俺の初めては母ちゃん、母ちゃんの初めては俺[第4話(終)]
〔体験談投稿者:Small Stone River 様〕
母ちゃんが妊娠して、出産の予定日がはっきりした時点で母ちゃんは勤務している大学に産休の申請を出した。
職場の人は母ちゃんが「息子と2人暮らし」だということしか知らない人が大半だ。
当然、水面下で大騒ぎとなり、「父親は誰か」というウワサ話と憶測が光の速さで大学中をかけ巡ったらしい。
母ちゃんは一度も結婚したことはなく、妊娠も出産もしたこともない。
母ちゃんは俺の父ちゃんの従姉妹であり、俺が「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼んで接していたのは俺の父ちゃんの叔父さん叔母さんなのだ。
だから俺と母ちゃんに血のつながりはあるが5親等、法律の上なら結婚もできる。
母ちゃんが20歳上だが(笑)
だから母ちゃんが俺の子供を産んだとしても、母ちゃんと俺がそれでよければ何も問題もない。
世の中にそうはない話だとは思うけど(笑)
職場の人たちが恐る恐る、というかそれとなく母ちゃんに「あの・・・生まれてくる赤ちゃんのお父さんは・・・?」と訊いたらしい。
「お腹の子の父親ですか?ああ、それはあたしの息子です」
母ちゃんは平然と言ってのけた。
母ちゃんのことだから、どうせそんな感じだろう、と俺も思っていた(笑)
当然、さらに大騒ぎ、というか・・・。
「Sさん、自分の息子の子供を妊娠しちゃって産むらしい」
「えっ?近親相姦で妊娠?!」
「ええっ?そうすると生まれてくる子からしたら父親が兄でもあるってこと・・・?」
と、まあ当然の反応があった。
眉をひそめる、というかあからさまに嫌悪感を表す人、気味悪がる人もいたそうだ。
まあ、それはそうだろう。
大学でもほんの一握りの人たちだけは俺が母ちゃんの家の養子である事情を最初から知っていて、慌てて「幼い頃に相次いで両親が亡くなった親戚の子をSさんが引き取って・・・」と、母ちゃんの後ろをついて回って説明につとめたそうだw
俺の父ちゃんは大学のとき山岳部で、雪山で遭難し行方不明になった後輩たちの捜索のとき雪崩にあって死んだんだけど、その山岳部員の一人の父親がたまたま、母ちゃんの勤める大学の理事になった。
母ちゃんと俺の話を耳にして「もしかして・・・」と母ちゃんに秘書課から問い合わせがあった。
母ちゃんは「ああ、そうです。あたしのイトコだった人がその雪崩で亡くなりました」と屈託なく話した。
それで学内報の理事就任の挨拶の文面にその話を談話という形でさりげなく書いてくれた。
まあそれの効果か(笑)『近親相姦で出来ちゃった子を産むらしい』という、根も葉もない・・・完全に根も葉もない、わけじゃないが、憶測とウワサ話も収まったらしい。
まあ、誰がどうウワサしても俺は平気だし、母ちゃんは元々平気だ(笑)
その騒動は収束したけど、それはそれでやっぱり「長年、親子、息子として接してきた男の子と・・・」と、表だってではなくても言う人はいるにはいた。
もし俺が大人で(笑)職場でそんな女性がいたら多少は奇異に感じるかもしれないし、「まあ、そんなこともあるかもな」と思うかもしれない。
人それぞれだ。
それはいいとして、母ちゃんと俺と、生まれてくる子は、戸籍の上でどうするのがいいか。
四の五の考えるのが面倒臭かった母ちゃんは、通勤のとき駅のホームから見える弁護士事務所の看板を見てそのままそこに行って事情と経緯を話した。
弁護士さんもかなり珍しがったらしいが、そこで色々教えてもらい、「実子である母ちゃん(長女)と養子である俺(子)は結婚もできる」し、その場合は母ちゃんと俺、つまり夫婦の戸籍が新たに作られるのも知った。
面白いのは、たまたまではあるが俺が引き取られた家は父ちゃんの叔父さん、俺から見たら父方のお祖父ちゃんの弟の家、その娘が母ちゃんだから、俺は養子になっても自分の姓が変わっていない。
そして母ちゃんと夫婦になっても、姓はそのままである。
自分のことながら、俺は面白い人生を送っているなと思うと感慨深い(笑)
母ちゃんと俺は婚姻届けを出して、法律の上では夫婦になった。
母ちゃんは「なんだこんな紙きれ1枚・・・」と言いながらサラサラと書いていたが、「あっ、何これ、保証人?」と言って笑った。
そんなこと俺でも知っていたが、母ちゃんは初耳だったらしい。
俺が逆に「成人なら二人、誰でもいいんだよ」と教えた。
さっそく、母ちゃんの長年の友達(笑)、カジガワさんに頼む算段を電話すると、カジガワさんの家にはたまたま、カジガワさんの妹が遊びに来ていた。
話すとふたつ返事で署名してくれるという。
その妹も「えー、なんかステキ。外国のおとぎ話みたい!」と言っていたそうだ。
俺も母ちゃんもおとぎ話というガラではないがw
ぬかりなく準備し婚姻届を役所に持っていったのは母ちゃんだが、係の人に「この方(俺のこと)の生年月日はこれで合っていますか?」と何度も念を押されたそうだ(笑)
それはそうだろう。
書き間違いと疑われても仕方ない。
女性の方が20歳上なら。
法律の紙にどう書いてあっても、俺が母ちゃんを親と思えば親、俺が子供だと思えば子供だ。
法律で夫婦になって、母ちゃんが俺の子を産んだとしても母ちゃんは俺の母ちゃんであり続けるだろう。
そして生まれた子が俺を父と思えば父、兄みたいなもんだと思えば兄、他人だと思えば、実の父だって他人なのだ。
「自分の世界には自分だけがいる」といつも思う癖のある俺にとっては、いい意味でどうであってもいい。
それでも、「どうして自分なんかがこの世に生まれてきたんだ」と、その子が思うことがあるだろうか。
そればかりはこの世に生まれ出てきて、自分の目と耳で世界を理解してくれないことにはわからない。
俺が母ちゃんにそう言うと母ちゃんはゲラゲラ笑った。
「いいじゃない、うんと若いお兄ちゃんみたいなお父さんと、おばあちゃんみたいな齢のお母さん、面白くていいじゃない、イヤならイヤでもいい。あたしはチコの子を産むのがうんと幸せでうんと嬉しい。自分が新しい命をこの世に送り出せるなんてスゴイ。その幸せをくれた子だもの、そう言って育てればいい。どっちみち親の役目なんてすぐ終わる。好きでもキライでもどうでもよくても、勝手に世界のどこかに行って勝手に生きればいいんだよ」
子供にとって、最高の親とはなんだろう。
人の数だけ答があるだろうけど、俺は「子供の存在すべてを自分の幸せ」だと思う親、だと思う。
子供が何になったら、子供が何を得たら、ではない。
「存在」そのものをそう感じることだ。
それなら、母ちゃんはもう自信たっぷりだろう。
俺は今ならはっきり解るが、母ちゃんは大好きで大好きでたまらなかったイトコのお兄ちゃん、つまり俺の父ちゃんだが、その人といっしょに生きる人生は叶わなかったし、その死にまで直面する運命になった。
母ちゃんが正しいとか間違ってるとかは、わからない。
わからないが、母ちゃんは最愛の人の息子である俺を「自分の息子」として愛して、「最愛の男」として愛して、その子を身ごもって自分が母になることを望んだのだ。
そんな女性は何百万人に一人、またはゼロ、かもしれないが、母ちゃんはそういう人生を選んだのだ。
そしてメチャクチャ幸せそうだ。
(それなら、何も悩むことも心配することもない)
俺はそう思った。
母ちゃんの背が高いからなのか、体型がそう思わせるのかわからないけど、もう安定期に入った今も、あまりお腹が目立たなかった。
俺が秋に祝日をはさんだ連休を使って実家に帰ると、母ちゃんが廊下のまがり角から顔だけ出している。
「チコ、お帰り!」
「母ちゃん、ただいま」
靴を脱いで母ちゃんを見上げた。
「はあーっはっはっはっは、これを見ろ!」
廊下の真ん中に勢いよく出てきた母ちゃんは両手を腰に当てて仁王立ちした。
全裸である。
形のいいオッパイと、お腹に赤ちゃんがいるとは思えない、締まったウエストとキュっとあがったお尻がわかる。
俺が高校生の頃、母ちゃんと買い物に行ったりすると、母ちゃんはよく俺と腕を組んで歩いた。
道ゆく人がチラチラ、母ちゃんと俺を見るのがわかったものだ。
母ちゃんが可愛かったからだろう、と今は思う(笑)
気がつくと、モサモサと鳥の巣のように濃く多かったオマンコの毛が妙に少なくなっている。
きっと、色々検診や診察のとき手間で、面倒くさがりの母ちゃんはきっと業を煮やして自分で剃ったのだろう。
「母ちゃん・・・ナニやってんの裸で。体を冷やすよ・・・」
「だって、赤ちゃんの入ってるお腹、見せたいんだもん。ホラホラ、見て見て」
背が高くて手脚が長い母ちゃんはやっぱり、妊娠している体型には見えない。
キュっと締まったウエストから膨らんだお腹は妊婦というより不思議な生き物みたいだった。
俺は両手を腰に当てたままの母ちゃんの前に膝立ちで、母ちゃんのお腹に顔を寄せた。
母ちゃんがゆっくり、言い聞かせるように言う。
「お腹の赤ちゃん、ホラ、父ちゃんだよ・・・父ちゃん。大好きな大好きな、あたしの息子。お腹の赤ちゃんのお父ちゃんだよ・・・」
母ちゃんはゆっくり俺の頭を撫でた。
「ねえ、すごいでしょ女って。人間ひとり、お腹の中で育てて産むの。スゴイなあ、って自分でも思うよ・・・」
母ちゃんがゆっくり、俺の両耳のあたりで顔を掌で挟む。
「ねえチコ、オッパイ吸ってみて。出ないけど・・・」
「うん」
俺はゆっくり母ちゃんのオッパイを吸った。
「赤ちゃん、産まれたらホントのオッパイ、チコにも飲ませてあげるよ・・・母ちゃん、本当の母ちゃんになれる気がする。チコの母ちゃん・・・」
「なに言ってるの。母ちゃんは最初から俺の母ちゃんだよ・・・」
「うん・・・でもさ、飲んでみてね。あたしのオッパイ、ね」
「うん・・・ほら、母ちゃんなんか着てよ・・・」
「チコ、セックスして」
「ダメだよそんな・・・赤ちゃんが・・・」
「あのね、産科の先生にちゃんと聞いたの。あたしの骨盤と今の子宮と、赤ちゃんの様子なら大丈夫だって。『セックス、普通にしてくださいね』だって(笑)ね、すごくセックスしたいよ。あたしの息子、世界一大好きなチコのオチンチンがあたしのオマンコに入って、その奥の子宮には世界一大好きな、あたしのチコとあたしの赤ちゃんがスクスク育ってるの・・・」
母ちゃんは俺のデニムとトランクスを脱がせた。
あっと思うと俺のチンチンを口にふくみ、フェラチオを始めた。
刺激ですぐ勃起してしまう。
「母ちゃんね、鏡でよくオマンコ観察してて気がついたの」
「何が?」
「母ちゃん女だから、クリトリスがあるけど、きっとそれは男の人ならオチンチンの先、なんじゃないだろうかって」
俺は思わず吹き出した。
たしかに発生学の上ではクリトリスは亀頭と同じルーツらしい。
鏡でオマンコを見ているうちに気がつく、っていうのが母ちゃんらしい。
「だからね、チコがあたしのオマンコとクリトリスを舐めてくれるみたいに、あたしがオチンチンの先を舐めてあげればきっとチコも気持ちがいいのかな、って思って」
まったくその通りだからピリピリ刺激が伝わる。
「ダメだよ」と言った手前「母ちゃんのオマンコに挿れたい」とは言えないではないかwそれでも俺もポロシャツを脱いで裸になる。
「チコ、後ろからして。入学式の日の朝みたいに・・・」
俺と母ちゃんが初めてセックスしたのは俺の大学の入学式の前の日、一人暮らしを始めるアパートの部屋だった。
生まれて初めて(笑)裸のまま母ちゃんといっしょのフトンで寝て、翌朝、入学式に出るためスーツを着ていた母ちゃんのスカートを捲りパンツを脱がせて、後ろから立ったまま母ちゃんとセックスしたときのことだ。
母ちゃんがよつん這いになって振り向いて俺を見た。
母ちゃんの肛門と膣口がよく見える。
オマンコはもう濡れて、溢れた液が垂れて光っている。
「母ちゃん、やっぱりセックスは心配だよ・・・それにさ、お腹の赤ちゃんに『オレのこと下からツンツン突っつくの、どこのどいつだ!』って怒られちゃう」
「えっ・・・チコ、男の子だって、なんで知ってるの?」
母ちゃんがオマンコを俺に向けたまま、意外そうな顔で振り向いた。
「いや・・・なんとなく。本当になんとなく、だよ」
「あのね、男の子なの。もう超音波の検査でわかってるの。あたしは知ってても知らなくてもいいけど、やっぱり訊いてみたら、男の子だって。もう画面でオチンチンがわかるの。男の子。きっと、うんと元気だよ・・・」
母ちゃんはニッコリ笑った。
「じゃあさ、チコ、オチンチン、ほんの少しだけオマンコに挿れてみて」
「少しだけ・・・こんな感じ?」
俺はチンチンの先、亀頭が隠れるくらいだけ、母ちゃんに挿入した。
「あっ・・・これだけでも感じるよ・・・気持ちいい・・・すごく感じやすくなってるの。ねえチコ、そのくらいの深さで・・・入れたり出したりできる?」
「うん・・・できるよ・・・俺もなんだか、先だけギュって掴まれてるみたいで・・・」
俺はそれ以上チンチンが奥に行かないよう、気をつけながら(笑)抜き挿しを繰り返した。
亀頭の先から首のうしろにヒリヒリした感覚が走る。
母ちゃんの肛門もひくひくと生き物のように動く。
「ねえ・・・チコ・・・あのね、精子が出そうになったら・・・あのね・・・」
また母ちゃんが振り向いた。
切なそうな、表情で息を大きく吐いたり吸ったりしながらひと言ずつ話す。
「射精するときに・・・あたしのお尻の穴に入れて、オチンチン。お尻の穴に射精して欲しいの・・・」
「母ちゃん、アナルセックス?いいの?」
「うん・・・してみたい。してみたいの。チコのオチンチン、母ちゃんのお尻の穴にもちょうだい・・・」
俺は母ちゃんの膣からチンチンを抜いた。
強く勃起したままの状態で、母ちゃんの肛門をゆっくり撫でた。
母ちゃんのオマンコの汁にまみれてすっかり滑らかになっているチンチンをゆっくりゆっくり、肛門から先に進ませてみる。
「母ちゃん、どう?痛かったりしない?」
「うん、全然平気。なんだか、不思議な感じでドキドキするの。母ちゃん、何もかもチコの物になりたい。そのまま、お尻でセックスして・・・」
ゆっくり、それでもオマンコよりずっと深くまで挿入して、ぎりぎり肛門の手前まで戻る。
繰り返すうちに母ちゃんの呼吸がせわしなくなる。
俺も、もう少しで射精する感じがわかる。
「ああチコ・・・感じる・・・お尻でも気持ちいい・・・すごい・・・オマンコの裏に響くの・・・あ・・・すごい・・・あっどうしよう・・・あ・・・チコ・・・早くちょうだい精子・・・は・・・やく・・・」
俺も射精がいちばん奥に届くように、最後の挿入を勢いをつけて突き差した。
母ちゃんの直腸に精液が流れこむ感じがわかるような気がする。
「母ちゃん、いま・・・射精してるよ」
「うん、うん、ちょうだい。たくさんちょうだいね精子。お尻に・・・あっ、あっ、ああ・・・」
最後は力なく消え入るように、母ちゃんの声が小さくなった。
同時によつん這いになっている母ちゃんの腰の真下あたりに、勢いよくしゃーっと液がこぼれて落ち始める。
「あ・・・出ちゃう・・・出ちゃう・・・あ、まだ出る・・・どうしよう・・・」
あっという間に水たまりのように、床に液が拡がった。
母ちゃんの肛門は、挿入する前と違って穴が開いたように拡がったままだ。
そこから射精した精液がすっと、ひと筋流れ出てくる。
俺はゆっくり母ちゃんの上体を支えてお尻を溜まった液を避けるように後ろにずらして、体育座りの恰好から横たわらせた。
「お尻の穴からオマンコまで、すごく気持ちよくて・・・あっ?って思ったら出たの。オシッコみたいに途中で止められないの。不思議だね。どうしてだろう?」
「母ちゃん、これオシッコじゃないよ。女の人の『潮吹き』だよこれ」
「え・・・そんなエッチなこと・・・あたしもにもできるのかな?」
俺は笑った。
「勝手になるんだよ、きっと。エッチで可愛くて、いいじゃん」
「あたし、生まれてくる男の子に教えてあげるんだ!母ちゃんと父ちゃんは、お互い大好きで大好きで、お前がお腹にいるときもセックスしてたの、って・・・」
「きっと、言わなくても母ちゃんがエッチなのは自然にわかるよ」
「本当?わかるかなあ?わかったら、ちょっと、恥ずかしいな・・・」
お腹にいる男の子が生まれる年に母ちゃんは40歳だ。
その子が年ごろ、思春期を迎えるのが中学生として早く見積もっても(笑)13歳、母ちゃんは53歳だ。
でもきっと、53歳の母ちゃんも今と同じようにスタイルがよく均整のとれた体つきで、今と同じようにカワイイだろう。
そして俺とそうしたように、自分が産んだ本当の息子と腕を組んで街を歩くだろう。
「ねえ、母ちゃん、今ちょっと思ったんだけどさ・・・」
母ちゃんは妊婦用のゆったりした下着と紺のブラジャーをつけ、Aラインのグレーのワンピースを着ながら俺を見た。
「なあに?」
なぜか母ちゃんはニヤニヤしている。
「あのさ、母ちゃん、俺と同じように・・・」
「いいの、わかってるなら黙ってて」
母ちゃんは俺の唇にキスして口を塞いだ。
「そうだよ・・・母ちゃんそう思ってるの。今からお腹の赤ちゃんに言い聞かせてる。本当に本当の、あたしのお腹から出てくる男の子、あたしが産んだ息子を母ちゃんが『男』にしてあげたいの。だからあたしね、ぜったい、ヨレヨレのおばさんにならないように頑張る。あたし自分でも不思議だけど、チコに『母ちゃん、可愛いね、きょうカッコいいよ』って言われるとね、職場で『Sさん、きょうなんだかとっても素敵ね』って言われるの・・・気持ちがそうなると変わるのかな・・・だから生まれてくる子の前でもカッコよくて可愛くいられるように。でもきっと『うるせーババー、気持ち悪ぃ』って言われるだろうな(笑)でもいいの。心の中の夢のままでもいい。あたし幸せだから。・・・大好きで大好きで愛してる、チコの子供を産める日が来るなんてそれだけで夢がかなったんだもん・・・」
俺の目を見つめる母ちゃんの瞳は、初めて俺を男にしてくれた日と同じように、やっぱりキラキラ輝いている。
俺は母ちゃんの背中を抱き締めた。
「愛してるよ、チコ」
母ちゃんはそう言って目を閉じて俺にキスした。
<完>

