アルバイトしていた大学の学生課の女性[第3話]

Hな体験

〔体験談投稿者:Small Stone River 様〕

年上のSさんと暮らし始めてしばらく経った。
表向き、というか実際がそうなのだが、俺は一般家庭に間借りしている下宿人の大学生であり、彼女はたまたま通っている大学の職員というだけだ。
大学職員とは会社員のようなものだからSさんは毎日ほぼ同じ時間に出勤し帰ってくる。
俺は彼女より早い時間に家を出ることもあるし、遅いときもある。
帰宅も同じだ。
俺が後のときは普通に玄関で「ただいま」と声をかけ、もともとは彼女の娘が使っていた部屋で過ごす。
食事も一緒にしたり、別々だったり。
持ち帰りの仕事をしているSさんと課題のレポートを書く俺が同じ居間のテーブルで静かにそれぞれのことをしているときもある。
俺が部屋で一人本を読んでいるとSさんに、「N君コーヒー淹れたよ。いっしょに飲もう」と言われれば一緒にコーヒーを飲み、他愛ない話をしたりテレビを観たり。
「今日は、いっしょにいて」と言われればSさんの部屋で眠る。
そんな日々だった。

俺は酒は飲めるが飲まないし、タバコも高校時代5箱ほど吸って気が済んだから吸わない。
ギャンブルは性に合わない。
他人とつるむのが好きじゃないからサークルにも入らない。
かと言って勉学に燃える、学問に突き進むというほどのこともない。
しかしどうせ大学なんて毎年度同じように始まり、同じように終わっていくもので、何十年もの間、何千、何万人という学生がやって来て同じことを繰り返して去ってゆく。
それなら同じことができないはずはないと思うから授業はサボらず、学生の間で何世代も使い回されたノートのコピーもアンチョコも使わなかった。
最初の学年が終わってみると成績の評価は自分でも拍子抜けするほど良かった。
大学ってこんなことで済むのかと改めて感じた。

「N君、成績いいんだね。・・・父ちゃんは年がら年中、高い山に登ってばっかりで試験の時だけ麓に下りてきて、それでも成績は良かったみたい。あたしは答案用紙に自分じゃなくて娘の名前書いちゃって、『自分の名前くらい覚えとけ』って教授に言われたりね」

そう言いながら、Sさんはどこか懐かしそうだった。

「そうそう、カジガワさんがね、今度の連休アルバイトしてくれないかなって」と彼女が言った。

カジガワさんは同じ学生課、学籍係の女性職員だ。

「俺ですか?別にいいですけど学籍係で?連休中に?」

「違うよ。カジガワさん実家に用があって帰るんだけど、クルマの運転してくれないかなって」

「実家・・・ってどこですか?」

「H市」

「ええっ?俺カジガワさんって都会生まれの都会育ちだとばっかり・・・」

「みんなそう言うね。言葉にも普段は出ないしね。でもあたし彼女の家に遊びに行ったとき電話がかかってきて話してるの聞いて、『留学時代の知り合いの人?』って訊いたら、『・・・ナニ言ってんの?実家の母親と喋ってただけだよ』って言われて爆笑してね、もうフランス語にしか聞こえないんだよ。ディープな地元の言葉だね」

「へええ・・・でも、クルマの運転っていうのはなぜ?」

「カジガワさんね、他人の運転で自分はふんぞり返って気楽に景色見たり寝たり好きなだけビールを飲んだり、お菓子食べたりお喋りしたいんだって。だから3人で行って、あたしたちは電車で帰ってくればいいと思って」

「・・・いいですよ、じゃあ行きますか」

数日後の連休の初日、俺たちはカジガワさんと駅の駐車場で集合した。
そこからカジガワさんのクルマ一台で出発して北のH市を目指した。
カジガワさんがSさんと気が合って親しいのは知っていたけど、改めて理由がわかった。
彼女もある意味豪快な人で、屈託なく余計な気遣いも要らない女性なのだ。

「N君、マユミ(Sさんのこと)と、ホントに自然でいいね。今だから言うけどN君が教務にアルバイトに来てからマユミ前日はなんだかソワソワしてね、髪型変えたりさ(笑)初めて見る高めのヒールを履いてきたと思ったら、渡り廊下の『山伏の階段』のところで案の定すっ転んで捻挫したりね」

「ちょっとその話ヤメて」

「それでヒール欠けちゃってロッカー室で半ベソでいるからあたしが置き靴貸してあげたりね」

「・・・色々、大変ですね女性は・・・」

「それがね、ある週明けにパッと、顔も表情も別人みたいになって学校来てさあ、こりゃ何かあったな、っていうより何があったかもう解ったの、あたし。だから初めて聞いたときも、ああやっぱりそうかって思って、『よかったね』って言ったらマユミぽろぽろ涙流して泣いてさ」

「あーもう、よしてよしてよして。よしなさい!」

すでにビール2缶目のカジガワさんはエンジン全開で、Sさんもそう言いつつ笑っている。

「人に運転してもらうと楽だなあ。普段はN君がマユミのクルマ運転するの?」

「運転は嫌いじゃないので・・・」

「じゃあ、今日はリクエストさせてもらおう。途中で寄りたいところがあるの」

カジガワさんは独身で、私生活はSさんからもほとんど聞いたことがない。
年齢はSさんより上のはずだが、学生課に来たのはSさんより後らしい。
一度大学を出てまた別の大学に行った、とは微かに聞いたことがある。
ただ前職が何かとか、そういうのは知らない。
私服はいつも品が良く、垢抜けていた。
俺は一度カジガワさんが着ていたシアサッカーのシャツを褒めたことがあったけど、相好を崩して喜んで「友達に“パジャマ”って言われてムっとしてさあ、褒めてくれたのN君が初めてだよ」と言ってしばらくニヤニヤしていた。
そのときSさんはやや不機嫌だった。
それはSさんが「これどう?」って訊いてきたワンピースの色を、俺が「漬物の茄子の色」と言ってしまった翌日だったからだろう(笑)

高速を2時間ほど走り、国道をまたしばらく走り、県道町道と枝別れし前もってカジガワさんから地図で場所を教えてもらっていた集落にさしかかった。
彼女は慣れた様子で・・・。

「次の橋を渡ったら三叉路の、舗装してない一番左に入って。どんどん道が狭くなるから気をつけてね。『この先行き止まり』の看板が出てくるけどグイグイ進んじゃって」

思えばスマホもナビもない時代、クルマの運転で知らぬ場所を走るなら頼りは地図と方向感覚(または磁石)と人に道を尋ねるくらいで、あとは行き当たりばったりだ。
スゴイことだったと思う。
本当に行き止まりになり、古い板塀に囲まれた大きな家が見えてきた。
誰か住んでいるのだろうか。
Sさんは一度来たことがあるらしく、「よく塀が倒れたりしないもんだね」などと話している。

「ここはウチの分家筋だったとこでね。今は誰も住んでないけど、温泉が引いてあるの。でもこの家の人たちは目立つのが嫌いで、家の内風呂と外に小さい岩風呂を作って自分たちで使うだけ。それもポンプ動かしてそのときだけ汲むの。さっき通った下の集落にあたしの同級生がいるから前もって頼んでおけばお湯を出しておいてもらえる。不思議にこの家は誰もいなくなって10年くらい経つけど痛まないね」

カジガワさんは慣れた感じで頑丈そうな門扉と母屋の鍵を順番に開け中に入る。
普通の暮らしが今も営まれているような、傷みもなく、壊れてもおらず、かび臭くもない、単に“今は人がいない”大きな家だった。
古いが頑丈な造りらしく壁も床も重々しく光っている。

「農業か何か・・・されてたんですか?」

「違うよ、神主」

カジガワさんは笑った。

「詳しくは知らないけど、この家はポツリ、ポツリと神主が出る家系なの。今のこの家の子たちは勤め人だけど、ひょっこり神主の資格がとれる大学に行っちゃったりする子がいてね。そのうち誰かがまた神主になるのかな」

さも普通のことのように話すが俺は内心驚いた。
俺は特別なことは何も感じず見えず聞こえずわからないタイプではあっても、“この場所はなんだかヤだな”ということは稀にある。
ここはまったくそういったものがない。
ずっと前から知っているような、何か安らぐ気さえしてきた。
雰囲気とは不思議なものだ。

「さあーて、もう少しビール飲んで、お風呂に入ろう」

電気も止めてはおらず、大きな居間で3人で足を伸ばした。
俺が今まで見た中で個人宅では最大級に大きい神棚があった。

「この家は広くて古くて誰もいなくても、怖くないしフシギなことも何もないよ。あたしは実家に帰るとここに寄って、ゴロゴロ昼寝したりするけど何事もない。ただね・・・」

「・・・ただ、何ですか」

「このあたりの子はみんな純朴で空き家に肝試しで忍び込んだりしないけど、飼い犬が獣か何かを追ってここに入っちゃったときがあるんだって。大人に相談すると『後で言っておくから、中に入って連れておいで』って言われて何人かで中に入ったらしいの。そしたら立派な白い着物を着た神主さんがいたから『犬が入ってしまったので連れて帰ります』って言ったらそのおじいさんがニコニコして黙って頷いて家の裏の方へ歩いていったんだって。集落に戻って『ちゃんと神主さんがいたから訳を話した』って言ったら、大人がみんな血相変えて『そんなはずはない、あそこはもうずっと誰もいないはずだ』って・・・。まあそんなこともあったのか無かったのか、あったら面白いけどね」

「ふうん・・・」

まあ何であれニコニコ迎えてくれるなら問題ないだろう。
天気も良く暖かく、外の岩風呂にも屋内の浴室にもちょうど良い加減のお湯が溢れていた。
脱衣所の木戸を開けて飛び石を5個ほど踏むとそこが露天風呂だ。
贅沢だな、と俺は思った。

「さあて、お風呂入ろうか。N君ずっと運転で疲れたろうからね」

「じゃあ、カジガワさんとSさん、先にどうぞ。俺は後でいいです」

「・・・ねえ」

カジガワさんが笑って言った。

「マユミもN君もさ、あたし全然平気だし気にしないから、3人で一緒に入らない?ここはほかに誰もいないし絶対誰も来ないんだから、今日この場所だけならいいじゃん」

Sさんはさすがに苦笑して・・・。

「ちょっとトモコ、酔っ払い過ぎじゃないの?あたしとトモコだけなら全然いいけど、N君・・・」

「N君はどう?」

カジガワさんが俺に振ってきた(笑)
俺はこういうのは相対的だといつも思う。
下着のパンツとブラジャーで雑踏を歩く女性はあまりいないと思うが、パンツやブラジャーと同じ面積の『ビキニ』なら水着で、雑踏と同じくらいかもっと混雑した芋を洗うようなプールや海水浴場なら平気になる。
それは『これは水着、ここはプールや海』と信じるからだ。

高校のとき日本史の授業で、「江戸時代の湯屋(銭湯)は混浴だった。『風呂とはそういうもの、裸でいる場所』だからそうなのであって、湯屋では男女皆普通に過ごしていた」と聞いた。

風呂だからハダカだ、と思えば普通のことだろう。
ある日、法律が変わって、『公共の浴場はすべて混浴とする』ことになったら最初は大混乱だろうが、そのうち当たり前になって『風呂とはそういうもの』になるんじゃないか、江戸時代の方がよっぽど皆アタマが明晰だったのじゃないか、という気がしてくる。

俺は、「別にいいですよ」と答えた。

Sさんは、「ちょっとN君、カジガワさんもハダカでいいの?」と言いつつ既に笑っている。

「お風呂なら気にならないです」

カジガワさんも笑って・・・。

「そう言うと思ったよ。マユミ、N君は大丈夫だよ。あたしが保証する」

「保証ってナニよ」

Sさんが笑い出した。

「ねえマユミ、N君といっしょに暮らして判ってるでしょ。それに誰でもなんでもいいわけじゃないって、いつもN君に言われてそのたびに幸せな気持ちになるって言ってるじゃない」

「あーもう、よしてよしてよして、そんなのバラさないで!わかったよ、みんなで入ろう。ここはあたし達だけだしね」

俺も考えた。
俺みたいなのは少数派だろうし他人の考えは知らない。
周囲には若くして(笑)風俗に行くのもいるが、俺は否定も肯定もしない。
ただ俺にとって風俗は“どこかの誰か”であって、その女性とは昨日、交差点ですれ違っていたかもしれない。
電車で向かいの席に座ってたかもしれない。
そう思うと『決まった場所と決まった時間(と対価)』で、セックスなりそういうことをして『良い』と言われてもピンとこない。
俺はただ『好きな相手とセックスがしたい』と思えばそういう気持ちになる。
そうじゃないならそうはならない、ということだ。
カジガワさんは客観的に美人だけど、そういうスイッチは入らない。

「大好きなSさんといっしょに暮らしてるから」

俺は心の中でつぶやいたつもりで声に出してしまっていた。

「もう・・・N君、まったくごちそうさまだね。マユミ、ちょいと悔しいけど妬けるね・・・。しかし、どういう人生歩んだらこんなオトコができあがるんだろうね。それがフシギだ」

結構アルコールが入ったカジガワさんは普段と違い饒舌で面白い。
そのカジガワさんもさすがに、「ハダカはいいんだけどさ、ハダカになるまでの“途中”はやっぱり、なんかね。なんでだろうね」とは言う。

「下着って隠す途中で中途半端だからじゃない?」

「ああそうか、でもそう思うと誰にも見せない下着であれこれ悩むのってフシギだね」

「じゃあ俺、先に入ってます」

2秒で全部脱げる男は気楽だ。
洗い場でアタマと体を洗いどっぷり湯舟に浸かるとさすがにこれは楽だ。
手足を伸ばしてもつっかえない。
Sさんとカジガワさんは脱衣所で何やらケラケラ笑っている。
二人して内風呂に入ってきた。
Sさんの体なら見慣れている、と言っては失礼だけど、常日頃見ている(笑)
カジガワさんは、当たり前だが初めてだ。
上から下までジロジロ見るわけでもないが、(運動やってた人だな)とだけは思った。
カジガワさんもあまり徒党を組まない人で、学生課は昼休みを係ごとにずらして交互に休憩するのだけど、よく大学構内の野球場のスタンドで一人でお弁当を食べていた。

俺は一度、「カジガワさんがA球場にいると思うからこれ渡してきて」と書類の入った封筒を預かったはいいが、(なぜ野球場?)と思い、(野球場のどこにいるんだ?)と探しまわった。
スタンドで野球部の紅白試合を眺めながらコッペパンと何かオカズを交互に食べているカジガワさんをやっと見つけ、封筒をヒラヒラさせて合図すると、「おう!」と言って手招きした。
前に投げ出した両脚を揃えて立ち上がる直前に体育座りの体勢になって、カジガワさんのレンガ色のパンツが丸見えだったが黙っていた。

「ああこれね、わざわざありがとう。パン食べる?もうパンしかなくなっちゃったけど」

「あ・・・いただきます。カジガワさん、さっきおいしそうな赤い物食べてたの、あれ何ですか?」

「赤い物?ああアレは筋子」

「・・・」

俺は人生で筋子をオカズにパンを食べる人を初めて知った。
今後もそんな人には出会わないだろう。
そんな構わないカジガワさんだが、Sさんとはまた別の、カッコ良く締まった身体つきだった。
Sさんが俺に何も隠す必然がないのはもはや良いとして、カジガワさんも腰に両手を当てて仁王立ちし「ジャーン!」と言って笑った。
Sさんより背は少し高く長い脚、お尻も小さい。
乳首は上を向いてSさんより胸は小さめだが、筋肉で持ち上がっている感じがカッコよかった。
オマンコの毛は面積は狭く、そして濃い方だった。
ただしSさんには負ける(笑)
締まった体は今も運動して身体を動かす習慣がある人なのだろうと俺は思った。

「なんだかね、5秒で慣れるね。全然普通と同じだよ。まあ、N君だからだけどね。ツブアンだったら嫌だけど」と笑った。

『ツブアン』というのは同じ学生課の男性職員で、50歳近いはずだが独身、残念ながら禿頭で、残念ながら肥満体形だが、温厚で威張り散らすこともなく俺のようなアルバイト学生にも敬語で話し、仕事もソツがない。
将来の事務長候補のナンバー5くらいだそうだ(笑)
俺も最初の頃は丁寧に仕事の内容や事務処理の手順を教わった。
ただいつも休憩時に餡パンや道明寺や羊羹やきんつばを食べているので、そういうあだ名なのだ。
俺はツブアンさんは何も悪くなくイヤな人でもないと思ってるが、何か女性に本質的に避けられるようなことがあるのかな、と内心思って少し気の毒になった。

内湯に3人はさすがに狭いので俺は外の岩風呂に移動することにした。
何も構わず普通に外に出ようとするとSさんが、「あ、あたしも外に行く」と言ってついて来た。

「気持ちいいですね、贅沢だなあ・・・ずいぶん」

「そうだね・・・カジガワさんね、『N君、いい男だね』って言ってたよ」と耳打ちした。

カジガワさんが、「ちょっとマユミ、ヘンなこと吹き込むんじゃないよ?」と言って笑っている。

「ねえ・・・カジガワさんの裸見てもなんとも思わない?美人なのに。綺麗な女性だって思わない?」

「ああ・・・綺麗な人ですね」

「それだけ?」

「サッパリしてて、いいですね」

「それだけ?」

「それだけです」

「ふうーん。あたしまだ微妙にヤキモキしてるんだけど、そんな必要ないか・・・」

「いつも言ってるけど、俺はSさんが好きなんです。朝から5限まである日なんて、『早く帰ってオヤツ食べながらSさんの顔見たい』っていつも思うんですよ」

「オヤツが先なのか?・・・でも嬉しいな」

俺はSさんを抱き寄せてキスをした。
考えてみれば二人ともハダカだ。
腰に回した手を少しタイトに狭めてSさんを引き寄せた。

「ちょっと・・・カジガワさんすぐそこにいるんだよ・・・」

「そうですね」

「そうですねじゃないよ・・・お風呂にいっしょに入るくらいはまだいいけど」

俺はもう一度キスして、Sさんの濃いオマンコの毛を指で軽くなぞって小陰唇の下側から指を滑らせた。
Sさんはもうたくさん濡れている。

「なんか、ヘンな気持ち・・・だけどまあいいや、って思ったら平気になった。でもカジガワさんもN君のオチンチン見えてるんだなって思ったら・・・」

「だったら俺もカジガワさんのオッパイもオマンコも見えてますけど、見えてるだけです」

「ちょっと、ハッキリ言葉にしないでよもう・・・ね、約束してよエッチな気持ちになるのあたしだけだよ」

「だから、いつもいつも何度も何度も言ってますよね、それ。俺、面倒くさがりだからややこしいことは考えも実行もできないんです。好きな人は一人でいいです」

「・・・ホント?」

「本当です」

「じゃあさ・・・。ここの・・・外のお風呂で今あたしとセックスしたい気持ちになる?」

「Sさんはどうなんですか」

「・・・セックスしたい。カジガワさんに見られてもいいなって気持ちになってきた。あたしN君大好きで大好きで、カジガワさんもそのことよく解ってるから隠さなくていいかもって・・・」

「カジガワさんなら、『おお~仲良しだねぇ』って言って普通にしてますよ、きっと」

「それとね(小声になる)彼女、レズビアン(当時は『LGBT』という用語はなかったのだよ)なのかなって思うことが時々ある。あたしに言い寄るとかないけど(笑)あんな美人なのにフシギなくらい男っ気がないし、浮いた話も一度も聞いたことないの。学生課の親睦会でK町にスケートしに行ったときカジガワさんだけスピードスケートの靴履いてね、颯爽と滑って巧くてカッコよくて。ちょっとだけあたしポーっとなったことある(笑)」

俺は俺で、カジガワさんに『性』の匂いがまったくないことに内心ちょっと驚いていた。
説明が難しいが『色気がない』というのとも違う。
美人でスタイルも良いのに『性』を感じない。
こう言ってはなんだが、容姿においてずっと劣る(失礼)女性でも禍々しいまでの色気を発散するタイプの人がいるけど、その対極の地平線にいる感じだ。
初めて見るタイプの人だった。

岩風呂は直径1.5メートルくらいの円形に60センチくらいの高さに石を積み、すき間をモルタルで固めた器用な細工のものだった。
湯舟の内側にはちょうど座れるくらいの位置で椅子のようにブロックがもう一周積んであって、玉石が貼ってありお尻も痛くない。
野趣溢れるといったところだ。
遊園地にあるティーカップ(もう見ないね)を大きくしたような感じで、樋から引いたお湯が流れ込んでいる。
二人で並んで座っていたが、俺の方は座ったまま、Sさんを俺に向き合わせた。
俺の両腿にSさんが跨がって、Sさんは俺の肩に両手を乗せて顔を近づけてキスしてきた。
そのまま膣に挿入した。
お湯の中だけど、Sさんの膣内に溢れていた滑らかさで一気に奥まで突いた。

「あ・・・N君、もうあたしギュっとなってる。気持ちいい・・・ねえオッパイ吸って」

Sさんの脇を持ち上げる形で俺は乳首を含んだ。
少し強めに噛むとSさんが、「あっ・・・」と声をあげた。
俺は力を一度に抜き、Sさんが自分の重さで下にさがるタイミングで腰を押し付けた。
さらに奥に届く感覚と膣が締まる感じが伝わる。

「ああ・・・すごくオマンコ気持ちいい。こんなのすごくエッチだね。感じる・・・あっ・・・どうしようもうイキそう・・・あっ」

なぜか俺には余裕があった。
Sさんを突き上げながらキスを何度かしていると、内風呂の木戸を開けてカジガワさんがこっちを見た。

「ほおーら、そんなこったろうと思ったよ。とっても仲良しじゃん」

そう言いつつ笑顔で普通の様子だ。
考えてみれば3メートルも離れていないのだから解らない方が不思議だ。

「こんなエッチなの、なかなか間近に見ることはないね」

「ちょっと・・・ちょっとトモコ待っててよ・・・」

Sさんは荒い息だけど字面だけなら事務室にいるみたいだ。

「待ってって、何を待つの?」

俺もそう思った。

「あ・・・もうなんだか・・・あっ、イキそう・・・いいよN君、このままイカせて・・・あ・・・イク・・・N君も一緒がいい・・・一緒にイッて」

「えっ・・・膣内射精?いいの?大丈夫なの?平気なの?」

カジガワさんも急にスケジュール確認の事務仕事みたいな口調になった。
俺もSさんも吹き出した。

「ちょっとトモコ・・・」

Sさんは少し横を向きカジガワさんの顔を見た。

「熟語で言わないでよ。あたし、大丈夫なときは・・・そう言うの。中にたくさん出して欲しいって」

「まったく、仲良しでいいね。なんだかあたしもエッチな気持ちになってきたよ」

カジガワさんがニヤニヤしている。
みんなでハダカで風呂に入る時点でエッチではないのだろうか。
俺は素朴な疑問を抱いたが黙っていた。

「あ・・・N君、あたしもうイク・・・イクよ・・・中にちょうだい。精子いっぱい出してね」

「うん・・・」

俺も腰の動きとSさんの腰を抱えた両手の動きを早めた。
ギリギリのところで動きを止めて思い切りSさんの膣の奥に射精した。

「・・・あ・・・あたし・・・イク・・・精子来た・・・精子いっぱいオマンコに出てる・・・」

Sさんは目を閉じて両手で俺の頭を抱え込んでいた。
荒い息が俺の耳にかかった。
俺はカジガワさんの方を見た。
カジガワさんは優しい目で見ている。
岩風呂の縁に手を載せ頬杖をつく体勢だ。
しゃがんでいるカジガワさんのオマンコからねばっこい液が糸をひくように垂れているのを俺は見逃さなかった。
カジガワさんもそんな気持ちになっているのだろう、と思った。

「ふう・・・N君、どうしたらいい?離れる?このまま離れたら・・・」

『お湯の中にあたしのオマンコから精子が出ちゃうよ』と言おうとしてさすがに言葉にはしなかったのだろう。
俺はなぜだか射精後も強く勃起したままだった。
俺は「よいしょ」と気合いを入れてSさんの腰ごと持ち上げて、一度Sさんの身体を離した。
180度向きを変えさせて膝の上にSさんを座らせ、何も言わず肛門に挿入した。

「ああああっ、N君、ちょっと、そんな・・・あっ、やだ恥ずかしいよ・・・そんなトモコの方に向けないで・・・」

両腕でSさんの上半身を羽交い絞め、脚を内側からSさんの膝裏から外に出し俺が膝を曲げるとSさんは両手両足ともに動かせない。
俺は向きをカジガワさんの正面に向くようにした。
カジガワさんの目が何やら妖しい感じだ。

「マユミ・・・すごいエッチだね。オマンコが丸見えだよ・・・そしてお尻の穴にN君のオチンチンが突き刺さってる・・・アナルセックスなんて見たことなかったよ」

「当たり前でしょ・・・ちょっと・・・だってこんな押さえつけられたら・・・N君、恥ずかしいよ、いくらトモコだからってこんなの見せたことない」

「あたしだって、まじまじとマユミのオマンコなんて見ると思わなかったよ」

「だからジロジロ見ないでよ。N君、もう離してよ、お願い、恥ずかしい」

「離しません」

「いいよ・・・もう年末まで稲荷寿司作ってあげないからね」

「稲荷寿司程度なのが、マユミの可愛いところだね」

カジガワさんが湯舟に入ってきた。
両手両足を広げたままのSさんの正面に来ると、オマンコに顔を近づけた。

「マユミのオマンコ、綺麗だね。クリトリスがプルプルしてピンク色に光ってる。なんだかS堂のシューマイのグリーンピースみたいだな」

大学のある街のS堂のシューマイは俺も大好きだ。

「訳のわかんない喩え言わないでよ。あたしこれからS堂のシューマイ食べるたびに考え込んじゃうじゃない!」

「あ、N君の精子が出てきてるよ。マユミどうする?」

「どうするって・・・N君もう許して。離して」

「エッチなマユミのお尻の穴にN君のエッチなオチンチンが入ったままで、膣内射精した精子はオマンコから溢れてる。マユミいつもこんなエッチなことされてるの?アナルセックスも好きなの?」

「・・・好き・・・N君に初めてされたの・・・アナルセックスも・・・好き・・・」

「アナルセックスでもイケるの?」

「うん・・・イク・・・。すごく違う感覚なの」

俺は一緒に暮らすうち、Sさんの傾向というか、そういう“ある感じ”のことが判ってきていた。
Sさんは場面場合によってはそこいらの男どもよりキビキビとして迷いがなくサッパリしてるけど、ものすごく恥ずかしがり屋なのだ。
そして“恥ずかしい”気持ちがセックスに繋がると、“気持ちいい”方へどんどん傾いてゆく(笑)
そして自分の耳に聞こえる言葉、自分の口から出る言葉で感じるタイプらしく、「N君にエッチなことわざと言わされるの・・・すごく感じる・・・あたし変なのかな・・・」と言ったことがある。
変じゃなくて素直なのだ。
カジガワさんは直感の鋭い人らしく、Sさんのそういうところを見抜いていたらしい。

「マユミ、エッチなオマンコだね。エッチなオマンコからN君の精子が溢れてきたよ。きっと朝からセックスして、大学来て仕事する日もあるんでしょ」

「うん、セックスしてから出勤するときもある・・・玄関でN君のオチンチンしゃぶってたっぷり口に射精してもらうの。そのまま口に含んだままクルマ運転して学校に着いたらゴクン、って。もうそれだけでオマンコが洪水みたいになってる」

Sさんはきっと催眠術にかかりやすいタイプだろう(笑)
しかし、カジガワさんもなかなかだ。

「いつも二人ともすごくエッチなんでしょ。あたし解るもん。あっ、また精子が溢れてきた。このままでいいの?」

カジガワさんは顔をSさんのオマンコに近づけた。
必然的に肛門に挿入したままの俺のものも目にしていることになる。

「すごくエッチだねぇ。あたしまで感じてきちゃった。外国で暮らしてたとき現地の友達と半分ふざけてストリップ観に行ったりしたこともあったけど、こんなにエッチなのはそうは見たことないよ」

そういうものなのか。

「ねえN君、今日ここだけ、一回だけのヒミツにするから、いい?」

カジガワさんはニヤリと上目遣いで俺の目を見た。
だいたいどういうことかわかった。

「なんだかわからないけど、いいですよ」

「ちょっとN君、ナニがいいのよ、勝手に決め・・・」

言い終わらないうちにカジガワさんはSさんのオマンコにぴったり唇をつけて何度かキスをすると、クリトリスを丁寧に舐め始めた。

「うわぁ、マユミのクリトリス可愛い。ピンクで大きくてプルプルしてる。皮がきれいに下のところで一周してるの。こういうクリトリスの人はすごくエッチなんだよ」

「あっ、やめて、ちょっとトモコ何すんの!あ・・・やめてそんな・・・やめてよ・・・あっ・・・あっ・・・」

カジガワさんが見抜いた通り、Sさんは“気持ちいい”方に振れるのだ。

「N君、お尻に入ってるオチンチン、動かしてみて」

俺は無言でSさんを両手両足でガッチリ羽交い絞めにしたまま、腰の上下とSさんを前後に揺する形で抜き挿しを繰り返した。

「ぎゃあああ・・・やめて・・・やめて・・・二人ともやめて・・・頭おかしくなっちゃう・・・」

Sさんの目が虚ろになってきた。

「ホラ、N君のオチンチンがまた動いてオマンコから精子が出てきたよ。それじゃあ、あたしは・・・」

カジガワさんはSさんの膣口に口を当て、吸い始めた。
さすがの俺も、(なんだか物凄いものを見てるな)と思うほどだ。
他で形容できないイヤラシイ音がする。
俺が膣内射精した精液をカジガワさんがSさんのオマンコに口をつけて啜っている。
こんなの妄想もできなかった。
笑顔のカジガワさんは口を閉じたまま・・・。

「んーん、んんん、んんんんん?(いいの?あたし、飲んじゃうよ?)」

「ダメ!絶対ダメ!N君の精子はあたしの!ダメ!返して!」

「んんん。んんんんん(いいよ。口開けて)」

カジガワさんはSさんの頭を抱えるスタイルで顔を近づけ、唇同士を触れさせた。
Sさんは催眠術にかかったようにぼんやり口を開ける。
カジガワさんが口移しで、自分がSさんのオマンコから吸い取った俺の精液を、ゆっくりSさんの口に流しこんでいる。
カジガワさんの舌が何度もSさんの口に入れられ、また出て舌に絡みついた精液をSさんの唇に塗りつけ、それをまた舐め取ってSさんの口に戻す。
Sさんもカジガワさんのディープキスに応えるように顔を右、左と傾け、自分の舌もカジガワさんの舌に絡め始めた。
こんなのを目の前30センチで見せられたらこの俺もたまらない。
腰のまわりが痺れ、射精寸前の間隔が襲ってきた。

「Sさん、肛門にも射精するよ」

「うん・・・お尻にも精子ちょうだい。精子いっぱいちょうだい」

カジガワさんが何度もくり返したディープキスを一度止め、俺の目を見た。

「N君、アナルにも射精する?ほんのちょっと待って。30秒」

カジガワさんは小走りに一度内風呂から室内に戻った。
そして手に何かを持って戻ってきた。

「今日の晩酌用に買っといたの」

直径2センチくらいの、魚肉ソーセージだ。
俺も大好物だ。
カジガワさんはクルクルとソーセージのビニールを剥くと問答無用でソーセージをSさんの膣に挿入した(笑)
そして再びクリトリスの周囲を丁寧に舌で舐め始めた。

「ああああダメダメダメ・・・トモコ・・・トモコ、何すんの・・・二人して結託してもう・・・あああこれ何・・・あ・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・ああイキそう・・・イク・・・N君出して・・・お尻に精子出して・・・オマンコのこれ気持ちいい・・・なんだかトモコのオチンチンで犯されてるみたい・・・あ・・・イク・・・トモコ・・・離れてよ、あたし・・・出ちゃうの・・・出ちゃうからどいて・・・」

「何?潮吹き?いいよ。出して見せて。もっと速くしちゃうよ」

カジガワさんは笑顔でソーセージの出し入れのスピードをあげた。
Sさんのオマンコから出る液でソーセージが白濁するほど光っている。

「もう・・・知らないよ、トモコどうなっても・・・あ・・・イク・・・イク・・・イクよ・・・N君、いっしょ・・・いっしょ・・・出して精子・・・お尻に・・・あー、イク・・・出ちゃう・・・」

勢いよくSさんの尿道口から液体が迸った。
このスタイルでこうなるのを見たのは初めてだ。
俺もSさんの直腸に思い切り深く挿入し、射精した。
カジガワさんは口を開け、Sさんが勢いよく出し続ける潮を口で受け止めている。
目をつぶり恍惚とした笑みを浮かべ、何度もゴクリゴクリと音を立てて飲み干している。
液の勢いがおさまるとさっき俺の精液を吸い出したように再び膣口に口をぴったりつけ、また吸い始めた。
今度はチュウチュウと可愛い音だ。

「マユミのお潮、飲んじゃった。マユミの・・・おいしい・・・こんなエッチなの初めて。すごい。N君もアナルに射精したの?」

「・・・しました」

「オチンチン、抜いてみて」

俺はやっとSさんから離れた。

「あっ、今度はお尻の穴から精子が流れて出てきたよ。こんなの、一生に一度だね・・・生きててよかったよ」

カジガワさんが笑った。
Sさんは目を閉じたまま荒い息だ。

「もう・・・あたしどうしてエッチになるとこんななんだろ・・・恥ずかしいのを通りこしてエッチな方がよくなっちゃう・・・トモコとあんなエッチなキスしてまた感じちゃったよ・・・もうN君も、どうしてくれるの?」

「N君は悪くないじゃん。じゃあ、コレもどう?」

カジガワさんが一度Sさんから引っこ抜いたソーセージをSさんの目の前に出した。
白い粘液が流れ落ちそうだ。
カジガワさんはうっとりした目つきでソーセージを舐めた。

「マユミのオマンコ汁も、おいしーい」

そしてSさんに挿入していた側の半分を、自分の膣に挿入した。
目を閉じて小さく「あっ・・・」と声を出した。
そしてSさんの膝に跨がる形で上に乗った。
カジガワさんの膣からオチンチンが生えてるような体勢だ。
俺はすぐに判った。

「マユミ、今日だけ、あたしともセックスして。N君、今日一回だけ許してくれる?」

「うん」

Sさんも何か突き抜けた表情で見ている。

「マユミ、あたしのオチンチンも挿れていい?今日だけあたしともセックスして。お願い」

「・・・いいよ・・・」

Sさんの目も何やら妖しい(笑)
カジガワさんがソーセージの半分をSさんのオマンコに挿れた。
Sさんは目を閉じた。

「・・・ソーセージなのに・・・なんだかトモコの本当のオチンチンが入ってるみたい・・・感じる・・・トモコとセックスしちゃってるね、あたし・・・」

「そうだよ・・・」

二人はまた何度もキスを繰り返した。
カジガワさんはSさんの乳首を吸いながら腰を動かす。

「マユミ・・・もうあたし、イクよ・・・ずっとエッチな気持ちで何もしてなくても何度もイキそうだった・・・」

「あ・・・なんだろう、これ・・・あたしもイキそう・・・イク・・・」

「あたしにはマユミのオチンチンが入ってるの。マユミのエッチなオマンコ汁でたっぷり濡れたオチンチン・・・さっきのマユミの潮吹きゴクゴク飲みながら、あたしもう少しでイキそうだったの・・・マユミのオチンチンでイクよ・・・あ・・・イク!」

Sさんはもう言葉を発することなく腰が跳ねるような勢いで何度も痙攣した。
カジガワさんは腰をSさんに打ちつけ、Sさんを強く抱き締めると動きが止まった。
ふらふらとカジガワさんがSさんから離れた。
今度はソーセージはSさんの方に残って、Sさんにオチンチンが生えているように見えた。

「・・・トモコ・・・ねえ、こんなことしてバチ当たりじゃない?あたし達・・・」

「違うよ。男女の和合は縁起が良いことだから八百万の神さまもことのほか喜ぶよ。『今日はいいもの見せてもらった』って言ってるよ、きっと」

俺は吹き出した。

「マユミ、大丈夫だよあたし。『また3人でしない?』なんて言わないから。マユミはN君とこれからも仲良くね」

「・・・あたしとN君とトモコだけだったら、またしてもいいな・・・。お尻とオマンコとクリトリス、全部いっしょに感じて頭がおかしくなりそうだったけど・・・気持ちよかった」

「ふうん。じゃあまたここに3人で来ることがあったら、またするか。N君はいいの?」

「どっちでもいいです。3人仲良しなら、そういうものだと思えば平気になる」

「またそれか!」

カジガワさんがまた仁王立ちで腰に両手を当て豪快に笑った。
カジガワさんのオマンコからも透明な液が溢れて、オマンコの毛がモズクみたいになっていた。

Hな体験

Posted by Small Stone River