生徒からウザがられていた家庭科のタカノ先生

純愛・青春

これは俺が高校2年の時の話。

俺が通っていた高校は、地域でも有名なダメ高校だった。
でも専門一次っていう普通の受験より少し前に行なわれる入試が設けてあって、それだけは倍率がとても高く、あまりに学力が低い場合は難しいというもんだった。
俺は一応、その一次ってので入学した。
だから生徒の気色も、ヤンキー紛いと、そこそこ真面目にやってる奴とに綺麗に分かれる・・・そんな学校だった。

正直、楽しいとは言えない学校生活。
でもそんなクソ状況を一変させるものがあった。
それは・・・俺がある女の先生に興味が湧いたということ。

その先生は家庭科の教師だった。
(俺が入ったのは服飾科のような系統で、男女問わず裁縫などの授業がある)

当時はまだ26歳で、教師の中ではかなりの若い先生。
他にいた年中スッピン女の教師とは違って、いつも嫌味のない自然なメイクをしていて、柔らかそうな長い髪をいつも後ろで一つに束ねている髪形がトレードマークだった。
スタイルもそこそこ良くて、胸も結構大きい。
一般的に見て美人と言える先生だった。

授業を受け持ち始めた当初から、ヤンキーどもの噂にも上り人気があった。
でもその人気は長くは続かなかった。
理由は、先生の授業にあった。
優しそうな見かけとは裏腹に、とても性格がキツく、不真面目な生徒には容赦はしない。
話し方も少しぶっきらぼうで、いつも教師らしからぬラフな服装や雰囲気から、体育科の教師と見間違えてしまうような先生だった。
少しばかりの憧れを抱いていた生徒達も本性を知り、瞬く間に引いていき、その先生のことも『ただの口うるさいウザい先公』という認識をするようになった。

しかし・・・、俺だけは違っていた。
そんな激しいギャプの持ち主の先生を更に興味深く思い、さらには惚れてしまっていた。

それから俺は先生にできる限りのことをして接近していった。
まず家庭科の授業は必ず真面目に受けるようにした。
それと、実習前の用具の準備や教材運びなども進んでするようにした。
そんな小細工が通用してか、先生はとても俺に友好的になってくれた。

「2組(俺がいたクラス)はちゃんとしない子ばっかで仕方がないクラスだけど、アンタだけは偉いね」と言われた時は、至福の喜びを感じた。

でも俺は一つだけ先生に騙しの行為をしていた・・・。
俺は裁縫(手縫いやミシンの実習)が全くダメな生徒を演じていた。
本当は男の割には裁縫はそこそこ得意だった。
なぜそんな事をしたか?
元々そんなに器用じゃないため、最初は確かに上手くいかなかった。
すると授業中に終わらない場合は居残りをすることになる。
それはつまり、授業以外で先生と触れ合える・・・それに味を占めてしまったからだ。

クラスの連中のほとんどはテキトーな奴らでみんな居残りのはずだけど、そんな物にヤンキーたちが大人しく顔を出すわけもなく・・・いつも先生と二人きりになれていた。
授業中は上手くいかないクセに、居残りの時にはなぜか上手くやれる俺に先生は、「やればできるじゃんッ♪頑張って!」と肩を優しく叩く。
そんな先生に俺は、「授業の時より先生が近くで見てくれてるから頑張ってできるんッスよ・・・」なんて軽いアプローチ的なことを言うと、マジに照れて笑う表情がさらに想いを強くさせた。
先生とはその放課後の居残りをきっかけにだんだん親密になっていった。
部活が休みの時は、先生の仕事(準備室の片付けとか)を手伝うようになったりもしていた。

ある日のこと、4時間目が終わり、昼休みに入ってすぐに俺のケータイへ先生からメールが入った。
(この頃になると、お互いのケータイの番号とアドレスを教えあっていた。ホントは駄目なことだったんだろうけど・・・)
メールには、『家庭科準備室においで』とだけ書かれていた。
俺は不思議に思いつつ、初めての先生からの呼び出しに少しドキドキしながら学食へ向かうのを止め、先生のもとに向かった。

準備室に着くと、先生はどこからかもう一つ机を出し、俺を座るように促す。
そしてトートバッグから何かを取り出した。
・・・二個のお弁当だった。
恥ずかしそうな様子を悟られまいと、必死で平静を装ってる先生がなんか可愛かった。

先生「いつも助けてくれてるでしょ?そのォ・・・お礼よッ。ほら、食べよ!」

俺は嬉しくてたまらなかった。
そして夢中でお弁当を食べた。
その味は・・・どんな高級料理にも勝る、温かくて優しい美味しさに満ちていた。

先生「う~ん♪やっぱ男子は食べっぷりがいいねッ!こんなに綺麗に食べてくれ・・・作り甲斐があるよ」

空になった弁当箱を片付けながら、先生が嬉しそうに言った。
この時、俺の中の先生に対する気持ちはもうピークに達していた。
俺は背中を向ける先生の手を後ろからそっと握った。

先生「ッ!?どうしたの?」

ビックリした先生はすぐに俺の方に向く。

俺「タカノ先生・・・もう気付かれてると思うけど、俺、先生のこと、好きです。教師としてだけじゃなく女の人としても好きです・・・」

そう言って先生を見つめると、無言で目を逸らされてしまった。
でも俺はかまわず続ける。

俺「でも先生、俺は付き合って欲しいなんて思いません。だってそんな事したら、大好きなタカノ先生に迷惑かけてしまいます。でもせめて、俺の気持ちだけ、知ってやってください・・・」

俺はそれだけを言って、先生の手をそっと離した。
すると先生はそっと俺の頬に手を当て、「うん・・・ありがとうね・・・」とだけ言った。

それからまた先生とはいつも通りの状態が続いた。
それとお弁当は週に何度か作ってきてくれるようになった。
しかし、さすがに友人達も怪しみだした。
だって急に俺が学食へ行かなくなったのだから。
言い訳に困ったが、最近は一人で食べたい時が多いとか、微妙なことを言ってはぐらかしていた。

そんな日々が続く中、ある事件が起きた。
俺は部活を少し早めに切り上げ、先生のいる準備室に向かった。
部屋のドアを開けようとしたが、何やら話し声が聞こえた。
俺は気になり、ドアを少しだけ開けて中の様子を覗いた。
先生といたのは体育科のマスダだった。
マスダというのは教師の中で一番嫌われていると言っていいほどのウザい先公で、特に女子からのウケは酷いもんだった。

“自称・熱血教師”といった感じで、「自分は生徒の思っていることはなんでも分かる」とかほざいたこともあるとかないとか・・・。
体育大学上がりの体力バカ丸出しのただのクソ野郎、それがマスダだった。
俺は気になりつつも廊下で大人しく待っていた。

しばらくして、ふと準備室からタカノ先生の声が聞こえた。
なにやら穏やかな声ではなかったような気がした。
俺はすかさずドアの隙間を覗く。
タカノ先生は何やらマスダに文句を言ってるように感じた。
するとマスダはあろうことか、いきなりタカノ先生の肩を両手で強く掴み出した。
タカノ先生は必死で嫌がっている。
俺の中でフツフツと何かが煮えたぎってきた。
そして思いっきり準備室のドアを開けてやった。

俺「おい・・・何やってんだよ、アンタ」

睨みつける俺をマスダはキツネに化かされたような顔で見ていた。

俺「タカノ先生、嫌がってんじゃねぇのかよ?」

マスダ「いっ、いや!別に俺は・・・うはははは・・・」

誤魔化すように笑うマスダの顔に俺は強烈な嫌悪感を抱いた。

俺「出ていけよッ!俺、タカノ先生に質問あって来たんだよ」

そう言うとマスダは血相を変えて準備室を出て行った。
タカノ先生はその場でへたり込んでしまった。
余程恐かったのか先生は震えていた・・・。
俺はすぐに先生に「帰ろう」と促した。

電車通勤の先生を駅まで送る。
でも気になって別れられない・・・。
結局、自宅まで送らせてもらうことにした。

初めてお邪魔するタカノ先生の家。
先生は大学の時に田舎から出てきてからずっとこちらで一人暮らしをしていると聞いていた。
帰り道・・・、先生と何を話せばいいかわからず、俺自身もずっとだんまりになってしまっていた。
でも、先生の手だけはずっと握っていたのを部屋に着いて気がついた。
自宅に着いたらようやく先生も落ち着いたらしく、コーヒーを入れてくれた。
なんとなく気まずい雰囲気の中、俺の方から口を開いた。

俺「先生、さっきのあれ・・・なんだったんですか?俺・・・なんにもわからないから・・・」

先生「うん・・・マスダ先生がね、今度の休みに野球見に行かないかって言ってきたのよ。でも私、野球とか興味ないし・・・それにマスダ先生ちょっと苦手なの。で、断ったら、『あなたの為にチケット取ったんですよ!』とかすごい勢いで言われてね」

俺は無言で頷く。

先生「それで・・・私もちょっとムッとしちゃって、『勝手なこと言わないでください』って言ったら、『人の気持ちをなんだと思ってる!』とか言って、ガッと掴んできて・・・」

そう言って俯く姿を見て、いつも凛々しい先生が、少しの衝撃で壊れてしまいそうな、か弱い女の人に思えた・・・。
そんな先生の姿を、俺は見ていられなかった。
いつも生徒の前で凛とした姿でいるのに・・・。
そんな事を考えているうちに、俺は先生をそっと抱き締めていた。
先生は一瞬ビクッとしたけど、すぐに俺に身体を委ねてきた。

俺「先生・・・ココは学校じゃないから・・・こういう事してもいいですよね・・・?」

先生の身体の温もりを感じながら耳元でそう呟いた・・・。

俺「怪我とかしなくてホントによかったです・・・一応、先生を守れてよかった・・・」

すると先生は俺の目をじっと見つめて・・・。

先生「ふふっ・・・人が弱ってるからって・・・生意気なこと言うんじゃないのッ・・・」

そう言ってキスをしてきた。
少しびっくりしたけど、俺はドキドキしながらキスを受け入れる。
やがて先生は俺の口の中に舌を入れてきた。
どうしていいかわからず、俺はただされるがままだった。
すると先生はふと口を離した。

先生「もしかして・・・初めて?」

俺「はい・・・キスも・・・初めてでした」

確かにその通りだった。
当時、女の子と付き合ったりしたことはあったけど、まだキスをしたり、ましてやセックスの経験なんてなかった。
なんだか恥ずかしくなってしまった俺を、先生は優しく抱き締めてくれた。

先生「ふーん・・・◯◯君(俺)って大人ぶってる割にはそんな可愛いとこあったのね。一人くらいは経験あるかと思ってた」

先生は少しいたずらっぽく言った。

俺「やめてくださいよ・・・俺はタカノ先生しか好きな人はいません」

そう言って再び先生に抱きついた。

先生「もう・・・この子は・・・。ホントに初めて、私でいいの?」

俺「ハイ・・・先生がいいです・・・」

先生「わかった・・・。じゃあ・・・ベッド行こうか・・・」

先生に手を引かれ、俺は隣の部屋の寝室に入った。
先生の寝室は、女の人特有の化粧品のようなシャンプーのようないい匂いがした。

先生が俺に下着姿になるように言う。
俺は学ランの上下を脱ぎ、カッターシャツとトランクス姿になった。
先生もジーンズとロングTシャツを脱ぎ捨てて、下着姿になる。
初めて見る先生の裸寸前の姿・・・。
頭が弾けそうなほど興奮して、股間が熱くなっていた。
服の上から見えていた通り、やはり先生は胸が大きかった。
巨乳とまではいかないけど、丸くて形がよく、柔らかそうだった。
そんな先生の身体に見惚れていると、ベッドに座る俺に先生が跨がってきた。
先生は俺の手首を掴んで、自分の胸に押し付けた。

先生「ほら・・・実はね、私も結構ドキドキしてるのよ・・・。身体熱いでしょ?」

確かにタカノ先生の肌はお風呂上がりのようにホカホカしていた。

先生「ほら、胸触ってみてよ・・・」

先生に促され、俺は先生の形のいい胸をそっと揉んでみた。

先生「ンッ・・・」

先生は小さく声を出した。

先生「ふふッ・・・ホント優しい子だね。そんなに遠慮しなくてもいいよ。もう少し力入れてみて・・・」

言われるがまま、俺は少しだけ力を入れて全体を撫でるようにしてみた。

先生「ンンッ・・・うん。そんな感じ・・・。すごくいいわ・・・」

先生はすぐに息を荒くした。
すると俺の股間に手を伸ばし、トランクスの中に手を入れて刺激してきた。
俺はすぐに胸を触るどころじゃなくなってしまい、先生の身体にしがみついてしまった。

先生「すごく硬くなってるね・・・。触ってるだけで手が熱くなってくるわ」

先生はゆっくりとした手つきで俺のモノを刺激した。

先生「よし、んじゃ寝転んで。何しても抵抗しちゃダメだからねッ」

そう言って先生は俺のトランクスを脱がせ、アソコに舌を這わせてきた。

俺「・・・ッッ!!」

俺は全身に鳥肌が立ち、震えてしまった。
でもだんだんと気持ちよくなっていき、抵抗する気などさらさら無くなった。
すると先生は一気に俺のを口の中に入れて、激しく動かし始めた。
すぐに、自分でする時とは格が違う射精感が襲ってくる。

俺「先生ッ・・・もう口離してくださいッ!でッ、出そうですから!早くッ!」

そう言って腰を引こうとする俺をガッシリ掴んで、先生は構わず口で扱き続ける。
結局、先生の口の中で果ててしまい、意識が飛びそうなくらいイッてしまった。
先生は俺が出したモノを一度口に溜めて、驚くことに飲み込んでしまった。

俺「先生ッ・・・そんな・・・汚いですよ・・・」

先生「ううん・・・私のこと好きだって言ってくれる子のなのよ。汚くなんてないわ」

そう言って先生は、まだ息の荒い俺をまた抱き締めた。
しかし俺も男だから、先生を気持ちよくしてあげたい。

俺「先生・・・今度は俺にさせてください。ブラ取っていいですか?」

先生「あら・・・ふふっ。いいよ・・・乳首舐めてくれる?」

俺はAVの見様見真似で先生の乳首を口に含み、軽く舌を動かしてみた。

俺「先生・・・痛くないですか?」

先生「うん。全然大丈夫よ。気持ちいいわ」

俺の未熟な責めにも、先生は色っぽく反応してくれた。
すると先生は俺の目を見つめて言った。

先生「私、もう入れたい・・・。どう?また大きくなった?」

先生の胸を堪能しているうちに、俺のは再びガチガチに大きくなっていた。

俺「ハイ・・・また立ってきました・・・。でも先生、俺・・・コンドーム持ってない・・・」

先生「私、今日は大丈夫だから、そのままでいいわ。でも今日は特別よ。これからは絶対ゴム付けるようにしようね」

そう言って先生はニッコリ笑った。

『これからは・・・』

その言葉に、タカノ先生はずっと俺と居てくれるのだと感じ、愛しい気持ちでいっぱいで先生と身体を重ねた。

俺は、火傷しそうなほど熱い先生の中で激しく動いた。
先生は一度たりとも俺の身体を離さなかった。
そして、俺は先生の中で果てた・・・。
それからしばらくの間抱き合い、眠りに落ちてしまった。

次の日、俺はタカノ先生と時間をずらす為、少し早くに先生のマンションを出た。
そして何食わぬ顔で、学校では教師と生徒として顔を合わす。
それがなんか不思議な感じでおかしかった。
でもタカノ先生は妙な素振りは一切見せない。
いつものようにヤンキーどもを怒り飛ばしていた。
やはり先生は大人だ・・・そう思った。

昼休みになると、以前の通り先生の所に行った。
いつもの通り、机に座ってなにやら書き物をしていた。

先生「あら、いらっしゃい。ふふっ・・・なんか今日は授業中ドキドキしたわよ。別にバレたりしたわけじゃないのにね」

先生はいつものように明るく笑った。
この日から、俺と先生はなんとか関係を隠しながら学校生活を送った。
もう高校を卒業して3年経った今でも先生と付き合っている。

今ではもう『タカノ先生』なんて呼ぶことはなくなったから、これを書いてる時は少し懐かしかった。
でもたまにセックスしている時、冗談で「タカノ先生」なんて呼ぶとマジで恥ずかしがるのを楽しんだりして、仲良くやってます。