高校時代に片思いしてた女の子とのほろ苦いセックス

純愛・青春

高校生の時、片思いしていた女の子がいた。
当時青臭かった俺は彼女に告白する勇気もなく、その恋は自然と終わってしまった。
そして高校卒業して8年後、片思いしていた女性と偶然、行き着けのバーで再会した。
そのバーの店員が彼女の恋人の前の職場(居酒屋)の後輩だったらしい。
俺は別の店員と友人だったので、1人でよく独りで飲みに行っていたのだが、その彼女も恋人と一緒に、ちょくちょく遊びに来ていたそうだ。

でも再会した時、彼女は独りだった。
ひとしきり昔話などしていたのだが、ふと「なんで今日は独りなの?」という話になった。
恋人が地方の店舗(居酒屋チェーンの正社員だったので)に転勤になったとのこと、自分は諸般の事情からそこまで一緒に行けない。
結果として別れることになった。
今日はヤケ酒を飲みに来た、と彼女は語った。
その日は、「まぁ人生色々さ~!」などと二人で盛り上がり、何事もなく別れた。

しかしその日から不定期ではあるが、彼女がその店に独りで現れるようになった。
俺もかなりの頻度(ほとんど毎日)で、その店に足を運んでいたので、おのずと彼女と頻繁に飲むようになった。
一緒に飲むと言っても、毎回他愛もない話をしながら時間を過ごし、そのままお互いの帰路に就くという日が幾日も過ぎていった。

彼女との関係が変わったのは、ある日の会話の中で、「俺、高校の時、◯◯(彼女の名前)のこと、結構好きだったんだぜ~」と漏らした事がきっかけだった。

それまで彼女は俺のことを偶然会った単なる同窓生としてしか見ていなかったのかも知れない。
でも、その一言から急速に俺と彼女の関係が変っていった。
今まではその店でしか会えなかった彼女が、休日のデートの誘いに応じるようになった。
デートと言っても映画を観たり、動物園に行ったりという、まるで子供のデートのようなものだったが。

相変わらず、「飲む時は例の店で」が二人の間の暗黙のルールのようになっていた。
彼女に言わせると、彼氏(別れた)の後輩が居る店なので安心して飲めるとのことだし、俺にしても元々行き着けの店なので、特に異論を挿む余地もなかったのだが、結果としてそれまでの状況(飲んだらバイバイ)からの進展も無かった。

だがある日、まったく急に彼女の方から、「違う店で飲もうか?」という話になった。
いつもの静かなバーとは打って変わった騒がしい居酒屋に飲みに行くことにした。
その日彼女は、珍しくかなりの量を飲み、酔っていた。
そして、俺の家に行ってみたいと言った。
その日、彼女は見たいTV番組があって、今から家に帰ったのでは間に合わないから、飲んでいた場所から近い俺の家でTVを見させて欲しいと。
だから俺の家に行きたいと言った。

じゃ、俺の家で飲み直しながらTVでも観ようという事になり、初めて彼女が俺の家を訪れた。
観たいTV番組が始まるまで、まだ少し時間があったので、家にあった缶ビールを飲みながら他愛もない話をした。
俺はその時、ガチガチに緊張していた。
自分の部屋で二人きりで、片思いの彼女と飲んでいるという事実が、まるで俺を初体験で慌てふためく童貞中学生のようしていた。
ソファーベッドに腰掛けていた彼女は、「眠くなってきちゃった」と、いつしか身体を横たえていた。
どのくらいの時間、そんな彼女を見つめていたんだろう?
俺の脳裏では、高校の頃の彼女と目の前で寝息を立てだした彼女が、いつしかオーバーラップしていた。

高校卒業の時、一度だけ彼女を単車の後ろに乗せた事がある。
クラスの女子の間で、卒業記念にクラスメイト全員の寄せ書きを書いてもらうというのが流行っていた。
自分で用意した色紙に自分に向けて一言書いてもらい、記念にするという事だったらしい。
クラスの女子のうち、十数人がそれをやっていたらしく、俺の所にも十数枚の色紙が回ってきた。
彼女もそれをやっていたのだが、色々な行き違いがあって、卒業前に彼女の色紙は俺の所には回ってこなかった。
卒業し、大学に入るまでの春休みの時、他のクラスメイトから電話が入った。

「◯◯(彼女)がさ~、俺君とアタシの寄せ書きを書いてもらいそびれたっていうのよね~、だからこれから◯◯と一緒にアタシの家、来てくれない?」

ちょうどその時、やることもなく暇をしていた俺は、二つ返事で引き受けた。
早速彼女の家に電話をすると、家のそばまで迎えに来てほしいと言うので、当時まだ車を持ってなかった俺は、タンデム用のメットを腕に通し、逸る気持ちを抑えて彼女の家まで向かった。
約束の場所まで行くと、彼女は既に待っていた。
その時まだ子供だった俺は上手く彼女に接することが出来ず、ただぶっきらぼうにメットを手渡し、「乗れよ」としか言えなかった。

そこから目的地まで、時間にして20分足らずだっただろうか?
片思いの子を後ろに乗せている嬉しさや照れ、でも自分の気持ちを伝えられない葛藤などの色々な感情がごちゃ混ぜになり、俺はただひたすら単車を飛ばした。
彼女もただひたすら、俺にしがみついていた。
背中に伝わる暖かさや柔らかさが、一層俺を狂わせたような気がした。
無我夢中で単車を飛ばし、目的のクラスメイトの家に着いた時、彼女がボソっと一言、「怖かった」と言った。
その一言に、どう返事をしたらいいのか解らなかった俺は、「早く用事済ませようぜ」と、今考えると、どうしようもない返事をしたことを覚えている。

クラスメイトの家で、俺も寄せ書きを書いた。
彼女とクラスメイトは卒業以来の対面だし、同性同士ということもあって、近況を話し合ったりして楽しそうだった。
やる事の終わった俺は、手持ち無沙汰になってしまったので、「じゃ、俺はもう帰るよ」と、その場を後にしようとしたが、彼女が「え?帰っちゃうの?送ってくれないの?」と俺を引き止めた。
本当はとても嬉しかったのだが、心とは裏腹に、「かったりぃ~な~、1人で帰れるだろ~」というような言葉を吐いてしまったように記憶している。
だがクラスメイトの子も、「送ってあげなよ~」と俺に彼女を送ることを勧めたので、表面上はしぶしぶ送ってやるような素振りを見せながら、実は喜んでいた俺だった。

ひとしきりの談笑が終わり、時間も遅くなったので帰ることになった。
彼女に怖かったと言われた事もあったので、帰路は飛ばさないよう気をつけて帰った。
彼女を家の近所まで送り、別れる時に何か気のきいた台詞の一つでも吐こうかと思っていたのだが、結局ロクなことも言えず、「じゃ、バイバイ~」と手を振って、去っていく彼女の後ろ姿を見送ることしか出来なかった俺だった。

彼女の寝顔を眺めながら、そんな事を思い出して感慨に耽っていた。
あの時は、まだ俺も青かった。
だが今も、状況は大して変わっていないように思えた。
彼女が、二人きりで俺の部屋に居る。
しかも俺の目の前で寝息を立てている。
そんな事になっているというのに、俺はただその寝顔を見つめるだけで、何も出来ないでいる。
普段だったら女を家に連れ込めば、即押し倒す俺だというのに。

別にいい人を演じようと思っていたワケじゃない。
正直、怖気づいていたんだろうと思う。
いつの間にか自分は高校時代の自分になっている。

何も出来ぬまま、ただ時間が過ぎていった。
俺の脳裏では、目まぐるしく色々な考えが浮かんでは消えていった。
女が男の部屋で二人きりで酒を飲み、そのまま寝込むという事はどういう事か?
ただの友人だったら、そういう事だって有り得るかも知れない。
しかし彼女は、俺の気持ち(好意)を知っている。
だとしたら、彼女も俺に抱かれることを承知しているのか?
いや、それは俺の勝手な妄想かも?
もしここで、下手なことをして彼女に嫌われでもしたら!?
頭の中で、否定と肯定がグルグルと繰り返し、無限ループから抜け出せなくなっていた。

その膠着状態から抜け出すきっかけになったのは、TVから流れ出した聞き覚えのある曲だった。
彼女が観たいと言っていた番組のオープニングテーマが流れてきたのだ。

(あぁ、これで彼女も起きてTVを観て、今日はバイバイだな)

ほっとした気持ちと残念に思う気持ちが複雑に入り混じった。

そして彼女に、「おい、TV始まったぞ!」と声を掛けた。
彼女は、「うぅん・・・」と声にならない返事を返してきたが、一向に起き上がる気配は無かった。
俺はもう一度声を掛けたが、今度は返事すら無かった。
立て続けにニ、三回彼女の名を呼び、TVが始まった事を告げたが、彼女からの返事は無かった。
仕方なく俺は、彼女が横たわっているソファーベッドの所まで行き、すぐ側で彼女の名を呼んで起こそうとした。
耳元で、「お~い、◯◯~TV始まったぞ~観ないのかぁ~?」。
それでも彼女は起きなかった。
意を決した俺は、彼女の肩に手を掛け、抱き起こすようにしながらもう一度、声を掛けた。
しかしその時、まったくいきなり、彼女が俺の首に両手を回し、俺にキスをしてきた!

俺の頭は真っ白になった。
というより一種のパニック状態に陥り、思考停止状態になっていたのだろう。
俺の首に抱きついてきた彼女に引き倒されるように、俺はそのまま彼女に覆い被さった。
しばらくそのまま彼女と唇を合わせていた。
どのくらい、そのままで居たのか?
ただ重ねていただけの彼女の唇が開き、彼女の舌が俺の唇を押し開いた。
それがキッカケとなり、俺の中で何かがキレた。
今までの鬱積していた感情や欲望が堰を切ったように溢れ出した。
俺は無我夢中で彼女の舌を吸い、彼女もそれに応じた。
夢中でキスを交わしながら、彼女のシャツを捲り上げ、ブラを外した。
168cmの長身で一見細身に見えた彼女の胸は、予想外に大きく感じた。
その胸に唇を這わせ、小振りな乳首を口に含んだ。
俺の耳に、彼女の切なそうな吐息が聞こえた。
その吐息が一層俺を熱くした。

あの時、背中に感じた胸に、今、口づけをしている!!
あの胸が、俺の手の中で震えている!!

俺は貪欲なまでに、その感触を堪能した。
彼女の吐息は、いつしか喘ぎに変わっていた。
彼女の胸に溺れながら、俺は彼女の下腹部へと手を這わせた。
スリムジーンズのボタンを外しファスナーを下げ、下着の上から彼女の女性に触れた。
俺の指先に触れた薄い布地は、既に温かい湿り気を帯びていた。
その布地の上を指でなぞるように幾度か往復させた後、意を決し下着の下へと手を滑らせた。
俺の指に直に触れた彼女の女性自身は、十分過ぎる程潤っていた。
俺はそのまま指を進ませ、彼女の中に分け入った。
彼女の喘ぎが大きくなっていった。
俺の唇は彼女の胸を離れて、彼女の白く引き締まった腹部へ、そして腰へと移動していった。
彼女の全てにキスをしたい。
俺は彼女のジーンズを脱がすべく、一旦彼女から指を抜き、ジーンズに手を掛けた。
だがスリムのジーンズは、なかなか脱がせなかった。
その時、さりげなく彼女が腰を浮かし、その作業に協力してくれた。
彼女の協力もあり、ようやくジーンズを腰の下まで下ろせた。
きつめのジーンズだった為、図らずも下着まで一緒に下ろしてしまった。

目の前に、彼女の下腹部が露わになっていた。
先程指先で感じていたのだが、初めて見た彼女の下腹部の体毛は、まるで産毛のように薄かった。
興奮が頂点に達していた俺は、そのまま一気に下着ごとジーンズを脱がし、彼女の女性自身に口づけをした。
彼女の潤いが、俺の唇を濡らした。
俺は丹念に、丁重に、唇を合わせていった。
彼女の下腹部の唇に・・・。
一度、彼女の女性に口づけを交わし、更に俺は唇を下に這わせていった。
適度に弾力を湛えた内腿、細く白い脹脛。
足の指、一本一本にまで丹念にキスを繰り返した。

そしてまた、除々に唇を上に這わせ、再度彼女の女性にキスをした。
先程は挨拶程度だったが、今度はディープキスを。
左右の唇を交互に口に含むように軽く吸い上げ、溢れ出る潤いを舌で掬い上げるように。
そして優しく、女性の芯部を吸った。
いつしか彼女の喘ぎは悶え声に変わり、彼女の両手は俺の頭に添えられていた・・・。

そして俺も着ている物を脱ぎ捨てた。
彼女の女性自身は、俺自身を受け入れるのを待っているかのようだった。
今すぐにでも、俺自身をそのまま彼女に埋め込みたい衝動に駆られたが、ほんの少し残っていた理性がブレーキを掛けた。
俺が身体を離した時、彼女は一瞬『?』という表情を浮かべたが、俺がソファーベッド隣の引出しから取り出したモノを見て、納得したらしく黙って俺の準備を待っていた。

準備が整い、再度彼女に身を預けていくと、また最初の時のように首に手を回し、キスを求めてきた。
俺はキスを交わしながら、俺自身を彼女の入り口に宛てがった。
そしてゆっくりと、彼女と繋がっていった・・・。
俺自身を包み込む彼女の体温が、まるで体中、いや髪の毛一本に至るまで広がっていくような錯覚にとらわれた。
これ以上進めないというくらい深く、彼女の体内まで侵入した時、彼女が俺の耳元で深く大きい溜息のような吐息を漏らした。
ずっとこのまま、彼女を抱き締めて繋がっていたいと思った。
このまま時間が止まればいい、とさえ思った。

彼女の速い息遣いが、伝わってくる。
俺はその息遣いに応えるように身体を動かした。
初めはゆっくりと。
息遣いが喘ぎに変わっていく。
喘ぎに合わせ、速度は増していく。
いつしか彼女の身体も、俺の動きに合わせるかのように律動していた。

喘ぎが大きくなっていく。
俺の息遣いも速くなっていく。
お互いの性をぶつけ合うかのように激しく身を躍らせる。
彼女の身体が反り返っていく。
俺は狭いソファーベッドの上で、精一杯の衝撃を彼女自身にぶつけていく。
彼女の喘ぎが、短い悲鳴に変わる。
弓形に反った彼女の身体が、一瞬ビクン!となった瞬間、声にならない声を上げ、立て続けに痙攣を繰り返した。
そして彼女の身体は、急激に力を失って、ぐったりとした。

片思いだった彼女とのSEX。
高校卒業以来、思い出として諦めていた彼女との偶然の再会。
妙にツッパって、ロクに話も出来なかった高校生時代。
そんな彼女が今、俺に抱かれて絶頂を迎えている。
俺は有頂天になっていた。
最高の気分だった。

だがまだ、俺自身は終わりを迎えていなかった。
ソファーベッドの上の不安定な体勢では、俺自身を満足させられるような動きが出来なかったからだ。
俺は十分に動きが取れるように体勢を変えようと身を起こした。
そして彼女と目を合わせた時、何故か彼女の瞳から大粒の涙が零れていた。
俺はすぐには、その涙の意味を理解出来なかった。

「どうした?」と、問いかけた。
彼女は消え入るような声で、「ゴメンね・・・」と、答えた。
その答えに更に俺は戸惑った。

「だから、どうしたんだ?」

暫しの沈黙の後、彼女はこう答えた。

「ゴメン・・・。もう、離れて・・・」

何も出来ず、何も言えず、ただ固まっている俺に向かって、今度はしっかりと強い口調で言った。

「お願い!もう、止めて!!」

零れ落ちる涙を拭おうともせず、両手で俺の胸を激しく突き放した。
そして半ば強引に、俺達の繋がりは解かれた。
俺には何が起こったのか理解出来なかった。
たぶんその時の俺は、呆然と彼女を見つめていたんだろう。
そんな俺の視線を避けるように背中を向け、彼女は無言で身支度を始めた。
ただ時折、すすり泣きだけが聞こえた。

身支度を終えた彼女は、俺に背を向けたまま一言、「家まで送って・・・」と言った。
そしてお互い無言のまま、彼女の家に向けて車を出した。
道中、お互い無言のままだった。
彼女は俺と目すら合わせようとしなかった。
そして、あの卒業後の春休みに彼女を送り届けた、あの場所に着いた。

「着いたよ」

その一言に、聞きそびれそうなくらい小さな声で、「アリガト」と一言だけ答え、彼女は車を降りた。
そして、そのまま走り去っていった。
俺は彼女が見えなくなるまで、その場所を離れられなかった。

翌日、俺は彼女に電話を入れた。
話してくれないかもしれないとは思ったが、どうしても涙の意味を聞きたかった。
だが、電話ということが幸いしたのか、彼女はぽつりぽつりと語りだした。

彼氏を忘れる為に、独りで飲み歩いていたこと。
彼氏と別れた寂しさを紛らわせる為に、俺と付き合っていたこと。
俺とデートをすればするほど、彼氏とのことを思い出してしまっていたこと。
俺に抱かれて、彼氏のことを吹っ切ろうと思った。
でも、抱かれている最中にも俺と彼氏を比べている自分に気付いてしまったこと。
彼氏とは、嫌いになって別れたワケじゃない。
今でも大好きだということ。
そして、そんな気持ちで俺に抱かれて、彼氏にも俺に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまったと。
そして涙が止まらなくなってしまったと。

電話口で彼女は何度も、「ゴメンね、ゴメンね」と繰り返した。
そしてこんな気持ちのままじゃ、俺とは付き合っていけない。
自分のことは忘れてくれと言った。
忘れられないなら、憎んでくれてもいいと言った。

「こんなの私のワガママだよね。ゴメンね。ワガママ言って」

そう言いながら電話の向こうで彼女は泣いているようだった。

「ワガママな女でゴメンね。ゴメンね・・・」

泣きながら同じ言葉を繰り返していた。
彼女の正直な気持ちを聞き、俺ももう吹っ切るしかないと悟った。
そして俺は、最後の強がりを言った。

「俺が、惚れた女のワガママの一つや二つ、聞けない男とでも思ったか?もう、気にするな。今まで楽しかったよ」

俺が聞いた彼女の最後の言葉は、「アリガト・・・」だった。

あれから十数年が経つ。
きっと彼女も、もう俺の知らない誰かと結婚して、人の親になっているかも知れない。
たまに友人と酒を飲んだりしている時に、笑い話のようにこの話をしてしまう。
大体のヤツが、「そりゃ、オマエのSEXが彼氏より下手だったから見切られてフラれたんだよ~」と言って笑い飛ばす。
俺も実は、そうじゃないかと思う時もある。
もしそうだったとしても、俺は彼女に騙されていたい。
一生、甘い感傷として忘れずにいたい。

いや、忘れようとしたって忘れることは出来ないだろう。
生涯で一番、ほろ苦いSEXの想い出として。