女子刑務所内のオナニー事情

オナニー

刑務所や少年院ではマスターベーションは禁止されてます。
オナニーをすると懲罰の対象になります。
よく刑務所ものの映画とかマンガでも、そういう描写があるので、ご存知の方も多いかと思います。

とはいえ、男性の皆さんならばわかるとは思いますが、男が何年間もオナニーをしないというのは考えられません。
なので、隠れてシコってるわけですが、なんとも非人道的なルールですよね。
そしてこれは何も男性の刑務所だけに当てはまらず、女子刑務所、女子少年院においてもそうなのです。

<他人にバレる危険より性欲>
私自身、性欲自体が塀の中に入って強くなったような気がします。
多くの受刑者はただひたすら我慢するのですが、中にはこっそりオナニーしている人もいました。
場所はだいたい布団の中。
夜、みんなが寝静まっているときに、カサカサッ、カサカサッと音がしたら、誰かがオナニーを始めた証拠です。

独房でない限り、別の収容者と同じ部屋に住んでいます。
夜中は布団を敷き、みんなで寝ているわけですが、寝静まった頃を狙ってオナニーをするようです。

『他の人が、すぐそばで寝ているのにオナニーなんてするの?』

そう思うかもしれませんが、その心理は理解できます。
オナニーなんてものは、共同生活をしていたら必ずいつかバレます。
しかし1週間や数ヶ月ならば我慢できるかもしれませんが、下手したら何年もその状態・・・。
最後には羞恥心より、性欲が勝るのです。

私も学生時代に寮に住んでいたことがあり、同じ部屋で数人で寝泊まりしていましたのでわかります。
オナニーは同居人が出かけている時にするのが基本ですが、刑務所のように24時間ずっと一緒の状態だったら、夜にやってしまうのはわかります。

<トイレでのオナニー>
夜のオナニーでも足りない人は、免業日などにトイレでやっていたようです。
声を出すわけでもないし音もしないのですが、顔を見れば一目瞭然。
やはりトイレはオナニースポットとして重宝されるのでしょうね。
日本の場合、トイレは共同部屋の中にあると思ってたのですが、場所によっては別に設けられてたりするのかもしれません。

あと私が知ってる限りでは、部屋の中のトイレと、工場などで仕事中に行くトイレ(公衆便所のようなもの)があります。
部屋のトイレでなく仕事中などにトイレに行って、そこでしてるという話かもしれません。

ちなみに男性刑務所の話ですが、ある映画の中では共同部屋内のトイレでオナニーする描写もありました。
トイレと言っても、自殺防止のためにほとんど隠れてないのですが、それでも看守の目を盗んでしてました。

<オナニーの道具>
工場で、長々とトイレから出てこない人がいます。

「ああ・・・千佳ちゃん。さっき軟膏を持って行ったから、やってるんじゃないの?」

軟膏は各自、医務課から必要に応じて処方され、所持しています。
軟膏で滑りをよくしているのでしょう。
でも、オナニーに使えば『物品等不正使用』になって、やはり懲罰の対象になります。

この事を初めて聞いたときは、なるほどと思いました。
オナニーに対する欲求の強さが伝わってくる内容ですね。

<本当の密室は存在しない>
トイレは6つ。
巡回の職員が監視できるように、上部が素通しになっています。
職員だけでなく、他の受刑者にも見られてしまうから、立ってすることは出来ません。
少し屈むのでしょうね。

ある日、トイレから出てきた◯◯ちゃんの額に大きなたんこぶが出来ていました。

「イクときに体の力が抜けて、トイレの水を流すバーにぶつけた」

そんな噂がまことしやかに囁かれました。
先にも書きましたが、受刑者の自殺防止、逃走防止などの理由により、完全な密室は存在していません。
これは実家暮らしで、しかも自分の部屋を持ってない女の子のオナニー事情にも通じるところがありますね。
オナニーがバレない100%安全な場所はない。
しかし、それでもオナニーは止まらないのです。
懲罰の対象になっているのに、それでもオナニーをする女性は出てくるのです。

<オナニーの匂い>
匂いもオナニーがバレる原因でした。
賢い人は入浴日の前日にオナニーをしていました。
それは、あそこが愛液で汚れても、翌日にすぐに洗い流せるから。
しかしサル並みにハマっている受刑者は、ほぼ毎日のようにオナニーします。
それが強烈な悪臭を放つのです。

もう一つ。
入浴のあった日の就寝後。
みんなが寝静まった頃、膝を立てているような形に布団が盛り上がっていて、その中からカサカサという音がしました。
指が臭くならないように、この日を選んでいたのでしょうか。
入浴日は、いつもそうでした。

「またやってたね」

みんなも気づいてたみたいで、その子がトイレに行った途端に、その話題になりました。

オナニーをすれば、おのずと匂いが残ります。
刑務所は、お風呂は毎日ではないので、匂いは大敵です。
特に女性は匂いに敏感です。
他人のオナニーの匂いなんて、真っ先に気づきます。