそうな会社』がいいから選んだ、って」

「え・・・」

「もう話してもいいらしいから、言いますけど、こないだ俺ツブアンさん(大学の学生課の、Sさんの上司にあたる)に『チョット来い』って呼ばれたの知ってますよね。いつも敬語のツブアンさんがわざとぞんざいな口調で話すときは、『他言するな』って時なんですよ。ノコノコついて行ったら学長室で、俺の学部の学生主任と禿げタヌ・・・、いや、学長がいて」

「え・・・」

「それでいきなり学長から『単刀直入に済ます。ウチの事務方で働く気はないか?』って言われたんです」

「え・・・」

「学部の学生主任が『お前、卒業したFに紹介されて来ただろ。実はFにも大学職員にならないかって誘ったんだけど、FはA川の老舗旅館の跡とりで、修行のため旅行代理店に就職が決まってて残念ながら叶わなかった。それで“ソツがなくて、口が堅くて信頼できる下級生誰かいないか?いたら課のアルバイトに引っ張ってこれないか?”って頼んでおいたら連れてきたのがお前だ』って言われたんです」

「え・・・」

「ソツがどうこうは知りませんが、俺が学食でうどんを茹でながら余計なことはしゃべらず訊かずってタイプだったからかもしれません。学生課は何万人という学生の、色々なことを知り得る立場だし、親の収入や職業も筒抜けみたいなものだし(今の時代はそんなことないよ。念のため)目星をつけられてたのかもしれません。だから『はい、わかりました。やります』って言いました」

「え・・・」

「その場の全員が『いいのか?世界を股にかける商社員とか何100憶円も右から左に動かす金融マンとか、お前、成績いいしどんなジャンルでも・・・』って言われました。誘っといて『いいのか?』もないでしょう(笑)」

「え・・・」

「だから俺は職員としてSさんの後輩になるんですよ。よろしくお願いしますね」

「え・・・でも・・・だって・・・」

「この期に及んで、俺がSさんのこと黙ってるワケにもいかないから正直に全部話しました。隠す必要なんて本当はないし、それでオジャンならそれはそれでいいと思って」

「え・・・それで・・・なんて?」

「ツブアンさんが『知ってるよ。そもそも住所が同じじゃねえか(笑)確かに下宿生は下宿生だけど、お前がゼミ合宿行って教務のバイト休みの日、つまり下宿先に帰ってない日、(笑)Sさんがもう朝から夕方まで魂の抜け殻みたいで、カジガワさんも苦笑いしてたぞ』って。『ちゃんと責任もって仕事をして、要求されるのはそれだけだ。私生活は公序良俗に反したり犯罪に手を染めない限り関知しない。ウチはそういう伝統!』だそうですよ。まあ関知されたところで平気ですけど」

「え・・・じゃあ・・・あたし・・・あたし・・・」

「ずっと一緒にいますよ。型式的には大学職員に応募して試験も面接も受けます。俺、仕事なんて世界のどこでどんなことしてもいいから、この学校で働いても砂漠で石油掘ってもイヌイットに冷蔵庫売りに行ってもなんでも同じです。だったら愛してる人のそばにいる人生がいい。何か起きたらその時はその時です」

「・・・愛してる・・・あたしのこと愛してる・・・。N君はあたしのこと・・・愛してるの?」

「はい」

Sさんは声になりようがない、文字にしようがない『音』としか表現できないような声をあげて泣いた。
時おり「N君・・・」とだけ言った、そこだけは聞き取った(笑)
しばらくしたらSさんは眠っていた。
俺は全裸のSさんにそっとタオルケットと毛布を掛けて、居間でゆっくりゆっくり大きな音がしないようにコーヒー豆を挽き、コーヒーを淹れて飲んだ。

しばらくしてSさんが、「いい匂いがする」と言って起きてきた。
パーカーだけ着ていて俺の前でおろしたての新しい白のパンティを穿いた。
テーブルに顔を横に向けて頬をつけ、俺の目を見て言った。

「赤ちゃん・・・お腹にもういるような気がする。なんとなくね。でも違ってるかもしれない。どうかな・・・」

「Sさん、赤ちゃんを授かる可能性は神様が知ってるし、任せてオッケーでしょう。人間はできることを先にやっときましょう」

「何?ベビーカーでも選んどく?」

「もう少し手前に、ありますよね」

「なんだろ・・・紙オムツとか?ロンパースだったらピンクのがいいな。あとは・・・」

「一度そこから離れてください。婚姻届、出しに行きましょう」

「え・・・」

「婚姻届出したらひとつの同じ戸籍になるし、そこに入れるのはその夫婦とその子供だけです。形もなくて目にも見えないけど、その準備を一番先にしましょう」

Sさんはいきなり立ち上がり、バタバタと廊下を走った。
俺はなんとなくわかった。
俺は自分にあてがわれた部屋で寝るときもあれば、Sさんの寝室で一緒に寝るときもある。
Sさんは寝室に走っていった。
俺はもう今のSさんの気持ちと、何をしに寝室に駆け込んだかわかっていた。

飾り気のない、言われなければそれとは解らない、厨子のような箱。
そこにはSさんの若くして亡くなった配偶者の写真と、趣味だった登山のときのスナップ、好きで数えきれないほど登ったという、とある山の写真が入っている。
それが『位牌』で、それが『仏壇』だと言えばそうなのだ。

「この世にはもう何もないよ、なくていいの。あるのは気持ちだけ」とSさんは彼の話をした時に言っていた。

その考え通りの、小さな『気持ちの容れ物』なのだ。

Sさんは、その『容れ物』の前で、泣いていた。

「父ちゃん、ありがとう。ありがとう。よかった。あたし生きててよかったよ。生きててよかった。父ちゃんとは出会って・・・でも死んじゃって別れたけど・・・。父ちゃん、あたし幸せだよ・・・父ちゃんありがとう・・・」

俺はSさんの少し後ろに、そっと体育座りでいた。

「N君・・・嬉しいな。あたし幸せだよ。生きててよかったな。あたしね、夢で見たの。いつかN君がいなくなる、あたしを置いていなくなっちゃう、って思うときは、『ダメだ、さっさと寝よう』って思うんだけどね。この間、やっぱり夢の中で『いつまでN君といっしょにいられるかな』って悲しくなって泣きそうにしてたら父ちゃんが出てきてね。笑って、『大丈夫だって!(これは亡くなった彼の口癖だったらしい)マユミ、お前、あいつのこと全然わかってないな』ってだけ言ってまた笑って消えちゃったの。あたし目が覚めてから『ナニが大丈夫なのよ!じゃあ大丈夫にしてよ!』って機嫌悪くなっちゃって・・・ホラ、この間あたしがN君の好きな稲荷寿司作ったのはいいけど、『さすがにこれ酢が多すぎじゃないですか・・・』って悲しい顔されたとき。あれね、なんだか悔しくて、これでも喰らえ!ってタマノイ酢をジャバジャバ入れちゃって・・・」

「お酢はもういいですから、涙拭いてコーヒー飲みましょうよ」

「うん・・・」

俺はSさんと居間に戻り、コーヒーを飲んだ。
彼の山仲間だった同じ学生の実家の店から送ってくれた、おいしいクッキーを食べた。

「パンツ1枚とパーカーで仕事用の丸ブチメガネのあたしって、なんだかマヌケに見えない?」

「なんでマヌケなんですか。セクシーです」

「えへへ、セクシー?あたしもまだセクシーに扱ってもらえるんだ!嬉しいな。まだまだ頑張らなきゃ」

「頑張らなくてもいつもSさんは可愛くて素敵ですよ」

「カジガワさんがね、『昨日、N君に『可愛い』とか『素敵』とか『大好き』って言われなかった?言われたでしょ。マユミは正直だから言われた言葉が全部顔に出る』って言うの」

「・・・そうか、いつも感覚の鋭いカジガワさんなら、病院で検査する前に、きっとわかって言われますよ。『お腹に赤ちゃんがいるよ。マユミとN君の赤ちゃん』って」

「そうだね、きっと分かるだろうね。明日言われたらどうしよう(笑)ねえ、N君、今すごく欲しいの。あっという間にまた濡れてきたよ。たくさんセックスして、N君のオチンチンしゃぶりたい。ね、あたしの口の中にいっぱい射精してからまたセックスして」

Sさんはあっと言う間に俺が羽織っていたドレッシングガウンを肌蹴て、俺のを口に含んだ。
もう激しく勃起している俺をきつく口の中で締めながら、緩めながら、Sさんの瞳には俺の顔が映っている。
そしてこれからずっと先の時間まで見えているのだろう。

Hな体験

Posted by Small Stone River