夕暮れどきの駐輪場で
〔体験談投稿者:ちゃりんこぼーい 様〕
昭和の頃、夕暮れどきの駐輪場でのお話です。
当時は『フラッシャー自転車』(どんなものかはお調べください)と言って、車のウインカーのような装置がついた自転車が流行っていました。
といっても、そのウインカーは走行中にバッテリーに充電されるようなものではないので、電池を買わねばなりません。
欲しがって買ってもらったは良いが、小遣いで電池が買えなかったり、ウンともスンとも言われなくなれば飽きてしまって外されてしまった自転車もありました。
当時はフラッシャー自転車も後期でしたが、富士、ブリヂストン、ミヤタなどがまだ毎年モデルチェンジを出していました。
だいたい左右のウインカー、霧用のフォグライト、左右同時に光るパッシング、ダイナモで十分光らない低速時用の前照灯、これらがフロントキャリアに、そして荷台にはブレーキランプと、高級モデルでウインカーといった具合で、流れるウインカーというのはもう終わっていました。
メインスイッチの位置を知っている自転車があるとスイッチをオンにして遊ぶのがこの頃の子供たちの日常でした。
メインスイッチが判らなかったり電池切れだったりするとガッカリしたものです。
この日まで自転車で遊んでいるところを持ち主に見つかったことはありませんでした。
いや、正確には一度だけ見つかったことがあったのですが、明らかに小さい自転車で持ち主は年下で、「もうちょっと乗らせてよ」で済ませていました。
それほど街にフラッシャー自転車が溢れていた頃のお話です。
ある夕暮れ、駐輪場に止まっていた自転車は、珍しく新品のフラッシャー自転車でした。
人目を気にしながらスイッチをつけると、珍しく電子音とともに、たくさんのランプが点きました。
メインスイッチも付いているし、こんなたくさんランプがあってカッコいい自転車は初めてです。
まずチンチンが素直に反応しました。
同じ頃、近くにもう一人自転車を気にする少年がいました。
自分が彼を見かけるのは初めてではありません。
彼が別の自転車を同じように弄っていたり持ち去ろうとするのを見かけたことがあったのです。
つまり、この自転車は彼のものではないのです。
しばし自転車から離れると彼が自転車に近づいてきました。
予想通り彼は自転車に跨がり、弄り、持ち去ろうとしました。
次に大人がやって来ました。
大人も弄って跨がります。
(おっさんが座ったら壊れちゃうよ)
このままでは自分の番が回って来る前に自転車の持ち主が戻って来てしまいます。
もしくは電池が切れてしまいます。
(このままじゃいけない、これは彼らのものじゃない。俺が先に見つけたんだ!)
明らかに曲がった正義感が私を奮い立たせました。
彼が二度目に遊んでいる時、勇気を出して近づいていって、「どいて」と声をかけました。
彼は慌てて、スイッチを入れっぱなしのまま逃げていきました。
彼が跨がってウンチの匂いが染み込んだ暖かい金色のサドル。
無意識のうちにサドルの匂いを嗅ぎ、ペロペロ舐めていました。
(さてと・・・、しばらくはこの自転車で遊ばせてもらうか・・・)
駐輪場の人目のつかない所に移動させて自分も跨がってみました。
ブザーの音に合わせて、彼らと同じようにケツを振っているとお尻からクチュクチュと音がして痒くなってきました。
次にペダルの上に立って、カリから玉筋、アナルへと体を動かしました。
ブザーの音がいいリズムでした。
だんだんと夕暮れになると、フラッシャーの光が綺麗で、これを見つめながら何度も“いい時”を迎えました。
そして絶頂から頭が真っ白になり、ペダルから足が滑って大きな音を立ててしまいました。
「勝手に動かしてなにやってんだ!」
腕を掴まれました。
スポーツのユニフォームを着て自分より年上の感じでした。
どうりで、この自転車が大きく感じられたわけです。
ウインカーは入れっぱなしなので、ずっと“ピュッ!ピュッ!”と鳴っています。
「ごめんなさい!」
でも許してくれません。
「電池減っちゃったじゃん、乗って帰れないじゃん、親のとこ行こうか?」
確かに少し電池が弱くなって、先ほどまでのように元気よく“ピュッ!ピュッ!”とは鳴らなくなっていました。
でも二人ともスイッチを止めようとはしません。
「電池代弁償しろよ!俺、電池大事にして乗ってんだぞ!」
そう言われて二人で電気屋に。
ドライバーを借りて電池を入れ替えました。
電池代は「罰金な」と言われて千円カツアゲされ、お釣りも盗られました。
持ち主は自転車を押しながら、「公園ない?」と言いました。
『逃げられない、逆らったら親に言われる』という恐怖と、『もう一度快感を味わいたい』という思いが混じっていました。
聞くとたまたまこの沿線に出る必要があって、この駅に来るのは初めてとのこと。
どうりで初見フラッシャー自転車だったわけです。
しかも買ってもらったのは2週間前とのこと。
この機会を逃せばこの自転車にもう二度と跨がることはないでしょう。
公園に着きました。
かなり暗い公園で人通りはありません。
自転車の持ち主はいきなりパンツに手を突っ込んできました。
「出たのかよ?」と。
実は射精のシステム(笑)が分からず、おもちゃ屋でロボットアームで握ったり、ラジコンが動くのに押し付けたり、薬局の20円のウルトラマンの乗り物の股間に押しつけたり、運動靴に差し込んで気持ち良くなることはあっても、パンツが黄色シミになったり粘っこい液が出るのは糖尿病だと思っていたくらいでしたから。
「何か出たと思うんですけどわかりません」
正直に答えました。
「馬鹿だなぁ、このネバネバが精液で、精液を出すことを射精って言うんだよ」
笑われました。
「もう一度自転車で同じことしろよ」と命令が下りました。
怖かったのと、もう一度快感になれる嬉しさでウインカーをつけたまま腰を一生懸命振りました。
持ち主は横で立ってしばらく見て何からゴソゴソさせていましたが、それが終わると荷台に座ってきました。
次は「ズボン脱げ」との命令でした。
恥ずかしさ半分、直にアナルが接する嬉しさ半分でした。
サドルの先端をアナルに入れながら、持ち主は荷台から一生懸命チンポを扱いてくれました。
「あ゛あ゛」
股間の位置にある変速レバーに糖尿(笑)が落ちました。
「同じことしろ」
前後が入れ替わり、今度は持ち主がズボンを下ろし玉筋からアナルへと身体が動きます。
手コキの経験のない自分は、どこを触れば持ち主が喜んでくれるのかよくわかりませんでした。
指で輪っかを作ってカリのあたりを握りました。
それでも持ち主は一人で、「やばい、やばい、出る、出る!」と言いながら一人射精してフレームに出してしまいました。
「お前、他人のチャリでこんな気持ちいいコトしてたのか、クセになりそう」
そう言われましたが、それはこちらも同じでした。
なにしろ持ち主のように手で扱けばさっきの気持ち良さが毎日自宅でできることを知ってしまったのですから。
思い切って、「もう一度お願いします」と頼みました。
今度はお互い立ったまま、相手のをしごき、相互にカリを擦り合わせたり、サドルに擦り合わせたり。
サドルは、ウンチと前触れ液でぐちゃぐちゃになっていましたが、そこへ二人同時に発射!
もちろんフラッシャーランプはつけっぱなしでメトロノームのように“ピュッピュッ”と時を刻んでいます。
「飲め」と言われてサドルを舐めました。
持ち主もサドルを舐めたので、ついでにお互いの包皮の先端の精液も舐め取りました。
二度目は自分のモノを触って、今度は半分をフラッシャーライトに、もう半分を“ピュッピュッ”と音が鳴るボックスにかけてしまいました。
スイッチの隙間にネバネバが入ってしまいました。
二人でズボンを戻しながら、「これからは絶対他人のチャリでするなよ。お互い内緒な」と言って、電池代を返してくれました。
それからは手コキプレイヤーになりました。
それから30年・・・。
同じような自転車をオークションで見かけて譲ってもらうことができ、今は持ち主との約束を守って、自分の自転車にぶっかけて楽しんでいます。
持ち主と、いつかあの公園で再びしごき合う日を待ち望んで・・・。