あたしってレズなのかな?

女×女

〔体験談投稿者:Small Stone River 様〕

あたしは、父ちゃんと母ちゃん、そして弟の4人家族の、別になんてことのない普通の家に生まれて普通に育った。

体を動かすのが大好きで、立って歩けるかどうかの頃からタンスの引き出しを階段代わりにして仏壇の屋根に登って親たちが目を回してたし、幼稚園でも所狭しと暴れまわって(笑)小学生になったら学校行く前から外で遊んで木に登って、鉄棒でぶんぶん回って、帰ってきたら玄関にランドセル放り投げて今度は自転車で暗くなるまで走りまわるような子供だった。

両親は揃って体育会系。
父ちゃんは中学と高校では競泳の選手、大学では水球っていう珍しい種目をやっていた。
母ちゃんはずっと陸上で、大学ではハードル走が得意で、大きな選手権ではあとちょっとで本選くらいの成績だった。

弟はなぜかまったく例外で、運動も球技もしないし興味もない。
ずっと本を読んだり電気の工作とかやってるのが好きで、それで勉強はあたしの5倍くらいできて(笑)、まあ本人がいいなら得意なことやれば、って思ってた。

あるとき友達の家に遊びに行った弟を迎えに行ったらその子のお姉ちゃんがいて、学年が2つ上なんだけどソフトボールのチームに入ってて、ユニフォームとかすごくカッコいい。
すぐ影響されたあたしはお父ちゃんに、「あたしもソフトやりたい」って言ったら、ふたつ返事で「おおいいぞ、父ちゃんとキャッチボールできるな、タツユキ(弟のこと)はやりそうにもないからな」って喜んで、そのお姉ちゃんと同じチームに入れてもらえた。
それで小学4年生からソフト始めて3年間、中学でも続けて3年、そして高校でもやって3年、大学どうしようかな、どうせならやれるとこまでやってみよう、って体育大学に入った。

大学は最初の頃は家から通ったけど、帰ってきてもクタクタで居眠りしながらご飯食べて白目むいてお風呂入ってバッタリ寝る、なんて生活が続くといい加減「学校の近所で暮らしたい」と思うようになる。

両親にそう言うと、「そうだそうだ、一人で暮らして自分で決めてやってみろ」と逆にハッパをかけられ、かえってあたしの方が拍子抜けした。

そんなこんなで2年生になるタイミングでアパートを借りて大学の近所で暮らし始めた。
楽と言えば楽だけど、時間を持て余すときもある。
何かアルバイトでも探そうか、と思って学生課のアルバイト募集の掲示を見に行った。

そうしたら「中学生の家庭教師・算数、数学が得意な人。体が丈夫な人」っていう、よくわからない募集があった。

同じ部の友達に「これどう思う?」って訊くと、「体はみんな丈夫だけど・・・(笑)あたし達に数学が得意な人って言われても困る」って笑う。

「でも、中学生の数学くらいならできるでしょ?義務教育なんだし」とか、「三角形の面積って、どうやって求めるんだっけ?」、「あたし、九九すらあやしいかも」、「通分って何のことかもう忘れちゃった」だのと、まるで話にならない。

実はあたしは昔から算数が好きで、中学でも高校でも数学は成績がよかった。

「理由がちゃんとあって答えがある」っていうのが、なんだかスッキリして好きだったのだ。

例えば図形で、『斜線部分の面積を求めなさい』っていうのがあるとする。
そういう問題を見ると、(あたしが解いても解けなくても、この『斜線部分の面積』はちゃんとあって、面積は最初から決まってるんだなぁ)と思う。
なんだかおかしくて笑えてくる。
そんな科目が面白かったのだ。

そして体はもともと丈夫だ、自信がある(笑)

ダメ元で応募してみたらすぐに学生課から呼び出しがあって、連絡先を教えられた。

学校から電車でひとつ隣の駅だけど近い。
その日の夕方に電話して日時を決めてもらった。
行ってみるとそこは一軒家であたしの実家に較べてオシャレで高級な感じがした(笑)

母親と生徒の子が出迎えてくれた。
中学2年生の女の子、母親は30台半ばくらいに見えた。

(ああ、お母さん外国の女優さんみたいでキレイだな。娘も似てる)ってあたしは思った。

二人揃ってよく笑う。
あたしが何か言うたびにいちいち笑う。
そして母親は背が結構高い。
訊いたら「159センチ。159だよ、159!」と笑いながら言い張る。

でもあたしはすぐわかった。
逆サバだ。
164センチか165センチは絶対にある。

実はあたしも背が同じ年代の同性の平均よりずいぶん高くて、172センチある。
でも身長をどうしても言わないとならないときは、「164です」と強調してきたのだ。

背が高いのに、「164センチだ」と言い張る女は実は多い。
これは“魔法の164”と密かに言われていて、きっと四捨五入で160だと思ってもらえるからだろう、と思う(笑)

まあ体育大に来てみればバレー部の連中なんて188とか192センチだのがぞろぞろいるから珍しくもないけど、子供の頃は自分の背が高いのがイヤだった。

高校のときは背が高いせいで好きだった男の子にフラれた。

「だってお前・・・俺より背ぇ高いじゃん・・・」ってその男子が困ったような顔で俯いて言うからもうあたしは悲しいのと悔しいのでヤケになってしまった。

「バカ!それなら『捕まった宇宙人』みたいな女(そういうのがいるかどうかは知らない)と付き合いなさいよ!女の方が自分より背が高いと何なの!チューならあたしが屈んでやるわよ!!セックスするとき目の前にオッパイが来る(かもしれない)でしょ!もういいよバカ大嫌い!」

もう自分でもメチャクチャだとは思ったけど、それくらい悲しかったのだ。
その後は泣きながら家に帰った。
今思い出してもひどいことを言ったと思う。

でもそいつとはずっと仲のいい友達で、あろうことか結局、自分より背の高い女性と結婚して「お前の言った通りだった」とニヤニヤ言ったことがあるけど何が「言った通り」なのかは知らない(笑)

ずっと後、この話を母親のノリコさんに聞かせたら涙を流して「捕まった宇宙人みたいな女・・・」って笑い転げていた。

ノリコさんも中学のとき、たまたま自分より背が低い男の子が好きだった。
そう言うときに限ってその子の下駄箱が最上段にあったりする。

それで彼女がその子の内履きを気を利かしたつもりで(つまり好意で)取ってあげたのに、その子はすごく傷ついたらしく口もきいてくれなくなったそうだ。

「そんな料簡の狭い男はこっちから願い下げだ」と3人でオヤツの時間に豪快に笑った。

あたしはそんな母親が大好きだったし、「ママは膝上5センチのミニスカートが膝上10センチになるから『国民的アニメ一家の二女』みたいになる」と大笑いする娘も大好きだった。

でも不思議なのは、娘は全然成績なんて悪くないし数学だってテストは88点とか95点とか、理科1も理科2も通知表は5なのだ。
なんで家庭教師が必要なのかサッパリ判らなかった。

仕方ないから「じゃあ学校の単元よりも先やる?」と言うと嬉しそうに、「うん!」と言ってグングン進む。
それはそれで役に立つだろうけど、いったいあたしは何の役に立つんだろうか。
思い切ってやっぱり3人でオヤツの時間に訊いてみた。

母親は、「あたしも娘も、賑やかな方が好きなんだよ。ウチはいつも二人しかいないから・・・」とだけ言った。

この家にはお父さんも他の家族もいない。
事情はあるだろうけどあたしは訊かなかった。
お仏壇もない。
もしかしたらいたかもしれないお父さんの写真もない。

でも悲しい雰囲気とか、何か何か暗い空気感も全然しないし、無い。
その家族のことだからそれでいいのだろう、と思った。

あたしと娘と勉強が終わるともう3人分の晩ご飯ができている。
あたしは、「準備されているものは絶対に遠慮するな」と教えられてきたから、「うわっ、おいしそう!(これ本当)いただきます!」とムシャムシャ食べた。

「おいしそうに食べてくれるから、作り甲斐がある」

母親はいつもそう言って優しい笑顔であたしのことを見ていた。

お腹いっぱいになると、「トモコ先生(あたしのこと)お風呂入っていけば?」と言われる。
遠慮なくありがたくお風呂を使わせてもらうときも多かった。

ある日「ワカコちゃん(娘の名)いっしょに入ろうよ!」と言うとさすがに、「えぇ・・・先生の後でいい」とモジモジ言う。

「なんでよ!?」

「ええと・・・ちょっと・・・恥ずかしい・・・」

「えーなんでー??」

あたしはわざと口を尖らせて、「どうしてー?いいじゃん、あたしワカコちゃん大好きなのに~」って、最後は下顎を前に出して白目を剥いてやるとゲラゲラ笑った。

「わかった・・・うん・・・」と言って一緒に入った。

下着を脱ぐときほんの少しモジモジしていたけど30秒もしないうちに慣れて平気になって「ギャハハハハ!」と二人で笑って、ワカコちゃんが自分と相性の悪い音楽の女性教師が怒るときのモノマネをしてあたしも笑い転げた。

二人で背中を流しっこして「なーんだ、なんだか・・・もっと前からトモコ先生とお風呂入ればよかった」と屈託なく娘が笑っていると、「お邪魔するよ」と母親が裸で(あたり前だけど)平然と入ってきた。

あたしはそのまったく普通の感じだけでもう、おかしくて息を吸うヒマがないくらい笑ってクラクラしそうだった。

娘も「ママ、狭いよ」と言いながら身をよじって笑っている。

「だって、楽しそうなんだもん。
あたしも入れて」と普通に言い、結局3人でお風呂まで一緒だった。

さすがに全員が同時に脱衣所にいるのは狭い。
おまけに女は髪を乾かすのが長い。

娘が先に出て、お風呂に母親と二人になった。

「トモコ先生、服の上からもわかってたけど、スタイルいいねえ」

「ノリコさんだってお尻がキュっとしてて、脚も綺麗でいいなー、あたしたちソフトの1チーム、9人のお尻全部で普通の人30人分はあるね、って言って呆れたり、あたし弟に“姉ちゃんの足片方で俺のジーパン穿ける”って言われたくらい、脚も太いし・・・」

「あたしより背が高くて嬉しいの(笑)あたしが見上げるくらいの女性って素敵。それにオッパイ、大きくていいな~あのさ、あのさ、ちょっと、触っていい?」

あたしはそんなの全然平気だ。

「はい、どうぞー」って母親の方に両胸を向けた。

ノリコさんは、「大きい・・・いいなーいいなー」と言いながら両掌であたしのオッパイを左右支えて持ち上げたり下げたり、ほんの少し優しく揉んだりした。

「あのさ・・・(ここからナイショ噺のときのヒソヒソ声になった)オッパイ、吸って・・・いい?」と少しだけ恥ずかしそうな、甘えた声と目で言った。

あたしはそんなの全然平気だ。
あたしもわざとヒソヒソ声で、「いいよー特別ね」と言って、自分の両手でオッパイを支えて上向きにした。

ノリコさんはゆっくり、あたしの乳首を優しく吸って、ゆっくりゆっくり、弱い力で噛んだ。
左、右、左、右・・・吸っている反対側は指で乳首を摘んで離して、掌を大きく広げて全体を揉んだ。

気持ちよくてあたしはボーっとしてしまい、フラフラ「チューして・・・」と小声で言った。
ノリコさんはニッコリ笑って優しくチューしてくれた。
同じタイミングで舌と舌が唇の合わせ目のところでツン!と触れた。

お湯の中だったけどあたしは自分がすごく濡れてしまっているのが判った。
何度かチュッ、チュッて、くっついたり離れたり見つめあったりしてるとドライヤーを使い終わった娘が「トモコ先生!ママ!なにお通夜みたいに黙ってんの?ラブラブで見つめ合っちゃってるの?」と大声で言ったのであたしは母親とまたゲラゲラ笑った。

「そうなの、トモコ先生大好きだからチューしたの!」

母親がそう答えると、「ママ!抜け駆けは許さないよ!あたしだって先生大好きなんだからね!」と浴室の折り戸を開けて中を覗いて睨んだ。
三人でまた笑った。

みんなお風呂からあがり、あたしが帰り支度をして玄関から出るとき、母親が小声で、「あたし、2日も早く生理来ちゃった。笑って腹筋使いすぎたからだね・・・」と耳打ちした。
そしてあたしの耳たぶを優しく噛んでほっぺにチュッとキスしてくれた。
あたしはノリコさんを抱き締めて首の横同士をくっつけて「おやすみ、またね」と言って帰った。

美人でカッコいいノリコさんとそんな風に仲良しになって、あたしはその夜ドキドキしてよく眠れなかった。

翌日の朝、まだ布団の中でモジモジしていた。
ノリコさんとしたチューを思い出して、濡れた。
オナニーした。
なんだか切なくなって、ノリコさんに会いたいな、と考えながら学校で授業を受けてた。

いつも必ず全員でお風呂には入らない(笑)でも、休みの日はよく3人で出かけた。
みんなでプールに行ったりするとあたし達3人はすごく人目を引いているのがわかる。

なんというか、あたしとノリコさんに威圧感があるのだ。
若い女の子たちをナンパしていた若者の2、3人連れがあたし達とすれ違うときあっ!という顔をして脇に避ける(笑)ノリコさんは、「なんでよけるのよ。失礼しちゃう」と憤慨していた。
あたしはワカコちゃんとゲラゲラ笑い転げた。

娘の勉強の日よりみんなで遊んだ日が多い週なんか「ナニやってんだろうね」と笑うけど、それもワカコちゃんが勉強がよくできて成績もいい安心感があるからだ。
あたしも心おきなく遊んでもらえる(笑)

じゃあワカコちゃんは勉強ばかりかというと、そんな訳でもない。
部活はやってなかったけど、「先生、キャッチボールしよう」と言って二人でキャッチボールすると、妙に球筋がいいのだ。
そもそも道具があるのが不思議だ。
フォームも女の子にありがちな「砲丸投げ」になってない。
手首もスナップさせる。
あたしは(あれ・・・?)と思ったけど、ツベコベ訊かなった。

二人がキャッチボールしてるのを優しく眺めてるノリコさんが、ほんの少しだけ切ない表情をするときがあるのをあたしは盗み見してしまった。
まあ、あたしの気のせいかもしれない。

親子の家にはちょっと面白い形の、水色の外車があった。
クルマがあるのに母親は滅多に運転しようとしない。
このクルマは自分のじゃなかったからだな、とあたしは思ったけど黙っていた。

あたしは高校卒業したとき免許を取ったけど、どういうわけかクルマの運転が上手いらしく、教習所でも褒められた。

「たまにいるんだよ、女性でもウマイのが」と指導員に言われた。

初めて乗るクルマでも一瞬で慣れてずっとそれに乗っていたかのように運転する(らしい)。
そのことをうっかり口を滑らせて話してしまうと娘はすぐに・・・。

「えっホント!じゃあトモコ先生が運転してドライブ行こう!ねえお願い!お金はぜんぶ出す!」

母親も「うん、出す!お金!あたしが!」と言って笑い、次の週の連休にドライブに出かけた。

観光牧場で逆さにしても落ちないようなべったり濃いソフトクリームを3人で5本食べ、焼肉屋さんでお店の人でさえ「この注文ホントにこのテーブルか?」ってぎょっとするような量のお肉を食べて、泊まった温泉旅館でも中居さんに、「女性のお客様だけでご飯のお櫃がカラッポって初めて・・・」ってニッコリされるくらい食べた。

大浴場であたしが平泳ぎで泳いで見せるとノリコさんが対抗意識剥き出しで背泳ぎを始めた。
オッパイとオマンコの毛が航跡を描いて水面を進むのをあたしは初めて見た。
きっと他のお客さんも初めてだろう。

娘は笑いすぎて言葉が出ずようやく「タワシが泳いでる」と言って洗い場で転がって笑った。
他の女性たちも必死に笑いを堪えていた。
きっと長い年月、後々まで語り草になったことだろう。

どうして3人でいるとずっと笑っているのか不思議でもあるけど、きっと似たような3人組だからだ。

あたしがこうなのはもう血筋で、ウチの家系は誰かのお葬式ですらみんなゲラゲラ笑う人たちだったのでお盆とかにお経をあげに来るお坊さんも「この家の仏様はいつも笑っておられます」とニッコリしていたし、お父ちゃん方のひいお祖父ちゃんは齢をとって倒れ、いよいよ危ない、ということで集まった親族たちにあたしの知らない、まだテレビがモノクロだけの時代にすごい視聴率だったというお笑い番組の「いちばん面白かった回」の説明を身振り手振りを交えてみんなに話して聞かせながら大往生した強者だった。

帰りのクルマの中、さすがに笑いすぎてくたびれたのか娘は、「後ろの席で寝る」と宣言し、そのままシートにバッタリ横になって、クルマが動きだして15秒でイビキをかいて寝始めた。

助手席の母親とあたしは少しの間黙ってたけど、母親はシフトレバーを動かすあたしの左手をそっと包むようにして、「トモコ先生、お願いあるんだけど」と呟いた。

「えっ、何?なんでもいいよ!」と、あたしは答えた。

自分でも、(これじゃダメだなあ)とは思うんだけど、面倒くさくて最近はノリコさんに敬語すら使わない。

「あのね、二人でいるとき、お姉ちゃんになって欲しいの」

「えっお姉ちゃん?ノリコさんが妹であたしがお姉ちゃん、っていう意味のお姉ちゃん?」

「そう、そのお姉ちゃん」

「ノリコさん、あたしより20歳上・・・」

「黙んなさいよ(笑)いいじゃん、あたし下の弟妹しかいない長女だったからさ、お兄ちゃんやお姉ちゃんいる子が昔から羨ましかったの。それにさ、トモコさんあたしより背、高いから、お姉ちゃんにピッタリ」

「背ぇ?背丈で決まるのかなあ・・・うん、でも、いいよ。あたしノリコさんみたいな美人の妹いたら、みんなに自慢するよ」

「ね、そうでしょキャハハハハ。あちこち連れ回してよ、お姉ちゃん。トモコさんはワカコの6つ上だから、あたしがハタチで長女産んでたらそんな姉妹の母親か・・・」

そんなことを話しながら帰った。

グーグー寝たままで白目を剥いている娘をどうにかクルマから引っ張り出してどうにかベッドに押し込んだ。

「面白かったね。飲んだり食べたり泊まったりみんなお金出してもらってありがとう!じゃあ来週また・・・」

そう言って帰る支度しようとするとノリコさんが後ろからあたしの肩を両手で抱いた。

「泊まっていけばいい。お願い。あした大学早い・・・?そうだったら、ムリ言わないけど・・・」

翌日の最初の講義は2限からだ。

「うん、じゃあ、泊めて」と言うと母親はニッコリした。

普段、母親と娘は同じ部屋に寝ていて、娘はベッドで母親はその麓に布団を敷くそうだ。
その布団に二人で入ってオデコをくっつけて「おやすみ」と言い、あたしは母親のオデコと鼻の頭にチュッ、チュッ、って2回キスして、二人で唇同士の長~いキスをして、それであっという間に眠りに落ちた。

あたしは口を半開きでヨダレまで垂らして大イビキで朝まで寝ていたらしい。

「トモコ先生のイビキでコップが振動してグラスハープみたいだった」と娘が言っていたがさすがに嘘だろう。

この母娘は揃って法螺噺が得意で、まるで外国の人みたいだから油断ならない。

母親も「銀行で口座作るとき最初に100円とかじゃいくらなんでもと思って10万円持っていった。その封筒のまま窓口で渡したらお札じゃなくて商店街の福引きの券だった」とか、「トモコさん、絶対誰にも言わない?」って真剣な顔で念を押すから、あたしもマジメに「うん・・・」と答えると、「あのね、こないだ遊びに来てトモコさんともすごく気が合った、あたしの従姉妹のマユミちゃんね・・・」さらに表情が真剣になる。

「えっ・・・あのマジメで優しくて美人さんのマユミさんがどうかしたの・・・?」

「マユミちゃんね・・・」

そして耳ウチになる。

「小陰唇がすごく大きくてね、象さんの耳みたいなの。いっしょにお風呂に入ったとき、『ねえねえ、ノリコちゃんこれ見てホラホラ』って自分で小陰唇パタパタ動かすと、お風呂のお湯に波が立つの」

あたしは、「もうノリコさんバカ!マジメに聞くだけ損したよもう!」と笑ってしまって後の言葉が出ない。

「あ、信じてないね?見たんだよあたし・・・」

「うるさい!クダラナすぎるよもう・・・」

そんな母親の娘だけあるから法螺話が巧いのも遺伝だろう。
平日だから娘はアタフタと学校に行ってしまった。

あたしが同じ部屋でガァガァいびきをかいて寝ていてもまったく動じず、「あ、やっぱり先生いる。そんな気がしたの。ママ、ゆっくり寝かしてあげるんだよ!」と言って登校したという。
大物だ。

母親は自治体の職員で今は公共の図書館に勤めているのだが、あたしの知っている家庭でお父さんお母さんが教員、つまり公務員の夫婦のお家でも、暮らしぶりはもっと質素だった気がする。
まあ、ヨソの家の暮らし向きなんてヨソの家のことだ。
ともあれ、ノリコさんとワカコちゃんの母娘はどちらかと言えば裕福な暮らしの方だろう。
母親は有休をくっつけて平日だけど休みにしていた。

「お姉ちゃん、おはよう・・・」と言って歯磨きしている。

そうか、二人きりでいるからもう妹になっているのか、と可笑しかった。

あたしは自分のことを、女の人が好きな女、レズビアンなのかなと思ったこともある。
自分がそういう性分ならそれはそれでいいし、実際レズビアンの友達もいる。

でも、あたしは男の子だって好きだ。

“男女どちらでもなる好きになる”のだ。

好きになったらその相手は男女どっちでもいい。
高校生のとき男の子とセックスも何度かしたけど、あたしが好きになるような男子はみんな屈託がなく些事に拘らない、2階から落としても平気そうなのばっかりだ。
だから今だって友達だ。
きっとノリコさんもあたしにとって、男女の区別を超えた“大好きなタイプの人”なんだろう。
そう、“好きな人”ならいいのだ(笑)

ノリコさんもあたしと似てる気がする。
だってとりあえず、男性とセックスして妊娠してワカコちゃんを産んだんだから、そのときその部分ではそうだろう。
あたしはツベコベ考えないタイプだから、理由とか意味はあってもなくてもいい。
そばにいる人が愛おしくてくっつきたくなる、そういう気持ちだ。

歯磨きを終えたばかりのノリコさんは水色のフワっとしたコットンのノースリーブのワンピースを着ていた。
とっても似合う。
スラっとしたシルエットの人はこういう服が似合って羨ましい。

ちょっとシャクだったので、後ろから捲ってパンツが丸見えになる高さまで持ち上げてやった。
キュっと小さいお尻と薄い黄色のパンツが可愛い。

「よく眠れた?あたしトモコさんのイビキで眠れなかったよ(笑)」

スカート捲りなどではまったく動じない。
少し悔しくなったあたしはノリコさんのパンツを下ろして『半ケツ』状態にしてやった。

母親はまったく怯まないどころか、半分出たお尻を自分でペシペシ叩いて、「ふーん、へへ~」と言いながらアカンベーをしている。
いい大人がアカンベーなんてまず日頃目にしない。

「よおーし!」

あたしは歯ブラシを取りあげ、律儀に洗面所のコップに戻すと、彼女の肩に手を回してあたしの側に向けさせてから、“送り足払い”の要領で横向きに倒した。
受け身をとれるかどうか分からないから、ちゃんと上体をガッチリ抱えたまま床に転がす。

「しまった!油断した!」

ノリコさんが悔しそうにあたしを見上げてそれでもニッコリして腕を差し出す。
そのまま引っ張って立たせてくれると思ったのだろう。
そうは問屋が卸さない。

あたしは投げ出してV字になっている彼女の両脚首を左右の手でガッチリ抑えて上に向けてあたしの肩の上に乗せる。
そうして西洋人が『お手上げ』のときのジェスチャーみたく肩をちょっといからせ、首の脇で挟む。
赤ちゃんのオムツを替えるときの両脚の感じだ。

そのまま、電光石火でパンツを膝まで下げて足首まで抜く。
踝を左右でガッチリ握って膝を曲げさせてM字にして股関節を大きく開かせる。
ノリコさんは思った通り関節もすごく柔らかい。
オマンコが思いっきりはっきり見えている。

「やめて!こんなエッチなこと・・・お姉ちゃんやめて!エッチ!恥ずかしい!恥ずかしいよ!やめて・・・パンツ返して・・・お願い・・・」

「だーめ。エッチなのはどっち?隠そうとしてもオマンコが丸見えだよ」

「恥ずかしいよ・・・恥ずかしくて死んじゃう・・・」

「こんなことで死なないよ。それより、どうしてオマンコからこんなエッチな汁が出ちゃってるの?エッチなこと考えてたんでしょ!?ほら、正直に言いなさい」

「エッチなことなんて考えてないよ・・・勝手に出るんだもん・・・お姉ちゃん許して・・・朝ごはん作ってあげるから・・・」

「ダメ!ほら、こうやってるだけでもっとオマンコ汁が出ててるじゃない」

「いや・・・見ないでよ・・・足とじさせて・・・イジワル・・・」

そういうノリコさんの目がちょっと妖しい光を帯びて潤んでいる。

「正直に言ったら許してあげる。『ノリコは淫乱でエッチなオマンコからエッチなオマンコ汁を出すエッチな妹です』って、言ってごらん」

「いや・・・恥ずかしい」

「ダメ!言いなさい!」

「ノリコ・・・はエッチで淫乱で・・・オマンコからエッチ・・・な汁を出すエッチな・・・妹で・・・す・・・」

若干違うような気もするけど許す(笑)

「今からこんな、エッチな汁を出すようじゃ、ロクな大人にならないよ!」

ノリコさんは真顔になって急に素に戻って、「やっぱり・・・そう思う?」と普通の声で訊いた。
あたしは笑い転げて押さえていた手を離して床に顔をつけるようにして笑った。
ノリコさんはもう足の自由がきくのに、M字に開いた脚のまま、オマンコをあたしに向けたまま笑っている。

「よーし、じゃあ今日だけ、特別。お姉ちゃんがノリコのエッチな悪い液を全部吸い取ってあげる。『ノリコのオマンコを吸ってよい子に直してください』って、言ってごらん」

「・・・オマンコ吸って・・・良い子にしてくだ・・・さい」

多少端折っているけどまあいいや。
それにしても20歳と40歳の女同士が交わす言葉だろうか(笑)しかも40歳なのはノリコさんだw

あたしは今度はノリコさんの華奢な太腿をガッチリ掴んで開いたM字の脚のつけ根をもっと浅い角度にした。

顔をゆっくり近づける。
舌を出して会陰のあたりからゆっくり、膣口とクリトリスに向かって舐める。
すっぱい匂いと味、ねばっこい感触の汁があたしの舌と唇にまとわりつく。

「あああっ・・・お姉ちゃん・・・こんなこと・・・ダメだよ・・・」

「気持ちいい?」

「・・・気持ち・・・いい・・・」

「もっと?」

「うん・・・もっ・・・と・・・もっと舐めて・・・」

あたしは膣口にしっかり上下の唇を当て、少しすぼめてぴったりした感じを確かめてから思い切り吸った。
膣の中からねっとりした液が口の中に流れてくる。
わざと音を立てて2回、3回と吸う。
合間にクリトリスをゆっくり、優しく優しく噛む。

「あああああっ・・・あああっ・・・エッチになる・・・ああっ気持ちいい・・・」

「エッチなオマンコの汁、もっと出してごらん。飲んであげる・・・」

「うん・・・出る・・・あたしエッチなの。エッチなこと考えていつもいやらしい液をマンコから出してる淫乱なの・・・お姉ちゃん、エッチなノリコにエッチなお仕置きして・・・」

「よーし、ノリコのエッチなのが直るようにしてあげるね」

あたしは膣口にピッタリ唇をつけて鼻から大きく吸って口からゆっくり大きく息を吐いた。
あたしの吐く息を全部ノリコさんの膣に吹き込んで、今度は吸う。
吹き込んで、また吸う。

「あああ・・・ああああっ・・・何これ・・・何も・・・ないのに奥まで来るの・・・こんなの・・・なったことな・・・い・・・あっダメ、ダメ、ああダメだよお姉ちゃん、離して・・・お願い離して・・・もう空気入れないであっ・・・いや・・・」

尿道口から熱い液がすごい勢いで噴き出した。
想定内なので(笑)あたしはピッタリくっつけている唇からこぼれないように、母親の熱い潮を頬の内側で受け止めた。

息を整えてからゆっくり、ゴクリ、ゴクリと飲む。

「きゃあああ・・・やめて・・・やめてお姉ちゃんそんなの飲まないで・・・恥ずかしい・・・恥ずかしくて死んじゃう・・・」

わざと音を立ててゴクリ、と飲み干す。
しょっぱくて酸っぱい、薄い涙みたいな味。
諸説あるけど、やっぱりオシッコと潮は違う。

ゆっくり唇を離してクリトリスを舐め続ける。

「ほーら、やっといやらしい汁が全部出たよ・・・あたしが全部吸い取ってあげたの。これでいい子になるよ・・・」

「本当?あたしいい子?」

「うん、もういい子になったの。お姉ちゃんはノリコが大好きだからエッチな潮もオマンコ汁も、全部お姉ちゃんの物なの・・・」

「・・・うん・・・お姉ちゃん・・・大好き・・・大好き・・・キスして・・・」

「今キスするとオマンコ味だよ・・・いいの?」

「うんいいの・・・あたしのオマンコの味・・・キスしてお願い、いっぱいキスして・・・」

あたしはゆっくり、ノリコさんを抱えあげて抱き締めて何度もキスした。
涙をポロポロ流しながらノリコさんは、「大好きよ・・・ギュッてして・・・」と何度も言いながらあたしの顔中にキスした。
ノリコさんはあたしのオッパイの谷間に顔をうずめて、二人でしばらく抱き合っていた。

「トモコさん・・・」

素の声で母親が優しい笑顔になってあたしを見つめた。

「トモコさんは、レズなの?なんだかそんな気もするし、そうじゃない感じもする・・・」

「あたし・・・あたしはねえ、どうでもよくはないけど、どうであってもいいな・・・好きになった人が好きになった人なの。女でも男でも。その人が好き」

「うん、トモコさん大好き。ワカコもね、『トモコ先生大好き』っていつも言うよ」

そう言ってまたキスする。

二人でちゃんと裸になって、シャワーで洗いっこした。
普通に服を着て、朝ご飯を食べて、あたしは授業があるから大学へ。

ノリコさんはレズなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
二人っきりでいるときだけのお姉ちゃんゴッコだけど、結局いつもセックスする。
セックスしているときはレズのカップルと同じなのかもしれない。

ノリコさんはうんと恥ずかしい言葉を言わせられたり、恥ずかしいことをされたり、させられたりすると感じるタイプだ。
あたしは心のどこかがホントは冷静でそういうノリコさんを観察してるところもある。

そして彼女も娘も本来はマジメで人を想いやる気持ちを持った、優しい人たちなのだ。

しかし・・・しかし。
悪いわけではないけど、二人とも“本人はマジメなのに、傍目にはどうしても面白くなってしまうタイプ”なのだ。

母娘の家は一軒家で少し古い形の造りだ。
縁側があってガラスの違う扉と雨戸があって、そこを全部開けると風通しがいい。
初夏の頃、母親が洗濯物を外に干して気分良く天気も良くて、縁側で足の指の爪を切っていたそうだ。
片方ずつ立て膝で屈む姿勢だからワンピースの母親のパンツが生垣の隙間からでも丸見えだ。

学校から帰ってきた娘が笑い転げながら「ママ!ちょっとママ!パンツ丸見え!キャハハハハ!」と大声で言った。
外の道を歩いていた人たちも何事かとギョッとしただろう。
母親も輪をかけて大声で、「今日は紺色なの!」と近隣に聞こえる大声で叫んだ。
そういうことを言っているんじゃない(笑)

夏休みのある日、3人で映画を観に行こうと話がまとまり、あたしが二人の家に行くと娘だけいない。
あれ?と思って訊くと、娘の友達が部活のバスケの練習中、足首を捻挫してしまったそうで、ワカコちゃんは付き添って整形外科に行っているという。

「帰る前に電話するね、って言ってた。お昼ごはんは暑いけどオデンにしようと思ってたから、先に食べよう」と話していると固定電話が鳴った。

ディスプレイの番号を見たノリコさんが、「あー、アキコかあ・・・職場の友達。別にいいんだけど話が長いんだよこの子・・・どうしよう?」と言う。

「別にいいじゃん、出てあげてよ」

「ちょっと話長いけど、じゃあ待っててねトモコさん」

・・・すると確かに長い(笑)

他愛もない内容なのはだいたい自分も女として判るけど、やっぱり長い(笑)
ボーっと待ってるのもいい加減飽きて退屈しているとノリコさんが電話の横のメモ用紙に、「ごめん、なんでも好きなことしてていいからまってて」と書き殴った。

ノリコさんはとても字が綺麗だけど、こういうときは小学生の男の子みたいな字になるからおかしい。
「まってて」の後に、何か記号みたいなのが書いてある。

(なんだろう?)とあたしは思った。

小学校の社会科で習った地図記号の『工場』だろうか。
あたしはしばらく考えた。
そして考えた挙句、これは『お尻の穴』のことだと一人合点した。

そしてこのメモは、「あたしのお尻の穴になんでも好きなことしていいから」という意味だと『解読』した。

(なるほど、それなら遠慮は要らない)とあたしは思って、ずっと話し込んでいるノリコさんのチノパンを脱がしてパンツも下ろした。

ノリコさんは必死に笑いを堪えているけどされるままに脱がされている。
ピンクの半袖のボタンダウンシャツがとっても似合っててカワイイが、お尻が丸出しでいるノリコさんはマヌケだ。

あたしが指差して笑うジェスチャーすると、ノリコさんも笑って「もう、やめてよ」の意味で手を振った。
でもやめない(笑)

あたしはノリコさんの手を曳いてリビングのソファに連れて行った。
美人でスタイルが良くてもコードレスの子機を持って下半身ハダカのまま連れ歩かされるノリコさんはやっぱりマヌケだ(笑)

あたしはまた笑いながら、ノリコさんを四つん這いにさせてソファの座面の上に手を置かせた。
それでも平然と電話しているノリコさんは、やっぱり大物だ。

あたしはノリコさんの形のいいキュっと締まったお尻を両手で掴んで、広げた。
ソフトやってるからなのか、ずっとソフトを続けてきたからなのか、あたしの掌は大きい。

ノリコさんもワカコちゃんも「手、大きい。素敵」って言って、少し照れたような表情で掌を重ねてくるときがある。
あたしの全部の指の第一関節より下に、二人とも掌が収まってしまう。
あたしはバナナみたいだなって自分の大きい手がイヤなときもあったけど、羨ましがられることもあるんだなと思うと嬉しい。
そんなあたしの手で掴まれて拡げられて、ノリコさんのお尻の穴もオマンコもよく見える。
あたしはゆっくり口を近づけて下の方、つまりクリトリスの側から小陰唇の合わせ目を舌でなぞって舐めて、膣口のまわりを舌をゆっくり回しながら舐めた。

ノリコさんは姿勢こそ動かさず逃げないけど、時折ビクっと背中と肩が震えて電話で話している声が上擦る。

相手に訊かれたらしくノリコさんは、「うん、ちょっとシャックリしかけて、うん」と誤魔化している。
いったんあたしが舌を離すともう透明な液が溢れて糸をひいて垂れ始めている。
その液を舌で掬うように受け止めるとそのままあたしはノリコさんのお尻の穴の周囲を、汁を塗るように舐め回した。

ノリコさんはあたしの舌から逃げるような動きでビクっ、ビクっとお尻を緊張させる。
がっちり両手で掴んでいる左右のお尻をさらに広げる向きで力を入れて、お尻の穴に舌を突き立てるように刺激を繰り返して、また周囲をくるくると舐める。

ノリコさんはグッと口を一文字に結んで、「ごめん、クシャミしそうになった」と電話の相手をまた誤魔化している。
あたしは自分の唾液をノリコさんのお尻の穴に垂らした。
そして十分、柔らかくなった感触を確かめると右手の中指を肛門に宛てがい、ゆっくりゆっくり挿入していった。

抵抗できないノリコさんは上半身の力が入らないらしくソファの座面に顔をもたれされるように体重をあずけ、それでも平静を装ってオシャベリしている。
あたしは中指が肛門に根本まで入った右手でお尻を押さえ、今度は左手の人差し指と中指と薬指を揃えて、ねじが回転して入ってゆくようにノリコさんの膣に一気に挿入した。

熱くて粘っこい汁がたっぷり溜まっていたオマンコに3本の指が勢いよく入ると、押し出された粘液がチュッと音を立てて溢れて、トロリ垂れて床に落ちた。
ノリコさんは声を出さず必死にゆっくり息をして、その合間にやっぱり必死に普通を装って相手と話している。

あたしは肛門に入ったままの右手の中指と、オマンコに入った左手の三本の指をゆっくり、右、左、右、左・・・と、時計の10時と2時が往復するような角度で何度も繰り返し動かし、肛門の中指は第一関節を少し曲げて直腸の内側を刺激してオマンコの指の感触がわかるような位置で短く出し入れを繰り返した。

一瞬、膣の側の指が押し戻されるような感触でオマンコの奥が膨らんで、また戻るような動きをした。
指の出し入れで膣の中に入った空気がクチュ、と可愛い音を立てて外に漏れる。

そしてまた膣の内側のふくらみが元に戻るような感覚が指に伝わったそのすぐ後、ノリコさんはものすごい勢いで大量の潮を吹いた。
シャーっという音がしてソファの置いてある床にみるみる潮の水溜まりができる。

ノリコさんはビクっ、ビクっ、と背中を弓なりにしならせ、子機を持っている手を握り締め、反対の手はソファの肘掛けの部分をきつく掴んで肘をブルブル震わせている。
それでもあたしは容赦しない(笑)

肛門の側の中指とオマンコの側の中指を膣壁と腸壁越しに擦り合わせる。
それぞれの指の腹がエッチな皮膚ごしに感触を確かめあう。
向きを変えてあたしの指から逃げようとするノリコさんをさらに抑えて、オマンコからいったん3本の指を抜いて中指だけを思い切り曲げて膣の上側手前、少し膨らんだ感触のわかるあたりで指の腹を振動させるように刺激する。

あたしが自分の膣を自分で触ってわかっていたけど、ノリコさんもその部分にGスポットがあるのだ。
尿道口からさらに勢いを増して液が吹き出して止まらなくなる。

潮はオシッコとは違う。
あたしの感覚で言うと薄い涙、薄い汗みたいなものだ。
でも潮吹きの最初は尿道に残ってるオシッコを押し出してくるらしく、その時だけはやっぱりオシッコの色と匂いがしているけど今は違う。

ほとんど透明だし匂いもない。
ソファの土台の幅木に勢いよく汁が当たって撥ねる。
すごい量だ。

ノリコさんは首も支えられなくなり頬をソファのクッションにあずけ目を瞑ったまま力なく「うん・・・」とか「へえ・・・」と言っているだけだ。

そして「またね・・・じゃあね」とやっとのことで言って通話の「切」ボタンを押した。
ぐったりと向きをかえてあたしを恨めしそうに、悲しそうな目で見て「女の子座り」で見上げる。

ちゃんと自分が大量に出してしまって床にたまった潮のところをよけて座っているのが可愛い。

「イジワル・・・お姉ちゃんのイジワル。あたしが電話してて声も出せないし逃げられないのわかってたんでしょ、イジワル。何度もイッちゃったよ・・・抱き締めて。チューして」

ノリコさんは立ち上がるとえーん、と泣いてあたしに抱きついて、また泣いた。

「気がヘンになっちゃうかと思った・・・どうしてお尻にまでエッチなことするの・・・あたし、あの、まあ、お尻って初めてだから不思議な感じだったけど」

その後は黙った。

「気持ちよかった?」

「・・・うん・・・」

消え入りそうな声で言った。

「最初、どうなることかって思ったよ・・・自分でもこんな・・・こんなにジャブジャブ、恥ずかしいおツユが出ちゃって信じられない・・・もうヤダ」

「でもさ、『お尻の穴に好きなことして』って、ノリコさんがメモに書いたじゃん」

「え・・・メモ?そんなこと書いてないよ。あたしが書くわけないよ・・・」

そう言ってメモ紙を掴んであたしに見せる。

あたしは・・・。

「ほら、これ、最後のところにお尻の穴の画が描いてあるじゃない。これお尻の穴、でしょ?」

ノリコさんは膝から崩れて両手でバタバタ床を叩いて転がって笑った。

「もうヤダヤダ・・・ヤダトモコさん・・・なんでこれがお尻の穴に見えるのよ・・・これ“太陽”、『おひさまがぽかぽか』の絵だよ。っていうか、そのつもり・・・」

あたしは文末に書かれた『おひさま』の絵を、お尻の穴と勝手に思い込んでいたのだった。

笑いすぎて息ができないノリコさんは手足をジタバタさせてまた笑い転げる。
あたしはそんなノリコさんが心の底から可愛くて愛おしくなって、まず自分から着ているものを全部脱いだ。
ノリコさんもちょっとウットリした表情でボタンダウンを脱ぎブラを外す。
お互い裸同士になって抱き合って何度もキスをする。

ノリコさんの長い舌があたしの口の中であたしの舌と絡まって、二人の唾液が口の端から垂れる。
カーペット敷きのリビングの床でシックスナインの形(女同士でもそうかな?)になって、またノリコさんのオマンコを思いっきりしゃぶって、舐め回す。
ちょっと酸っぱくてちょっとしょっぱい、薄い涙みたいなオマンコを音を立てて吸って味わった。

「もう・・・トモコさん・・・あたしもトモコさんのオマンコ舐めたい。トモコさんのエッチな汁、あたしにもちょうだいね。お願い」

「うん!」

あたしもノリコさんの顔に跨がるように、オマンコを押し付ける。
ノリコさんの整った高い鼻筋はあたしからは見えないけど、その鼻梁にぴったり、開いたあたしの小陰唇が被さる形になっているのが判る。

ノリコさんの舌があたしのクリトリスを舐め始めると、電気のスイッチがついたり離れたりするみたいにあたしもビクっ、ビクっと背中が反るほど感じて声が出てしまう。

「もっと舐めてね。エッチにして、お姉ちゃんのことも気持ちよくしてね。一緒にイクんだよ・・・」

「うん・・・」

あたしのオマンコにノリコさんの声が響いて伝わってくる。

でもワカコちゃんが帰ってくる前にビショビショに濡れた床を拭いておかなきゃな、と思うけど、もう自分の目の前のノリコさんのオマンコがエッチで可愛くて、もう他のことが考えられなかった。

女×女

Posted by Small Stone River