アルバイトしていた大学の学生課の女性[第2話]

Hな体験

〔体験談投稿者:Small Stone River 様〕

通っていた大学の事務職員、Sさんと知り合ってしばらく経った。
親子ほど年が違うと言えばそうだが、年上だの何だの、というのはどうでもよかった。
年齢なんて記号みたいなもので、たまたま上でも下でも同じでもいい。
一緒にいたいからいる、そう思わなくなればやめる。
相手だってそれでいい。
休日には出かけたり、キャンプしたり、俺が彼女の家でカツ丼を作ったり(笑)
恋人なら恋人だろう。
呼び方も解釈もなんでもいい、そんな日々だった。

Sさんは事あるたびに、「なんだか、申し訳ないよ。あたしみたいな・・・」と言う。

「またそれですか。その話好きですね。俺は今こうしてSさんが好きなのに、何がどう申し訳ないんですか」

「いつもそう言ってくれるけど、せっかく大学に入ったら同じような年代のカワイイ子と・・・」

「俺にとってSさんがカワイイならそれでいいでしょ」

「ホントにそんなこと思ってる?」

「シワいですねぇSさん(シワい、というのは俺の母親の地元の言葉。『物分かりがよくない』の意味)学籍係のカジガワさんには話したんでしょ。カジガワさんの方がよっぽど素直ですよ」

「カジガワさんは・・・フランスに留学もしてたバタ臭い(死語)人だからさ、女性の方がうんと年上の組み合わせも珍しくないの知ってるんだよ。でもここはパリやソルボンヌ大学じゃないから」

「ああもう仕方ないな・・・」

俺は苦笑いするしかなかった。
Sさんはそもそも気風のいい、些事に頓着しないサバサバした人だ。
繁華街に買い物に行くときでも、平気な顔で俺と腕を組んで歩く。
このやりとりは俺に甘えているのだ。
必死に懸命に娘と共に生きてきて、誰かに甘えることなどきっとなかった年月をやり直してるようなものだと思う。
俺は同じような会話を、同じように何度でもした。
俺なりの矜持みたいなものだった。

ある日、Sさんが少し伏し目がちに、ゆっくり言った。

「あのね、N君、ウチの家の、娘が使ってた部屋に来てくれないかな・・・一緒に暮らしたい」

「いいですよ」

「いいの?」

「はい」

対外的に話のツジツマを合わせる必要は若干あった(笑)
俺はSさんの若くして亡くなった配偶者の遠い親戚筋の学生で、娘が留学して空いた部屋に間借りする運びとなった、という筋書きにした。
思えば当時は一般家庭でも間貸し、家族と下宿の学生が一緒に食卓を囲むなんて珍しくなかった。
今じゃ考えられないけどね。
Sさんのご近所は他家のプライバシーに良い意味であまり興味がないらしく、話しても「ああそうですか、Mちゃん(Sさんの娘)と入れ違いだね。よろしくお願いします」と言われただけだったらしい。

俺は唯一、『自分が住んでいた下宿の家賃と同じ金額をSさんが受け取ること』ということを条件にあげた。

「それはあたしが自分の好きなように扱っていいお金っていうことね。うん、わかった、受け取る!」

Sさんはそう言って20秒で談判は済んだ。
俺はもともと少ない荷物をまとめ、Sさんの家に移った。

最初の日の夕食は俺が作った。
茄子の煮浸し、海老の天婦羅と野菜かき揚げ、卵とじ蕎麦、白和えときんぴら牛蒡。
それを作る俺をSさんは傍でニコニコ笑って見ていた。

「なんで作れるのか理由がわかっててもオカシイよ。大学生の男の子がこんなに上手でさ、美味しいんだもの」

「まあ、たまたまお蕎麦屋さんで働いてたので・・・身につくと忘れませんね」

「あたしね、やっぱり父ちゃんがN君に会わせてくれたんだって思うの。父ちゃんとN君がそっくりなのは、それはきっかけでさ。だって父ちゃんとN君は何もかも違う人だもの。父ちゃんはいつも仲間や友達とドンチャン大騒ぎしてゾロゾロ誰かと一緒にいて、歌って踊って騒いで、っていう人でね。N君とはひとつも同じところがないよ。あたしがソファーでN君に何時間寄りかかっていても居眠りしても黙ってそうさせてくれる。父ちゃんなら夜行乗って山登り行っちゃってるよ(笑)今のあたしはN君のこと知れば知るほど『あたしはこういう人を今は好きなんだな』って思う」

「そうですか・・・」

「それに・・・それにあたしね、あたし・・・父ちゃんしか・・・」

知らない、と言うなら事実に反する(笑)
まあ、そう言ったところでなんということもない。

「父ちゃんしか知らなかった・・・んだよ」

Sさんは少し視線を落とした。
顔が赤いのはビールのせいだけかどうかはわからない。

「N君とね、ギュっと、体の奥までくっついてると幸せで幸せで、きっかけは本当になんでも良かった気がする。でも他にN君とどうやって知り合えたか、って思うとわかんない・・・」

「どうであっても、今がそうならいいでしょ」

「そうだね・・・N君ってなんだかずっと年上に思えるような時あるよ(笑)あたしがムスメっこみたい」

翌日、Sさんは仕事で午後休をとり、二人で市街の名画座に映画を観に行った。
名優、ピーターセラーズのほぼ遺作となった映画なんだけど、とある場面でセラーズ演じる主人公と若い大富豪夫人とのやりとりで“カン違い”するシーンが出てくる。
主人公は「テレビが観たい」という意味で「見たい」と言うのだが、大富豪夫人は「君がオナニーするところを見たい」と言われたのだと思い込む。
実は彼に密かに想いを寄せていた彼女は恥じらいながらも傍らでオナニーを始めてしまう。
それが天下の大女優、シャーリーマクレーンだから実に巧く、そこはかとなくエッチだがメルヘンであり、ファンタジーっぽくもある。
俺はもう観たことのある映画だったけど、何度観てもおかしいから、声をあげて笑っていた。

ふと俺は、Sさんが横目で俺のことを窺っているのに気づいた。
思わず始まったエッチな場面に、どう対処していいのか探っているのだ(笑)
俺は封切でこの映画を初めて観たとき、近くの席のアベック(これも死語だな)が気まずくなったらしく、席を立って出ていってしまったのを思い出した。
デートに無難そうな映画を観にきて、そりゃオナニーはマズイだろとは思う(笑)
俺は少しだけSさんの方を見て、そのまま、また笑った。
Sさんは少しニッコリして俺の肩に頭をもたれた。
俺はSさんと繋いでいた自分の左手を解き、Sさんの膝に置いた。
ゆっくり掌で太腿をなぞりながら、Sさんの着ていたデニムのAライン、クラシカルなワンピースのサイドのボタンをふたつ、外した。
Sさんは俺にもたれたままだった。
そのまま手を入れ、インナーを少しずつ、ブラインドを巻き取るようにたくし上げた。
太腿に直に手が触れた。
そのまま、親指と小指で両腿を開くように促した。
Sさんは太腿の力を緩め、ゆっくり開いた。
膝から上のスカートがたわんで、凹みができた。
下着の上からゆっくり触れると濡れているのが解った。
クリトリスの周囲から円と渦を描くように触れるとさらに液が溢れた。
下着を上からずらし、指で直に触れた。
Sさんは顔を少し下に向け呼吸の間隔が短くなってゆく。
クリトリスは硬さを増し、膣口の上に向かっても溢れて濡れた。
俺は中指をゆっくり膣に入れ、さらに膣壁の上側を中指の腹でなぞった。
『段』の感じられる部分を探り、その前と後を往復させて力を入れた。
Sさんは息を吐き切るようにぐっと体を前側に傾け、右手で俺の左太ももを強く掴んだ。
俺は中指を膣から抜き、そのまま手の動きを止めた。
Sさんは左手を俺の手首の上に置き、スカートの上から押し当てた。
俺はまだ手を止めたままだ。
Sさんは首をあげ顔を横に向け、俺の耳を噛んだ。
ガラガラの映画館だから普通にしゃべってもいいのだが、ギリギリの小さな声で振り絞るように・・・。

「イジワル」

「どうして?」

「続けて欲しい・・・やめないで」

「どうして欲しい?」

「いかせて」

「もっとさわって欲しい?」

「うん・・・さわって欲しい」

「『オマンコさわって』って言わなきゃだめ」

「さわって・・・」

「『オマンコ、さわって』でしょ」

「オマンコ、さわって。早く。さわって・・・」

俺は一旦抜いた中指をもう一度膣に差し込み、抜く前と同じように膣壁の上側を触れながら往復させた。
『段』を強く擦った。

「いく・・・」

麻痺するようにSさんは上体を2度3度、上下させた。
少し遅れて、膣口の上あたりから熱い液体が出た。
Sさんは「あ・・・」と小さく呻き、首を前に倒した。
しばらくギュッと上体を前に傾けたまま、ショルダーからハンカチと小さいタオルを出し、さっきよりもっと濡れてしまっている部分に当てた。
首を横に向け、俺の目を見た。
キスをした。

「イジワル・・・恥ずかしいよ・・・」

「もうすぐ映画おしまいだから、終わる前に出よう」

俺はストーリーを知ってるので(笑)エンディングになる前に席を立った。
Sさんはそのまま映画館のトイレに行き、しばらく経ってから戻ってきた。

「下着ビショビショで、お尻まで流れて・・・紺色のデニムだからよかった。もう・・・N君、パンツ買ってくるからスーパー寄って!まったく・・・どうしよう、あたし・・・」

結局、下着と綿パンとポロシャツまで買い、衣装総替えでSさんは店のトイレから出てきた。
二人でクルマで出かけるときは俺が運転するが、Sさんは「北の方に行きたい」と言った。
街から離れる向きで、家とも逆だ。
俺は国道を走らせた。

「旧道の『花壇』でコーヒー飲みたいですね」

街道沿いにあって、昔は免許を取ったばかりの男子が女の子をデートに誘う店だった。
クルマ以外に行く手段が無い。

「コーヒーも飲みたいけど、後でホテル、行きたい」

「えっ?」

「いま、『わざわざ?』って思ったでしょ」

「少し思いました」

「連れてって」

俺はそういうネオンがチラホラと見えるあたりで一軒のホテルにクルマを入れた。
Sさんは強く俺と腕を組み、エレベーターを昇り廊下を歩く間上半身を傾けて俺に押し当てるように歩いた。
部屋に入り、長いキスをした。

「お風呂、入ろう」

何度も見ているSさんの体だけど、スタイルがいい。
大きくはないが形の良い胸、ちょうどよく締まったウエスト。
お尻も下がっていないし、脚も綺麗だ。

「自分のハダカがどうかなんて考えないうちに、あっという間に年とっちゃった。でも今は『N君のために頑張ってみよう』って思うの。スゴイね、女って。人生観まで変わっちゃう」

「Sさん、綺麗ですね」

「ホント・・・?ありがと。さっきね、ちょっと可愛い下着買ったよ。これどうかな?」

チノパンとポロシャツを脱ぐと濃紺の、シックで少しセクシーな下着だった。

「あたし、下着ってコンビニのオデンで売れ残ったハンペンかチクワブみたいな色のばっかりで、どうしよう、N君が味気ないなーって思ってたら・・・って、いつもの癖が出てきて、頑張って買ってみた!」

「カッコいいし、可愛いし、とっても似合ってますよ」

「えへへ。でも脱ぐんだよね」

短めにシャワーを使って、ベッドに横たわった。
俺の悪い癖で、無料でやってる映画をつい見たくなってしまうが、ここはガマンした。

「さっきの映画のあのシーンね、すぐにすごく濡れたの。あたし、オナニーはしてたけど、寂しくなって最後は悲しくなっちゃうんだよね。『いま一人ぼっちなんだな』って思うと涙まで出てきちゃって、体は気持ちいいかもしれないけど、なんだか悲しかった。でもあの映画みたいに、ホントは好きなのに自分からは好きって言えないでいるときに『君がオナニーするところが見たい』って言われたら自分だったらどうだろう?って思ったらすごくドキドキして、あっという間に濡れたの。N君に見せるんだったらいいな、って思って。恥ずかしい気もするけど大好きだからいい。ね、オナニーするから見て。N君に見られながらオナニーする。見てくれる?」

「うん、見てるよ」

「・・・じゃあ、いつもと同じようにするね・・・恥ずかしいけど」

Sさんはホテルのガウンを脱ぐと目を閉じ、右手で左右の乳首を撫で、胸を寄せるように掴み、離し、右手で恥丘から円を描くように陰毛を撫でて少しずつクリトリスを周囲から探った。
中指の第二関節あたりでクリトリスを、指先で膣口に同時に触れるようにしながら少しずつ動きを速める。
目は閉じたままだ。

「N君・・・見ててね・・・すごく気持ちいい。オナニーで気持ちよくて幸せなんて初めて。感じる・・・気持ちいい・・・」

小陰唇が光って見えるくらい液が溢れ、内側は充血してピンク色に染まった。

「いきそう・・・見て。いくところ・・・あ・・・」

足指を強く曲げて膝を引き、Sさんは腹筋のように上体を少し持ち上げて、また身を横たえた。

「あ・・・イッちゃった・・・気持ちいい・・・そばに来て」

俺はあえて部屋の照明を消して自分も脱いでSさんの右に横たわった。
向きを変えSさんの上に覆いかぶさり、何も言わずそのまま強く挿入した。

「あっ、どうしよう・・・」

膣から空気の漏れる音がしたのと同時にSさんは俺に強く抱きついた。
いつもより強い力だった。

「あ・・・ぴったりなの、N君。そこに当たると・・・ああまた出ちゃう、出ちゃうよ・・・」

繋がった辺りが温かくなり、俺の太腿まで濡れた。

「恥ずかしいよもう・・・これ潮吹きっていうの・・・?」

「そうなのかな」

「おしっこじゃないよね?なんだか違う感覚で不思議。あたしもこんな風になるなんて・・・」

Sさんは身体を起こし、自分から出た液で染みたシーツを眺めた。

「あたしエッチだな・・・自分で思う。でもイヤじゃないよ。N君が大好きでN君とするセックスも大好き。先週の木曜日のさ、教務係のアルバイトで来てくれた日ね、あたし右後ろからN君見てて、ちょっとボーっとしてたらカジガワさんがいつの間に後ろにいて『何ヨソ見してんのよ!』って小声で笑って、オヤツでくれたチョコの箱の中に付箋が入っててね、『頭の上にピンク色の雲がかかってるよ』って書いてあってすごく笑っちゃった。カジガワさんちょっとそういうのわかる人らしいよ」

「じゃあ俺は何色の雲が出てるんですかねえ」

「・・・あのね、あのね、怒らないでね。カジガワさんが言ったまま言うけど、『N君には年上の女性がたくさん見える。だからアンタ(Sさんのこと)も安心していい』ってナニが安心なんだかわかんないよ(笑)でもね、きっとそうだろうなってあたしも思ってた。ちょっとヤキモチもあるけど、そこはそれ、やっぱりカジガワさんも見抜いてて『N君はね、面倒くさいことが嫌いなの。だからあんた一筋。それが一番彼にとって普通のことだから』なんだって」

「ふうん」

「当たってる?」

「昔のことはね」

「なによ、来月やっと20歳のくせに」

Sさんはゲラゲラ笑った。
なんだか俺は急に、普段あまり湧かない感情が湧いてきた。
Sさんの向きを変えさせて、腹這いから腰だけを持ち上げさせて両腕を前に伸ばすよう促した。

「N君・・・怒った?ごめん。ごめんなさい」

「そんな、怒るわけないでしょ。Sさんのことが大好きなのに」

「・・・ほんと?」

「ほんと。いまね、Sさんのお尻の穴を舐めたくなった」

「ちょっとそんな・・・してもいいけど、はっきり口で言わないでよ、恥ずかしい・・・」

俺はSさんの腰にがっちり腕をまわし、肛門をゆっくり丹念に舐めた。
彼女は身をよじり左右に逸らそうとするけど逃がさなかった。

「お尻の穴、舐めてるよ。オマンコも全部丸見えだよ。どう?」

「・・・N君、恥ずかしい・・・恥ずかしいよ」

Sさんはどうにかして俺の舌が肛門から離れるよう、身を屈めたり伸ばしたりする。

「お尻の穴舐めてるだけなのに、オマンコが濡れて垂れてきてるよ。ほら、シーツに落ちて染みになってる。エッチなSさんはお尻の穴舐められても感じてるんだね。もっとエッチにしてみるね」

「N君お願い。言うこと聞くから、恥ずかしくて死にそう」

「言うこと聞く?」

「うん・・・聞く」

俺は腰に回していた両腕をお尻の上から押し付けるように力の向きを変えて、後ろから一気に膣に挿入した。

「あっ・・・N君・・・」

俺はぎりぎりまで後ろに下がり、思い切り突いた。
それを繰り返すと彼女は何度も膣から空気の漏れる音を立てた。

「音がしちゃうよ・・・なんてエッチなのN君・・・ああ・・・N君ダメ。あたし、N君いないとダメだよ・・・N君・・・お願いどこにも行かないで・・・お願い・・・」

「なんでも言うこと聞く?」

「うん・・・なんでも聞くよ・・・聞くから・・・」

「じゃあ、『お尻の穴にチンポ突っ込んで』って言ってごらん」

「・・・お尻の・・・穴に・・・入れて」

「『チンポ、突っ込んで』でしょ」

「お尻の・・・穴に・・・チンポ突っ込んで、N君・・・N君・・・いいけど、それ初めてだよあたし・・・どんな感じかな・・・できるといいけど・・・でもN君の好きにして・・・」

俺は膣から抜いて、Sさんの液でたっぷり濡れたまま肛門にあてがった。

「力抜いて」

「うん・・・」

亀頭で少しずつ肛門の周囲をなぞり、一番挿入しやすい向きと角度を探って、少しずつ前に進めた。
亀頭が肛門に隠れる位置までゆっくり進み、少し戻った。

「お尻にもう俺のチンポの先が入っちゃった。Sさんのオマンコもお尻もエッチで大好きだよ。もっとチンポ入れていい?」

「・・・いいよ。大丈夫。お尻にチンポ、入れて」

そのまま、ゆっくりと根本近くまで奥へ挿入した。
今までと違う角度でSさんのお尻と俺の腹が接した。
少しずつ戻り、亀頭が沈むぎりぎりまで戻って、今度は思い切り勢いをつけて深く挿入した。

「ああああっ!ああっ!あああっ!」

「痛くない?」

「痛く・・・ないよ・・・ないけど・・・」

「ないけど、何?」

「動けないよ・・・子供産んだときの逆みたい・・・違う場所でN君感じる・・・ああもうあたし・・・あたし何もかもN君の・・・N君のものがいい・・・」

俺は膣とはまったく違う角度で受ける刺激を強く感じ、挿入を繰り返した。
普段よりずっと早くものすごい快感の波が来た。

「お尻に射精してあげるよ。Sさんのお腹の中に出していい?」

「出して・・・出してちょうだい。お尻の中にもN君の・・・N君の精子いっぱい出してちょうだい・・・」

「どんな気持ち・・・?」

「さっきから変なの・・・オマンコの奥とお尻の奥が繋がってるみたい・・・チンポの先でさっきみたいに・・・さっきみたいにして・・・!」

俺は一度、完全に抜くと今度は最初からこれ以上速くはできないくらいの勢いで肛門に一気に突き立てた。

「ああああああっあ・・・いく・・・」

俺は同じタイミングで射精した。
自分でも驚くほどの量が出てSさんの直腸の奥へ流れ込んでゆくのが感じられた。
Sさんが泣き出した。

「お腹の奥が痺れる・・・N君、精子いっぱい出してくれたの?N君・・・もうあたしダメだよ・・・N君がいなかったらダメ・・・」

自分でも驚いたが、俺はまだ勃起が収まらなかった。
射精した後なのに深くSさんの奥に届いていた。
大きく戻り、また奥へ挿入を繰り返した。

「ぎゃああああ・・・N君止まって・・・おねがい一度止まって・・・あ・・・ダメ・・・ああダメっ」

Sさんの腹の下あたりに、勢いよく液がほとばしるように出て、みるみるシーツに染みが丸く広がり大きくなった。
今度は強い尿の匂いがわかった。

「ああ・・・お漏らし、しちゃったよ・・・オシッコ出ちゃった・・・」

Sさんは子供のように泣いたあと、腑抜けたような声でそう言うと、首を横に向け上半身の力が一気に抜けたように前方に身を投げ出した。
俺はようやく肛門から自分を抜き、Sさんと同じように腹這いになり横に並んだ。
顔を近づけキスをした。
Sさんは虚ろな目で俺を見つめ、指先で俺のオデコや鼻の頭や耳たぶに触れた。

「動けない・・・体の芯が抜けちゃった・・・」とだけ言った。

「アナル・・・セックスなんだよね。あたしアナルセックスでもイッちゃったね。まだお腹の中にオチンチンが入ったままみたいな感じ・・・」

Sさんは俺の目を見つめていたが、ピントはどこか遠くの景色を見ている無限遠のように定まっていなかった。

「カジガワさんに明日なんて言われるかな・・・(笑)もうなんだっていいや。あたしもう死んでもいいくらい幸せだ」

Sさんはそう言って、ゆっくり起き上がると裸のままバスルームへ歩いた。
バスルームのガラスには模様はあるが、模様だけで視線を遮る仕組みにはなっていない。
ガラス越しにSさんの裸がハッキリと見える。
本人に言ったことはないけど、身体にかかるシャワーのお湯の流れで黒く濃いオマンコの毛が一斉に下に向かって向きを変え、真っ黒の逆三角形になるのが見えた。

<続く>

Hな体験

Posted by Small Stone River