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内科から小児科外来に応援に出たら…

2009/12/22 12:54┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者

「小児科の診療が崩壊寸前なので、内科としてパックアップに入ります」

内科部長のお達しがあった。
小児科医の退職があって、残った1人の小児科医にはできるだけ小児科に特化していただいて、
内科でもなんとかなりそうな子は内科で診る、ということになった。
まずは、中学生くらいから上の子や体格が大きそうな子は全員内科で診ましょう、
小さい子でも風邪のようなものなら内科で診るようにしましょう、とのこと。

そう言えば、一般的に15歳以上は内科でもよい、となっているけど、
15歳になったら絶対小児科にかかってはいけないわけでなし、
慢性疾患なんかある子供は小さい頃から診てもらった小児科の先生に
大人になってもずっと診てもらっていることもある。
内科で引き取れそうな患者さんは内科で診ていきましょう。
そういえば、私の外来は高齢者が多いから、10代の子なんてここ数年診てない。
最近の子はむずかしいっていうから気をつけなくっちゃ。

なんて思いながら外来をしていると
、さっそく小児科から回ってきた14歳の女の子の名前がカルテにある。
中学生。自分が14歳のはるか昔(ついこの間といいたいが)を思い出す。

私は中学生になって小児科を受診した覚えはない。
小学生高学年くらいから、風邪など引いても親が小児科受診なんかさせようものなら、
子供扱いだと恥ずかしく思ったものだ。待合室のちびっ子といっしょに並んでいるのが居心地が悪かった。
今から思えば、そういう自意識過剰なところが子供の証拠だったのかもしれないが、
受診程度ですら「小児科」ではなく大人の「内科」にこだわるほどの
「大人扱いへの渇望」というものが私自身を子供から大人に変えていったような気がする。
優しくしゃべりかけてくれる人当たりのよい小児科の先生に親を交えて診察してもらうより、
つっけんどんな内科の先生であっても「親抜き」で話をしたかった。

「今日はどうしましたか?」

私は努めてきちんと14歳女子に話しかけた。
正面を向いて、きちんと顔を見て、彼女を大人扱いしようとした。
でも彼女は両手をポケットに突っ込んだまま横を向いて居ている。

「ちょっと気持ちが悪いんです」

後ろに立った母親が答えた。

私はもう一度本人にむかって

「具体的に気持ちが悪いってどういう状態ですか? 
目が回るような、車酔いのように気持ちが悪いってことですか? 
吐きそうな気持ちの悪さってことですか?」

つとめて、彼女本人に向かって話しかけた。

眉間(みけん)に皺(しわ)をよせて横目でこちらをにらみつけると彼女はフンと鼻をならした。
ものすごく嫌そうな態度。およそ、こんな態度を人にとられたことはない。

「吐くことはないんですけど、朝気持ちが悪いんです」

母親が答える。

「おなかがすいている時に気持ちが悪いってことですか? 
何か食べると楽になるってことはありませんか?」

答えたのは母親だった。

「食欲はあるんですけど…すぐに気持ち悪くなるっていうか…」

私は母親と少女を見比べた。続けて母親がしゃべりだす。
少女に向かって私が質問する。少女は答えない。母親が答える。

私は誰と会話をしているのか? 少女本人はひとごとのようにいすに座っている。
母親は代弁者どころか、まるで本人になりかわって私と会話する。
私はかわいげのない人形=物を間にはさんで、母親=持ち主としゃべっているような感覚。

何よりも不思議だったのは、この状況を本人も母親も異様だとは思っていない様子だった。

「お母さん、この子14歳なんですから。私はこの子とお話ししたい。
さぁ、あなた、中学生にもなって自分の症状くらいちゃんと自分で医者に言いなさい。子供じゃないんだから」
私は努めて冷静に少女に向かって話しかけた。

14歳の少女に対する質問に母親がすべて答えてしまうので、母親を遮って子供に向かい合う。
少女はいやでしょうがないというように眉間(みけん)にしわを寄せて私を斜めからにらみつけた。
いわゆる「ガンを飛ばした」。その後いくらかの質問をしたが彼女はふてくされて答えない。

とうとう遮られていた母親がたまりかねたように再び口を開いた。

「あの、子供なんですから答えられないですよ」

私と介助についていたナースのYちゃんは思わず顔を見合わせた。

「子供だからってどういう事ですか? 私の質問が難しすぎて答えられないってことですか? 
ポンポン痛いのかなぁ? いつ痛いのかなぁ?って聞けばいいんですか?」

この時点で真田、かなり頭に来ています(半分以上は少女のぶしつけな態度に対してだけど)。でも、感情は出さず丁重に言い返した。

「子供なんですから、わからないし答えられないから私が答えているじゃないですか! 
  子供相手に質問したって答えられないですよ!」

わわ。母親も逆ギレ。3歳の子供だって「ポンポン痛い」くらい答えるのになぁ。子供、子供ってもう14歳なんだから。

一向にらちがあかないので、腹部の触診を終えて検査に行っていただく事にした。

「じゃあ、おしっこの検査と血液検査をさせてくださいね」

少女と母親は診察室を出て行った。

ナースのYちゃんが耳打ちする。

「先生、やっといた方がいいです!」

「何を?」

Yちゃんは意味ありげに目配せする。

「ふーむ。そうかなぁ…」

私はYちゃんのアドバイスに従い検査室に内線電話して、緊急検査項目を一つ内緒で追加してもらった。
同時にその結果を取りにYちゃんに検査室に走ってもらう。

その間、別の患者をこなしているとYちゃんが大きな目をまん丸にしながら戻ってきた。

「でたでたでたでたでたでた!」

妊娠反応陽性。

私はがっくりと肩を落とした。

「Yちゃん、本人だけ診察室に呼んでよ」

扉の向こうでYちゃんとお母さんのやりとりが聞こえてくる。

「じゃあお嬢さんは先生からお話があるから診察室に入ってくださいね」

「私もお話を聞きますけど!」。Yちゃんの声に母親が反発する。

「ああ、お母さんはその前にちょっとこちらでお伺いしたいことがありますのでぇ…。
先生からのお話はその後またお時間取りますからぁあ…」

うまい!さすがこの道○年のベテランナース。実に自然に子供と母親を引き離した。

部屋に入ってきた少女の顔を見ると私はひどく気まずかった。何もしゃべらない相手にどう説明するのか?

「あのね、○○さん。生理、順調に来ていたかな? 最後はいつだったかな?」

少女はものすごくいやそうな顔をする。なんでそんなことを聞くんだ?と明らかに抗議の意味を含めてにらみつけられた。

「今検査したらあなた、妊娠しているみたいなんだけど、身に覚えある、よ、ね?
  この気持ち悪いのは、胃腸が悪いんじゃなくてつわりだと思う」

「うっそ? まじ? やっば!」

少女の声を初めて聞いた。

親からはさんざんに子供扱いされていたし、
本人もそれを都合よく逆手にとって「子供」の殻の中にいたようだけれども、
起こっていることは「大人」な事実。

「いずれにせよ、これから産婦人科で診てもらわなくちゃいけないんだけど、
  だからお母さんに話をしなくちゃいけないんだけど、いいかな?
  私からお母さんに話をしましょうか? それとも自分でお母さんに言う?」

伝えている私も半分動揺している。

 しばらく時間がたったが少女はまた答えない。

「とりあえず、お母さんに話をしないとね。産婦人科のカルテを作らなくちゃいけないから
  受付もしてもらわなくちゃいけないし。先生から話をしていいかな?」

「勝手にすれば!!」

少女が怒ってどなった。その後、貧乏ゆすりをしていらいらして、
携帯電話を取りだして何やらメールをし出す。自分でもどうしていいのか、
どういう態度をとっていいのかわからないんだと思う。誰にメールをしているのか?
誰に何を相談するのか?

目前に起こった事態にどう対処していいのかわからずその場で適切な態度も行動がとれないこと、
その事実にこそ彼女が「まだ子供」だと感じた。

体は十分に大人になっても、心の成長が追いついていない。今時の子供…。

少女の怒鳴り声にYちゃんが飛んでくる。
その場の雰囲気ですべてを察したナースYちゃん。
こういう時は本当に頼りになる。

「はいはいはい、△△ちゃん、ちょっとこっちに来て私とお話しましょうね。
  先生は次の患者さんの診察があるからねぇ。お母さんは待合で待ってるからねぇ。
  心配しなくても大丈夫だよ。よく話し合おうねぇ」

Yちゃんは少女の肩を抱いて処置室の方へ連れて行ってくれた。

続いて母親が診察室に入ってくる。

「あの子ほんと、寂しがり屋なので私がいてやらないとだめなんです。
  今どこにいますか? 何か悪い結果が出ましたか?」

 にこにこしながら母親はいう。

「お母さん、お嬢さんの事ですけど…、妊娠されてます」

私は努めて平静にさらりと言った。事実を淡々と述べる、でもいい。

「正確な最終月経を教えていただけなかったのではっきりしませんが、
  気持ち悪い、吐き気がするというのは、いわゆる『つわり』かもしれません。
  とりあえず、一度産婦人科に受診いただいてから今度の事を考えましょう」

母親は何の話かわからない、という顔をしている。

「妊娠って誰がですか?」

「お嬢さんです」

「そんなはずありません。まだ子供ですよ」

「そんなはずありました。検査で陽性と出ましたので」

「誰の子ですか?」

「存じません。まだそこまでお話できていません。
  というか、私と直接話してくれなかったのは先ほどの通りですから、お話はできません。
  おいおいご家族から聞いてください。とりあえず、今日はこれから産婦人科へ受診していただきます。
  もう一度正確な検査をしてはっきりした結論が出たら、
  今後について少し担当医と話しあっていただく必要が…」

「なんで妊娠したんですか? 間違いじゃないですか?」

「それも含めてもう一度婦人科に受診していただいて、ちゃんと診てもらって…話はそれから」

「できちゃった婚をするんですか?」

「14歳ですからまだ婚姻はできないでしょう? それに今そういうこと話すわけじゃないですから」

「学校はどうすればいいですか? 産休を取るんですか?」

「産休って中学生なんですから…だから、今大切なのはそういう話じゃないですから」

「いやだわ。夫になんて言えばいいですか?
  近所の人になんて言えばいいのかしら?
  恥をかくのは私なのに…」

ちぐはぐな会話は動揺しているからとしても、私はなんだか気分が悪くなってきた。
この母親からはさっきから一言も娘の体を案じる言葉は出てこない。一言も。

「子供なのに産婦人科に行くなんてかっこ悪いじゃないですか。
  私が連れて行くなんて恥ずかしい。もう、そんなの自分でなんとかさせてもいいですよね?」

「自分でなんとかって。自分じゃなんともできないでしょう?
  今一番心細いのはお嬢さんなんですから、
  こういう時こそさっきみたいにお母さんがちゃんとついて行ってあげてください」

「でもそういう子の母親だと思われるのはいやですし」

(事実そういう子の母親じゃないか!という台詞がのどから出そうになるのを押さえて)

「お母さん! さっきからずっと子供扱いなさっていたじゃないですか?
  子供ですよ、ほんと、まだ精神は子供なんだから。お母さん、ついていってあげてくださいよ」

私は懇願口調になったが、母親は困った顔をしている。自分には関係ないことだと言いたげだ。

この母親にとって今最も興味のあることは「自分の立場」だ。
自分が「子供思いのよい母親」が演じられる内科には代弁のために同行しても、
「自分が親として恥ずかしい立場」になりそうな婦人科には同行したくない。
そんな気持ちがありありと伝わってきた。
この女の子は母親が気に入る時は子供扱いされ、
母親の意に反した時はこうやって見放されていたのかと思う。
あの子は子供扱いされながら、その実ずっと独りぼっちだったのかもしれない。

「いずれにせよ…、とりあえず婦人科へ回っていただきますね。
  じゃあ外の内科受付前で待っていてもらえますか?」

 私は力なく伝えた。重い気持ちでカルテに事の流れを記載しているとナースYちゃんが顔をのぞかせた。

「先生、私あの子といっしょに婦人科行ってきますから。ちょっとここ、あけますよ」

「あの子、何かしゃべった?」

「はい。少しだけど」

ありがと、Yちゃん。少しの間だけでもあの子の心のそばにいてあげてね。
 

小児科のバックアップのつもりで引き受けた14歳の症例が、
婦人科依頼になってしまってなんだか変な気分。
夏休みっていうのはいろいろな事が起きちゃうんだよなぁ。

外来も終わり、午後4時を回った廊下は静かだ。
自販機の前で缶コーヒーを飲んでいると向こうからナースYちゃんが歩いてくる。
Yちゃんと気安く呼んではいるものの、彼女はすでにキャリア○十年のベテランナースなのだ。

「ほ~い、Yちゃん、コーヒー飲む?」。飲みかけの缶コーヒーを振って声をかける。
  Yちゃんはにこにこしながら小走りに駆けてきた。

「今日はいろいろありがとね。コーヒーおごっちゃうよん。好きなの飲んでぇ」

「安っすいなぁ。じゃあ、このキリマンジャロブレンドを」

ボタンを押すとガッコンと缶コーヒーが落ちてくる。

「いやいや、感謝の気持ちは今後もお返ししますって。
  でもさぁ、ほんと、今日はありがとね。
  あなたに言われなかったら検査しなくて気がつかなかったわ。
  小児科から回ってきたんだもん、まさかそんな風には一向に思わなかった。
  なんでわかったの?」

「女の…カン!」

「私だって女だよぉ。なんかそれじゃあ私のカンが悪いみたいじゃん?」

「先生、カン、悪いじゃん?」

「……」

まぁ、確かに。絶句する私にYちゃんが笑う。

「そうだ。あの子、あの後何かしゃべってくれた?」

「お母さんと離れるとそこそこしゃべりましたよ。
  これから自分がどうしたらいいのか、どうなるのか、
  一番気になるのは自分でしょうから」

Yちゃんはいくらかの情報を教えてくれた。私ではとても聞き出せないような事まで知っている。

「あんた、うまいわねぇ~。どうやってそんなことまで聞き出したの?」

「ハートで接する」

「…なんか、それじゃあ私がハートで接してないみたいじゃん?」

「じゃあ、ハートで接してるの?」

「……」

ぶはははははは! 二人で笑いあった。

「いいんだよ、医者は頭と技術で接してちょうだい。変に感情込めないで冷静な方がいいよ。
  場合によっては厳しい話も医者から患者さんにしてもらわなくちゃいけないもん。
  今回のこういう情報は私みたいなのが上手に引き出せばいいんだよ。
  役割分担、役割分担。
  患者情報を引き出す、患者の心のケアをするなんて事は、誰が一番適切かなんて、
  その場その場でしかわからないじゃん?」

私はYちゃんのこういうところが大好きで、一番信頼している。
いちいち指示しなくてもその場の状況で自分の役割を瞬時に判断してくれる。
婦人科の診察についていってくれたのも彼女の瞬時の判断だ。
私は安心して彼女に任せる。

「婦人科はなんか言ってた?」と私。

「まぁ、あそこはある意味慣れっこですから。淡々と事務的に。
  それに今後どうするかは相手方のあることだからって今日は診察だけ」

「お母さん、半分パニックになってた。でも自分の体面だけを考えてって感じのパニックだったけど」

「本人は意外とけろっとしてましたけどね」。
  Yちゃんは遠くを見ながら言った。

「乗りかかった船っていうか、気になるからまた何かあったら教えてね」

「お母さんのケアは先生の仕事ですよ。私、あの手は不得意です」

「なんかそれじゃあ、あの手は私が得意みたいじゃん?」

「得意でしょう?」

「……」

Yちゃんとなら困難な症例も乗り切れるような気がしてくる。

医療の仕事は個々にモジュール化できるものではない。
誰がやってもよいこと、誰かがやればよいけど、厳重に誰の仕事と割り切れないものがたくさんある。
心のケアなんて最たるものだ。それ以外にもそういうことがとても大切な場合がある。
それを「私の役目ではない」と言うのは簡単だ。全員でやるのはちょっと嘘っぽい。
そうではなくて、「じゃあ、(この場合は)私がやっておきましょう」と対応できるかどうか? 
それが物事をスムーズに動かし、事故を未然に防いでいく。
ナイスサポート、ナイスフォロー。みんなでやってうまく回れば一番いい。
チーム医療とはそういうもの。明日も一緒にお仕事がんばりましょう。

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